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★★★  ようこそ 写真俳句の世界へ! ★★★

Wa☆Daフォトギャラリー  和田北舟の俳句  

2011年5月7日改訂

今 日

昨 日

♪水の宮・鎮守の森・栄華の墓所・想い川

水の宮・和風BGM TAM Music Factory

パノラマ写真(2000x1140)480KB 正月や裸神輿の競ひ合ひ   北舟

2001年7月16日制作

江ノ島をバックに海に繰り出した4基の神輿

江ノ島寒中神輿錬成大会(神奈川県藤沢市) 2006.01.15




 
 

 

 

 



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2006年4月23日(日)

 4月1日(土)、東京の桜は満開を迎え、絶好の行楽日和となったこの日、終日都内の桜の名所めぐりをした。
 

 

 

 

 最初は、東京港・日の出桟橋から600人乗りの水上バスに乗り、隅田公園まで、40分ほどの隅田川クルーズを楽しんだ。

大江戸の花は上野か隅田川

Ueno or Sumida river
is the vest
of seeing cherry-blossoms
in Oedo.

おおえどの はなはうえのか すみだがわ

 上流の隅田公園に着くと、公園は桜祭りの真っ最中。隅田川の両岸に植えられた桜が満開で、大勢の人々が桜を楽しんでいた。
近くの見事な桜の下で、きもの染洗組合の女性陣による帯結びの実演があり、多くの観客を集めていた。着物と桜は本当によく似合うことを再確認した。
 皇居北の丸の田安門の桜は、今年も見事な桜で、東京で私が一番気に入っている桜である。お堀の土手に沿うように伸びた枝が水墨画のように立派で、石垣やお堀の水に映えてとても見事だった。

濠に這ふ桜の枝の龍のごと

Branches of cherry blossoms
spreading low
along the moat
look like dragons.

ほりにはう さくらのえだの りゅうのごと

 「同期の桜」で有名な東京の護国神社に当たる靖国神社に行った。
 小泉総理の参拝問題で知られる靖国神社は、皇居の北西、千鳥ヶ淵のそばにある神社で、近代以降の国内外の事変や戦争で朝廷側か日本政府側で戦没した軍人・軍属などを慰霊・顕彰・崇敬などの目的で祭神として祀る神社である。

靖國のけふ咲く桜散る桜

Cherry blossoms
 bloomed today
at Yasukuni shrine
are
to be fallen.

やすくにの きょうさくさくら ちるさくら

 戦没者を祀る神社なので、制服を着用した旧軍人の姿が目についた。境内では「同期の桜」など、往時の軍歌を熱唱する人たちが大勢いたため、拝殿に向かう参拝者がなかなか中に進めず、大変な混雑だった。

桜橋東岸の見事な桜(隅田川/東京都墨田区)

桜橋東岸の見事な桜

拡大写真(1400x880)304KB

隅田川の千本桜を楽しむ人々(東京都台東区)

隅田川の千本桜を楽しむ人々

拡大写真(1400X1100)406KB

田安門東の牛ケ淵の桜(東京都千代田区)

田安門東の牛ケ淵の桜

パノラマ写真(1600x770)539KB

大きな菊の御紋のある靖国神社(東京都千代田区九段北)

大きな菊の御紋のある靖国神社

拡大写真(1400x1050)261KB

 

 



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2006年3月26日(日)

 筑波山(つくばさん)・偕楽園(かいらくえん)・百草園(もぐさえん)・吉野梅郷(よしのばいごう)の四箇所への梅の旅が完成し、本日発表した。

梅が香の沢たちのぼる筑波山

Scent of plums
rising
along the swamp
of Mt.Tukuba.

うめがかの さわたちのぼる つくばやま

 今年、長い冬のために梅の開花が2〜3週間遅れたが、その分とても美しく咲いてくれた。
 梅は、桜と並ぶ日本を代表する花で、古来より日本人の心を魅了してきた。

心字池梅爛漫のにほひたつ

Shinji pond,
Plums
in full bloom
are fragrant.

しんじいけ うめらんまんの にほいたつ

 長い冬を堪え抜き、春の到来を予告する梅は、寒さの中で開花する。派手な桜にないけなげさがあり、見飽きることがない。
 吉川英治と同じように青梅市を終の棲家と定めた筆者として、僅か4駅先の秩父多摩甲斐国立公園に梅の里があるのはとても嬉しい。梅は、これからも多くの人々に安らぎと喜びを与えてくれることだろう。
 あちこち旅をして梅の花を撮影して思うことは、平地の梅林は変化に乏しく、奥行きを十分に感じられないので、たとえ大量に植えられていたとしても、その素晴らしさを十分に感じ取ることは難しい。桜も同じことがいえる。
 せいぜい、目に入る数本の木の下で、ご馳走に舌鼓を打ちながら鑑賞するということになる。その点、山や谷に植えられた梅は立体的に鑑賞でき、スケール感が新たな感動を引き出してくれる。筑波山や吉野梅郷が人気が高いのは、変化に富んだ景観を楽しむことができるからである。

かほりたつ梅は吉野のおらが山

Fragrant plums
are on my mountain
of  Yoshino.

かおりたつ うめはよしのの おらがやま

 今回、パソコン・ソフトを使って2〜3枚の写真をシームレスにつなぎ合わせたパノラマ写真を多用した。そのお陰で、横長の画面に雄大な景色を思う存分再現することができ、大画面とあいまって、迫力ある作品ができあがった。
 また、オリンパスのビビッド・カラーにより、梅の華やかな雰囲気を思う存分再現することができた。

山道を登る観梅客(筑波山/茨城県つくば市)

山道を登る観梅客

拡大写真(1400x1050)437KB

心字池の梅の花(百草園/神奈川県日野市)

心字池の梅の花

拡大写真(1015x1200)KB

満開の東口付近(吉野梅郷・梅の公園/東京都青梅市)

満開の東口付近

拡大写真(1200x1100)468KB












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2006年3月19日(日)

 偕楽園・南門の近くに「南崖(なんがい)の梅」が咲いており、正岡子規の句碑が建っていた。
     がけきゅうに  うめことごとく  ななめなり
  崖急に梅ことごとく斜なり    子 規 
 いうまでもなく、南崖は南に面した崖(がけ)のことで、子規は急斜面の崖に咲く梅の木がすべて斜めに生えていることに野趣を感じたのだろうか。子規と並んで筆者の駄作を披露するのは気が引けるが、名園の梅を眺むれば、歌心も湧いてくるというもの。

南崖の梅いにしへの風雅かな

The plums
on south cliff,
of old taste.

なんがいの うめいにしえの ふうがかな

夏草や仏のおわす虎の穴

Summer grass,
Buddha dwells
in the tiger's dens.

なつくさや ほとけのおわす とらのあな

 1819年4月28日、虎狩りに来ていたイギリス人士官ジョン・スミスが、この高台から馬蹄形の切り立った崖に開いた穴の中に虎が隠れるように逃げ込むのを見て、アジャンタ遺跡を発見したという。

偕楽園・南崖(なんがい)の梅(茨城県水戸市)

偕楽園・南崖(なんがい)の梅

拡大写真(1400x1000)98KB

展望台からアジャンタ遺跡全体を臨む(インド)

展望台からアジャンタ遺跡全体を臨む

拡大写真(1400x1000)98KB



 
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2006年3月9日(木)

雪解風巻機山の修験みち  

Snow-melting wind,
An path for yamabushi
the itinerant Buddhists
of Mount Makihata.

ゆきげかぜ まきはたやまの しゅげんみち

 2月18日(土)4時起きして新潟県南魚沼市塩沢で開催された「第22回しおざわ雪譜(せっぷ)まつり」に出掛けた。

山伏の飛び散る飛沫雪解水

Melted snow
flying about
like a cloud of spray
from a body of yamabushi.

やまぶしの とびちるしぶき ゆきげみず

 しおざわ雪譜まつりは、22年前、町おこしのイベントとして塩沢町商工会が発起人となって始まったもの。塩沢町で生まれた江戸時代の文人・鈴木牧之(すずきぼくし)が書いた「北越雪譜(ほくえつ・せっぷ)」にちなんで「雪譜まつり」と名付けられた。

寒行の山伏印を結びをり  

Yamabushi the itinerant Buddhist
making symbolic signs
with his fingers
in the cold-water ablutions.

かんぎょうの やまぶしいんを むすびおり

 今回、最初に行ったところは、午前10時から始まる「山伏水行の儀」が行われる会場で、山岳修験道の霊山として知られる巻機山(まきはたやま 1967m)の登山口にあるC水と呼ばれる村落で、塩沢駅から車で15分ほどで着く。

 山伏の肌ほとばしる雪解水

Melted snow
gushing from the skin
of yamabushi
the itinerant Buddhist.

やまぶしの はだほとばしる ゆきげみず

 「山伏水行の儀」は、天台系の山伏である本山修験宗(ほんざんしゅげんしゅう)の巻機山萬学院(まきはたやま・まんがくいん)住職・田村昌法(たむらしょうほう)さん59歳が主催する滝行である。里山伏(さとやまぶし)と呼ばれる山伏は、新潟県と高知県にしか見られないという。
 滝行の指揮を執る最長老は、南魚沼市六日町(むいかまち)の快蔵院(かいぞういん)住職を務める雲尾(くもお)さん(75歳)。外気温-5℃の雪中行を前に、法螺貝が吹き鳴らされ、お祓いと祈祷が始まり、あたりは厳かな雰囲気に包まれた。

初春やマイナス五度の水の行

Early spring,
Cold-water ablutions
temperature
minus five degrees Centigrade.

はつはるや まいなすごどの みずのぎょう

 夜の百八燈大護摩の火生三昧*(かしょうざんまい)と同じ気持ちで滝行をするという萬学院昌法さんを先頭に、8人の行者が火生の滝に向かい、大勢のカメラマンや観客の前で寒中の滝行がはじまった。
*火生三昧:火渡り護摩のことで、天台修験の最大の修行。あらゆる災難を除き、諸願を叶えて招福する。
 最初に白衣を脱ぎ、越中褌一丁の裸形で滝に入った昌法さんは、足から清水を浴びて徐々に身体を冷水に慣らし、肩、首、頭頂と冷水を浴びていった。山伏の流儀で、頭巾(ときん)に脚絆を付け、藁沓(わらぐつ)を履いている。裸足では雪中歩行ができず、滝の中で滑って危ないという。
 みるみるうちにからだが赤くなり、見ているだけで厳しさが伝わってくる。手で印を結び、呪文を唱えて精神を集中することで堪え忍んでいるように見える。目を閉じず、カッと見開いているのが昌法さんの流儀のようである。
 後続の7人の若者は全員目を閉じていたので、特に印象に残った。滝行が終わったあと、焚き火で暖を取ったが、震えがきて止まらない人もいた。厳寒の滝行は終わってからが寒いという。気合いが抜けるからだろうか。

 護摩壇の紅蓮の炎雪解風                 

Snow-melting wind,
Bright red flames
on a holy-fire platform
for invocation.

ごまだんの ぐれんのほのお ゆきげかぜ

 午後4時40分、百八燈大護摩の主役を務める山伏一行は萬学院を出発。市内の目抜き通りで蝋燭神輿と合流し、午後5時10分に会場に到着。間もなく本日のメイン・イベントが始まった。
 霊峰・巻機山を背に、斎主・萬学院昌法さんが北方に置かれた祭壇に向かって開式の祈祷が始まり、最長老の快蔵院雲尾さんがマイクを持ち、簡明直裁な解説が流れるなか、大護摩の行が進んでいった。神力加持の法弓を持って生死の悪魔を破る法弓の儀では、四方へ破魔矢が放たれ、子供たちが福に与(あずか)るべく走り廻って矢を拾う光景が見られた。
 雪を踏み固めてつくられた巨大な護摩壇の中央にうずたかく積み上げられた生の柴木(しばき)に点火されると、白煙がモクモクと立ち上がり、やがて巨大な炎となって夜空を焦がしていった。寒かった会場も燃え上がる炎の輻射熱で凌ぎやすくなった。

 早春の千灯ゆらぐ越の里                 

A village of Niigata,
One thousand of candles
flickering
in early spring.

そうしゅんの せんとうゆらぐ こしのさと

 山伏たちは護摩壇の西に置かれた護摩木(ごまぎ)を火焔に投じ、一枚一枚心を込めて炊きあげていった。護摩木のあとは神札で、同じく護摩壇の西側に積み上げられた古いお札や達磨などが火の中に投げ込まれていった。
 山伏だけでは間に合わないとみえ、祭典関係者や一般の人たちが護摩壇に上がり、お炊きあげが続いた。護摩壇の巨大な炎と、その周りに奉納された千本を数える大きな蝋燭の炎とがあいまって、雪上の幻想的な光景が見事に演出された。

第22回しおざわ雪譜まつり(山伏滝行) 2006.2.18(土)

霊峰巻機山を望む登山口

霊峰巻機山を望む登山口

拡大写真(1600x1200)344KB

太陽を背に雪中の祈り

太陽を背に雪中の祈り

拡大写真(1400x1150)354KB

萬学院昌法さんの滝行

萬学院昌法さんの滝行

拡大写真(1200x900)168KB

印を結んで滝に打たれる昌法さん

印を結んで滝に打たれる昌法さん

拡大写真(1200x900)203KB

自然と一体になる・・・

自然と一体になる・・・

拡大写真(1600x1200)317KB

白煙を噴き上げる柴燈大護摩

白煙を噴き上げる柴燈大護摩

拡大写真(1600x1111)193KB

護摩壇で神札を炊きあげる山伏たち

護摩壇で神札を炊きあげる山伏たち

拡大写真(1600x1000)213KB

奉納された千本蝋燭

奉納された千本蝋燭

拡大写真(1600x1100)215KB



 
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2006年2月22日(水)

をさな児も褌しめる厄落

Exorcism,
An infant also wears
fundoshi loincloth.

おさなごも ふんどししめる やくおとし

 2月10日(金)愛知県稲沢市(いなざわし)に鎮座する尾張国府宮(おわり・こうのみや)で行われた裸祭りを取材した。

初春やはだかを飾る儺追布

Early spring,
Good riddance cloths
adorn naked bodies.

はつはるや はだかをかざる なおいぎれ

 国府宮のはだか祭は正しくは儺追神事(なおいしんじ)といい、毎年旧正月の13日に斎行される。なおい笹を奉納した裸男(はだかおとこ)たちが厄を落とすべく全裸の神男(しんおとこ)に触れようと揉み合う勇壮な祭りで、江戸時代の末頃から始まったという。

儺追笹褌衆の厄落

Good riddance bamboos,
Exorcism
by naked men
of fundoshi loincloth.

なおいざさ ふんどししゅうの やくおとし

 今年は9千人のはだか男と14万人の観衆が国府宮に押し寄せ、大規模な裸のページェントが繰り広げられた。

 初春やはだかで埋まる国府宮

Early spring,
Kouno-miya shrine
overflowing
with naked men.

はつはるや  はだかでうまる  こうのみや

 はだか祭は、参道入口の石鳥居前の交差点が最初の見せ場となっている。三方向からさまざまな「はだか連」がなおい笹を持って乗り込んでくる。
 ひとしきりパフォーマンスを終えた一行は、石鳥居をくぐり、参道に入る。町内神輿のように順番はなく、到着順に宮入するようだ。坂本さんのグループは午後1時と3時の二回、宮入をした。二回目の宮入でなおい笹を拝殿に納めた。この日奉納される笹竹は、大小あわせて100本ほどになるという。

厄落渦を鎮める手桶水

Exorcism,
Pale water
calming
the vortex of struggle.

やくおとし うずをしずめる ておけみず

 午後5時ころ、手桶隊が参拝して参道に引き返したあと、間もなく神男が参道に現れ、はだか男たちが「ワッショイ!」「ワッショイ!」と声を掛けながら一斉に神男に殺到してはだかの渦が生まれた。今年の神男は籤(くじ)で選ばれた津田敏樹さん(31歳)。神男の警護役は水谷光晴さん(40歳)。
 裸の渦が湯気をたてながら我々の前面に現れた。今回、楼門付近で待ちかまえていた坂本さんが神男に触れることに成功したという。 

 国府宮全裸の神に厄落

Kouno-miya shrine,
Exorcism
by touching
the naked God.

こうのみや ぜんらのかみに やくおとし

 神社の説明どおり、神男は怪我を防ぐために全身の体毛を剃り落として肌がツルツルしている。しかし、身体の所々に打撲傷や引っ掻き傷が生々しく刻まれており、まさに命がけの行である。

 

國府宮はだか祭 2006.2.10

町内を練り歩く

町内を練り歩く

拡大写真(1600x1200)423KB

なおい笹をよじ登る男

なおい笹をよじ登る男

拡大写真(1400x1050)338KB

手桶隊登場!(午後4時37分)

なおい笹をよじ登る男

拡大写真(1400x1050)354KB

濡れ鼠になって圧力に耐える男たち

濡れ鼠になって圧力に耐える男たち

拡大写真(1400x1050)227KB

第46回写真コンテスト 特選 真野宏平 「クライマックス」

全裸の神男

拡大写真(653x444)95KB

写真提供:尾張国府宮社務所




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2006年1月30日(月)

初春や江戸人来たる片瀬浜

Early spring,
Men of Edo era
have come
to Katase beach.

はつはるや えどびときたる かたせはま

 正月8日(日)、絶好の行楽日和となり、2年ぶりに湘南は江ノ島の片瀬海岸東浜に出掛けた。江ノ島寒中神輿錬成会は、藤沢鎌倉神輿連合会が主催するもので、藤沢・鎌倉両市の神輿愛好者による年に一度の大会である。

明の春十人十色の褌かな

The beginning of spring,
So many men,
so many fundoshi.

あけのはる じゅうにんといろの ふどしかな

 この裸祭りがユニークなのは、主役を勤めるのは神様ではなく、今年二十歳になった両地区の新成人であるということにある。

正月や新成人の初御輿

A New Year,
Men and women
coming-of-age
carry a portable shrine
first time for this year.

しょうがつや しんせいじんの はつみこし

 カラフルな褌を締めた男たちに担がれた神輿に乗って海中を練り渡り、晴れて成人の仲間入りを果たすというもので、これは一種の通過儀礼であり、成人祭といえる。

 江ノ島や裸御輿に寒の波

Enoshima,
Cold waves rush to
the portable shrines
carried by naked men.

えのしまや はだかみこしに かんのなみ

 飛び入りが許されていることから、地元男性だけでなく、全国から常連たちが集まって自慢の褌を締めて神輿を担ぐ。毎年1万人の観客を集め、今年は神輿4台が海に入った。

初春や横一文字の御輿練

Early spring,
Portable shrines
waving
in a horizontal line.

はつはるや よこいちもんじの みこしねり

 正月や裸神輿の競ひ合ひ

A New Year,
The portable shrines
carried by naked men
compete each other.

しょうがつや はだかみこしの きそいあい

 例年振袖姿の新成人が神輿に乗るので、いつしか振袖神輿といわれるようになり、初春の風物詩として定着した本大会の名物となった。

 初春や潮に練込む神輿かな

Early spring,
Portable shrines
rush to
the tidal waves.

はつやるや しおにねりこむ みこしかな

第25回江ノ島寒中神輿錬成大会 2006.1.15

焚火で暖を取る参加者たち

焚火で暖を取る参加者たち

パノラマ写真(1800x970)397KB

カメラの放列の前で

カメラの放列の前で

パノラマ写真(1700x850)358KB

荒波に向かう神輿

荒波に向かう神輿

拡大写真(1600x1100)347KB

江ノ島をバックに四座の神輿練り

江ノ島をバックに四座の神輿練り

パノラマ写真(2100x1000)389KB

振袖神輿

振袖神輿

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2006年1月23日(月)

ベランダの外にドカッと冬将軍

Old Man Winter has come,
outside the veranda
all at once.

べらんだの そとにどかっと ふゆしょうぐん

 昨日22日(日)の朝、我が家のベランダの外は雪景色だった。東京は土曜日が久しぶりに雪が降り、都心では7cmの積雪があった。

多摩川の光流るる去年今年

Tama river's
dazzling reflection
flowing
from last year to this year.

たまがわの ひかりながるる こぞことし

 毎朝、運動公園に散歩に来る人たちがいる。雪が降っても日課をこなしている。

多摩川の風の抜け道初景色

A secret path nearby Tama river
the wind blows through,
My first seeing
of this year.

たまがわの かぜのぬけみち はつげしき

 今年は日本海側が大雪で、除雪が間に合わず、自衛隊が出動するという事態になっている。太平洋側では晴天が続き、東京で近年にない降雪となったが、この程度の積雪で大騒ぎしては、申し訳ない気がする。

 一筋の川光明の冬の景

The dazzling reflection
of the river
makes a scroll
of winter scene.

ひとすじの かわこうみょうの ふゆのけい

 成田空港ではもっと降ったようで、除雪が間に合わず、離着陸に混乱が生じたという。

更くる夜を窓に迎へて三日はや

The old night has come
outside the window,
 already at the third day
of this year.

ふくるよを まどにむかえて みっかはや

 キラキラと光る川面や枯尾花

Withered eulalia grass
nereby
the glistening surface of the river.

きらきらと ひかるかわもや かれおばな

多摩川の雪景色(青梅市河辺町1丁目付近)

多摩川の雪景色

ノラマ写真(3600x760)300KB

一筋の流れ

一筋の流れ

拡大写真(1200x777)241KB

冬の朝

冬の朝

拡大写真(1200x900)267KB

ジグザグの多摩川

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2006年1月21日(土)

鐵砲洲威儀を正して初神楽

Teppouzu,
the first stage
 of new year's kagura
in a dignified manner.

てっぽうず いぎをただして はつかぐら

 東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社の寒中水浴大会は、東京の新春の風物詩として知られるが、今年も雲一つ無い晴天に恵まれ、正月8日(日)午前11時から拝殿前の境内で51回目の大会が開催された。

道彦は鳥船からの寒の垢離

Michihiko the leader
begins midwinter purification
with torifune
the warm-up exercises.

みちひこは とりふねからの かんのこり

 今年の大会参加者は紅一点の女性を含む40名で、男性は全員白鉢巻に白褌に統一し、女性は白い着物姿で臨んだ。

五十年の寒の水行褌の白

The cold-water ablutions
 for half century,
how white
the Japanese loincloths.

いそとせの かんのすいぎょう こんのしろ

 今年から東京都神社庁練成行事道彦(みちひこ、導師)・篠直嗣(しのなおつぐ)氷川神社宮司が古式に則った禊(みそぎ)の実地指導に当たり、大勢の観客の前で、気合いの入った水浴が披露された。

 白褌に気合込めたる寒の垢離

The midwinter purification,
pumped up
with white loincloths.

びゃっこんに きあいこめたる かんのこりう

 裸になった参加者たちは、入念な鳥船(とりふね)(準備運動)を行ったあと、神社を囲む公道を駆け足で一周した後、重さ135kgの氷塊が2本立てられた特設水槽で禊を行った。

水垢離や静かに聞こゆ初鼓

The cold-water ablutions,
hearing a moderate sounds
of new year's drums.

みずごりや しずかにきこゆ はつつづみ

 特設水槽の最前列は、2本の氷柱に囲まれた一番辛い場所である。この特等席にベテランの二人が並んで寒中禊を行った。顔に苦痛を浮かべることもなく、こともなげに淡々と水浴する姿は、感動的である。

冷水に赤裸々となる寒の行

The midwinter purification
naked in the cold water.

れいすいに せきららとなる かんのぎょう

 垢離取や背骨を穿つ寒の水

The midwinter purification,
The cold water
drilling their backbones.

こりとりや せぼねをうがつ かんのみず

 寒の垢離つつがなき世を祈りつつ

The cold-water ablutions,
praying for
a safe and sound world.

かんのこり つつがなきよを いのりつつ

 寒中水浴の間もすぐそばの神楽殿で東囃子(あずまばやし)による江戸里神楽の奉納が行われた。神楽の音曲が行者たちの苦痛を少しでも和らげる効果があるのかも知れない。

 寒行を終えて湯船の笑顔かな

Smiling faces
in a hot-water bathtub,
after cold-water ablutions.

かんぎょうを おえてゆぶねの えがおかな

 1回の入浴は3分ほど。短いようでもあるが、入水すると冷たい感覚が直ぐに痛みに変わり、間もなく足先の感覚が無くなってくるというから、かなり厳しい行である。

 鮨折に舌鼓打つ明けの春

Smacking our lips
over packed sushi
in the New Year.

すしおりに したつづみうつ あけのはる

第51回鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会 2006.1.8

鳥船で準備運動

鳥船で準備運動

拡大写真(1400x1050)298KB

雄叫びする参加者たち

雄叫びする参加者たち

パノラマ写真(1660x900)321KB

氷柱の間の禊

氷柱の間の禊

パノラマ写真(1900x1000)334KB

ずぶ濡れの裸たち

ずぶ濡れの裸たち

拡大写真(1400x1050)321KB

胸まで浸かって合掌

胸まで浸かって合掌

拡大写真(1400x1050)294KB

湯舟の交歓

湯舟の交歓

拡大写真(1400x1050)150KB

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2006年1月3日(火)

初春や地球も狭しウェブ行脚

Early spring,
Walking on the Web
around the small earth.

 2006年元旦0時0分0秒丁度に発信アイコンをクリックし、メーリング・リストに登録させて頂いている約200人の愛読者に年賀カード(写真)を送った。
 この写真は、2005年12月30日、清水港から出港した遊覧船の上で撮影したもので、合成写真ではない。
 船尾に群がる鴎を狙って懸命にシャッターを切っていたところ、帰宅後確認すると、15:06:50に、あたかも鴎が太陽を掴(つか)んだかのようにピッタリのタイミングで OLYMPUS E-500 が感動の画像を切り取っていた。

太陽を掴んだ鴎

太陽を掴んだ鴎

拡大写真(1400x1000)98KB




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2005年12月16日(金)

雪洞に浮ぶ秩父の冬屋台

The winter wagons
of Chichibu region
standing out
by paper-covered lamps.

ぼんぼりに うかぶちちぶの ふゆやたい

 
 2005年12月3日(土)、埼玉県秩父市に鎮座する秩父神社の例大祭である秩父夜祭に行った。今年は土曜日と重なり、天候にも恵まれて過去最高の315,000人の人出だった。
 秩父神社(妙見(みょうけん)様)の女神と武甲山(ぶこうさん)(蔵王権現)の男神が年に一度お旅所(秩父公園の亀の子石)で逢瀬(おうせ)を楽しむ祭りが秩父夜祭である。

寒き夜の雪洞提灯人いきれ

The paper-covered lamps,
lanterns
and a crowd of people
at cold night.

さむきよの ぼんぼりちょうちん ひといきれ

 豪華な下郷(したごう)・中近(なかちか)の2台の傘鉾(かさほこ)と、宮地(みやじ)・上町(かみまち)・中町(なかまち)・本町(もとまち)の4台の屋台(やたい)が昼夜にわたり秩父屋台囃子の太鼓のリズムにのって目抜き通りを巡行する。
 夜7時から始まる神幸祭(しんこうさい)では秩父神社から約1km離れたお旅所まで巡行してクライマックスを迎える。

 冬うらら屋台歌舞伎にひねり舞ふ

A balmy winter day,
Monetary gifts
wrapped in paper
flying
for the kabuki stage of wagon.

ふゆうらら やたいかぶきに ひねりまう

 秩父夜祭では、屋台町の宮地・本町・中町・上町の4町が年番で国の重要無形民俗文化財に指定されている屋台芝居を上演する。今年の当番屋台町会は宮元の本町(もとまち)。秩父神社境内の神門と神楽殿の間に屋台を据え、その両脇に張出舞台(はりだしぶたい)を設けて屋台が芝居小屋に早変わりした。

囃子手の紅白襦袢 冬日和

A fine winter day,
Red-and-white underwear
of cheerers.

はやしての こうはくじゅばん ふゆびより

 秩父公園橋の東で時間調整のため待機している下郷笠鉾に出会った。間もなく動きだし、坂道にさしかかると、2本の引き綱に加えて、4本の補助索を張り渡し、豪快な秩父屋台囃子のテンポに合わせて、「ホーリャイ、ホーリャイ」という掛け声とともに大勢の引き手たちが6本のロープを引き回して坂をのぼりはじめた。
 秩父夜祭の6台の屋台の中で最大の下郷笠鉾は三代目で、本来の姿は、土台の上に三層の笠を立てた比較的簡略な造りの笠鉾だったが、電線架設後の大正6年(1917)、白木造り二層屋根の現在の姿になったという。
お囃子は土台内部の囃子座で行われる。

秩父路や腕に自慢の冬太鼓

Chichibu region,
A taiko drum performed
by a skillful guy
in winter.

ちちぶじや うでにじまんの ふゆだいこ

 秩父夜祭の6台の傘鉾・屋台が威勢の良い若衆によって街中を引き回されるときに、士気を鼓舞するためにその中で奏でられるのが秩父屋台囃子である。

秩父夜祭 2006.1.8

提灯がともった下郷傘鉾(右)と本町屋台(左)/秩父神社

提灯がともった下郷傘鉾(右)と本町屋台(左)/秩父神社

パノラマ写真(2000x1000)312KB

 京都・祇園祭と飛騨・高山祭と並ぶ日本三大曳山祭の一つで、江戸時代の寛文年間(1661〜1672)には祭りが存在していたといわれ、300年余りの歴史がある。

歌舞伎舞台となった本町屋台/秩父神社

歌舞伎舞台となった本町屋台/秩父神社

拡大写真(1600X1200)469KB

6本の綱で坂をのぼる下郷傘鉾

6本の綱で坂をのぼる下郷傘鉾

拡大写真(1600x1200)436KB

秩父夜祭では屋台の正面で紅白襦袢に粋な着物を着込み、扇を手にして大勢の引き手たちの士気を鼓舞する囃子手が祭りの花形で、各町内とも立候補者の中から選考されるが、希望者が多く、狭き門になっているという。

中町太鼓の実演 / ベスト電器前

中町太鼓の実演 / ベスト電器前

拡大写真(1200X990)261KB

 屋台の宮入(みやいり)と市中引き回しが終わった午後、中町会所そばのベスト電器前広場に屋台が展示され、太鼓の実演が行われた。大太鼓は豪快な音で士気を鼓舞するもので秩父屋台囃子の大きな特徴となっている。

★彡 日本初の写真俳句 ★彡

. 俳句「海の風景」文頭

東京 2005年8月15日  二年前の盆休みに句集のコメントを記載してもう2年経つ。今日、300句を超えたため、一集を50句単位にしているので、第七集を追加した。最近は、毎日100人前後のゲストがあり、俳句も手を抜けなくなった。五年間で5万件を超え、リピーターも増えている。フォトギャラリーに説明文を加え、BGMを設定し、そして俳句を挿入するという作業は、大変だが、馴れてしまうと結構楽しいものだ。

 下手な俳句も、たまには自己満足できるものが増えてきた。何より、英訳を施すことで、俳句の意味がより鮮明になり、深みを増してくるように思う。英訳も最近はコツを覚え、どう訳して良いか分からないようなことはなくなった。英訳できないような句はあり得ないし、あったとすればそれは悪首なのだろう。俳句に写真と英訳をつけ、解説する。このような構成の句集は私以外には存在しない。

 「海の風景」というタイトルも、陸に上がった河童となってしまった今では、ふさわしくないかも知れないが、せめて、カバー写真だけでも海の風景を入れて続けていきたいと思う。どこまで続くか分からないが、「継続は力なり」を信じて、やれるところまでやってみたい。

東京 2003年8月16日
 8月の盆休みで日本列島は里帰りのシーズンだ。今週は会社全体が夏休みなので、私も休みを取っているが、東京は雨続きで、外出ができない。一日中、家の中で過ごしている。お陰で、未編集の作品を数本、一気に仕上げてアップすることができた。また、これまでの作品に手を加えたりして、時間を有効に使っている。

 
俳句「海の風景」は、50句を束ねてアップしており、既に第4集に入っている。今年の4月に神戸から東京に転勤となり、海の句が殆どなくなってしまった。タイトルを修正しようかとも考えたが、既に2年を超えるシリーズとして定着しており、タイトルは従来のままとすることにした。

 世界の旅の写真館としてWa☆Daフォトギャラリーはこれからも歩み続けてゆくが、それとともに、この俳句も続けてゆきたい。そして、英訳と写真とをあわせて添えてゆく。このような試みは私しかやっていないと思う。かなり骨の折れる作業であるが、やる価値はあると思う。

神戸 2002年8月11日
 暑い夏が続いている。昨日は夏休みの帰省ラッシュのピークを迎えた。おかげさまで、Wa☆Daフォトギャラリーも無事に二周年を迎え、毎月一万件のアクセスをいただけるサイトに成長した。一周年記念として始めた俳句「海の風景」も未だに続いており、継続は力なりで遂に百句を超えてしまった。読み返してみると、駄作もあるが、なかなか良い句だと自慢したくなるような作品もある。

 徒然日記を書くごとに折々の俳句を挿入し、それを俳句「海の風景」に写し、英訳と解説文を加えてきた。この作業もかなり大変だが、何とか続けてきた。俳句は本来のフォトギャラリーとは必然性のないコンテンツではある。しかし、映像と17文字の言葉の違いこそあれ、情景を写し取ることには違いがない。むしろ情報過多の映像より、シンプルな文字の方が味わい深いこともあるのではないだろうか。私の拙句をそれなりに楽しみにして下さる読者もおられるようで、励ましのmailをいただくと、止められなくなる。写真の方も風景写真から始まって祭りや花の写真まで手を広げてビッグサイトになってしまったが、今更引き返すこともできない。これからも情熱と体力の続く限り、現在のコンセプトで進んでいきたい。

神戸 2001年7月29日 平成13年4月1日、広島から神戸に赴任。俳句は、相変わらず月に一回うつみ会に7句を投句し、高橋三洋子先生の添削と講評を受けている。いわば通信教育という形で続いており、先生のご厚意に感謝申し上げる。

 昨年7月から個人のホームページ・Wa☆Daフォトギャラリーを始めて1年余りになる。アクセス13,000件を突破し、すっかり軌道に乗ってきた。そこで一周年記念として、これまで徒然日記の冒頭に折々の俳句を載せてきたので、それを集めて、俳句「海の風景」というタイトルにまとめ、それに写真とコメントを付けてみた。また俳句の英訳もつけた。英訳にも意訳が入り、イメージの広がりが期待できる。

 まだまだ素人の域を出ていないが、当ホームページのビジターに海の素晴らしさや季節感などを画像と同様に感じとっていただければ有り難い。わずか17文字でイメージ(画像)を表現できれば幸いだ。これまで海で仕事をしてきた経験を生かし、海の風景を一幅の絵のように切り取ってみたい。これが作者のテーマでありコンセプトである。ただ、海の句に限定したわけではないので、折々の身近な風景を適宜織り込んでいきたい。

パノラマの神戸の港春霞

風光る館の空に風見鶏

Panoramic view
of Port Kobe
in the spring haze.

A weathercock on the roof
under sky
with a glistening wind.

広島 2000年4月23日 平成12年4月1日、函館から広島に赴任した。友人から勧められ、俳句同好会「うつみ」に入会、月一の例会に出ることになった。仕事の合間を見て俳句づくりに専念する毎日が始まった。稚内在任中から俳句を創作していたので、ある程度の自信があるが、句会に出席し、先生に講評を仰いだり、添削を受けるのは初めてである。少し緊張するが、楽しみながら自然流で俳句をつくりたい。先生の俳号は高橋三洋子で、正岡子規の弟子である高浜虚子の流れを汲むという。種田山頭火のような自由律の俳句ではなく、古典派ともいうべき俳句で、キチッとした季語が必要であり、自然で平易なものでなければならないと教わった。

白藤や水面に鯉の浮き沈み

草鞋揺る仁王門より遍路発つ

Carp sink and float
to the surface
under white wisteria.

Pilgrims started
 thorough Deva gate
on which straw sandals swinging. 

稚内 1994年3月26日 平成6年は吹雪で明けた。日本最北端の地・稚内市に来て一年足らずであるが、現在貴重な冬の体験を積みつつある。窓の木枯らしを聞きながらテレビで正岡子規のドキュメント・ドラマを見ていたら、ふと、この稚内市を中心とした宗谷の出来事を点描してみたら面白いのではないかと思った。今まで俳句などというのは創ったことがないが、挑戦するのも楽しいのではないか。稚拙ではあるが、北国の思い出をファイルする趣旨で詠んでみたところ、アッという間に百首を越えてしまった。思ったより簡単である。粗製濫造気味ではあるがこれからも続けたい。俳号は日本最北端の地にちなんで北舟とした。

正月や昆布拾いの海人ふたり

流氷の接岸告げる尾白鷲

Two fishermen
pick up kelp
on New Year's Day.

A white-tail eagle signals
the arrival of drift ice
to the coast.

日本伝統俳句会 現代俳句協会 インターネット俳句会 俳句センター 帆船 俳句庵 see haiku here

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