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秩父駅前通りの坂道を下郷傘鉾が神社を目指してのぼってくる姿をとらえるため、午前10時半ころ秩父公園橋の東に行った。坂道なので、傘鉾が夜の団子坂をのぼるときと同じやり方を見ることができるという。 |
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橋の東で時間調整のため待機している下郷笠鉾に出会った。間もなく動きだし、坂道にさしかかると、2本の引き綱に加えて、4本の補助索を張り渡し、豪快な秩父屋台囃子のテンポに合わせて、「ホーリャイ、ホーリャイ」という掛け声とともに大勢の引き手たちが6本のロープを引き回して坂をのぼりはじめた。 |
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秩父夜祭の6台の屋台の中で最大の下郷笠鉾は三代目で、本来の姿は、土台の上に三層の笠を立てた比較的簡略な造りの笠鉾だったが、電線架設後の大正6年(1917)、白木造り二層屋根の現在の姿になったという。
お囃子は土台内部の囃子座で行われる。 |
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秩父夜祭では屋台の正面で紅白襦袢に粋な着物を着込み、扇を手にして大勢の引き手たちの士気を鼓舞する囃子手が祭りの花形で、各町内とも立候補者の中から選考されるが、希望者が多く、狭き門になっているという。 |
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下郷傘鉾の華やかな囃子手たち |
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はやしての こうはくじゅばん ふゆびより |
A fine winter day, red-and-white underwear
of
the cheerers. |
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半纏の背中には○に「志」の字。白い向こう鉢巻の後ろにも○に「志」の字。「したごう」の「し」を「志」としたものか。紅白の捻り鉢巻や桃色の鉢巻は、重要な配置の役員が締めており、目立つようにするための工夫だろう。 |
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下郷傘鉾のギリ廻し
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駅前の交差点に入り、下郷傘鉾も本町屋台と同様に2本の角材で後輪を持ち上げ、90度右に旋回し、宮側町(みやかわちょう)通りに入って行った。写真は右旋回を終え、ギリ棒を抜いて車体を下ろそうとしているところ。 |
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ギリ廻し(方向転換)中の下郷傘鉾 |
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玉入れ(ころがし) |
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坂道を登るときには力強いリズムを奏でていた秩父屋台囃子は、ギリ廻しに入ると、大太鼓は休み、小太鼓のみによる「玉入れ」又は「ころがし」と称する独特な叩き方に変わり、屋台操作を導く。 |
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宮入する下郷傘鉾 |
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幾度かのギリ廻しを終え、下郷傘鉾が三番目に宮入してきた。写真上に拍子木が見えるが、秩父の屋台では希望者が多いためか、拍子木役が大勢いる。下郷傘鉾では着物の理事だけでなく、半纏姿の若者も拍子木を持っている。 |
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晴れやかに宮入する下郷町の氏子たち |
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正午前、秩父神社に到着した下郷傘鉾は、平成殿の前でギリ廻しを行って左旋回し、神門の前で参拝した。 |
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本町屋台と下郷傘鉾 |
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平成殿の左に見える本町屋台(写真上)では、屋台芝居を上演するための張出(はりだし)舞台を組み立てていた。 |
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神門に向かう下郷傘鉾 |
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