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西武秩父駅の北方約1km、秩父鉄道・秩父駅の直ぐ西に秩父地方の総鎮守・秩父神社がある。午後9時過ぎに神社に着くと、最初に宮入(みやいり)する中近傘鉾に出会った。 |
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宮入する中近傘鉾 |
半纏の背中は○に左三つ巴の紋か「中近」の字又は三重○に「道」の字。 |
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中近傘鉾は、屋台町6町のうち、秩父神社西方の中近(なかちか)が受け持つ傘鉾型の屋台で、屋根の上に御幣(ごへい)と神木(しんぼく)である榊(さかき)が立てられている。中近は、祭のときに行政上の中村町(なかむらまち)と近戸町(ちかとまち)があわさって連合町会「中近」となったもの。 |
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一般に傘鉾は祭礼の飾り物の一つで、大きな傘の上に鉾・長刀(なぎなた)・造花などをとりつけたものであるが、中近傘鉾は、江戸時代から明治・大正時代までの発展の過程で、現在の形ができあがったという。 |
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中近傘鉾の豪華な龍の彫り物 |
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現在の笠鉾は三代目で、明治13年(1880)に造られた名工・荒木和泉の作という。構造は八棟造*(やつむねづくり)の屋根の上に、3層の笠を立てた大型の笠鉾で、勾欄に龍が巻き付いている。大正3年(1914)の電線架設以来、鉾を立てずに曳行され、現在は笠も取り外して運行される。 中近巴會ホームページ |
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*八棟造:複雑な屋根をもった建物の称。 |
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中近町の氏子一同は傘鉾を神門の前に据え、氏子6町のトップを切って神主と共に参拝し、お祓いを受けた。粋な着物姿の長老たちは理事と呼ばれる役職で、企業と同じように監督・助言役を務める。 |
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神門で玉串奉奠 |
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記念撮影 |
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参拝が終わると、傘鉾を崇敬会館・平成殿(へいせいでん)の玄関前に据えて、役員らの記念撮影を行った。提灯は中村町を示す「中」と近戸町の「近」。 龍をあしらった刺子半纏(さしこばんてん)が格好良い。 |
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中近傘鉾の晴れ姿 |
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平成9年(1997)に竣工 した平成殿は、1階に社務所、諸祈願受付、喫茶店があり、2階には秩父神社とゆかりの深い秩父宮(ちちぶのみや)の資料を集めた展示室などがある。入場は無料。 |
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粋な揃いの衣装で記念撮影する理事たち |
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