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2005年4月30日改訂

今 日

昨 日

♪栄華の墓所 TAM Music Factory

拡大写真(1555x1800)325KB           

流れゆく渦の如くに年越ゆる   北舟

2000年7月31日開設

前田利家公金の具足写

前田利家公金の具足写(加賀金箔工芸館 / 石川県金沢市)

 

 

1/5
 

2004年(下)

2005年1/5

2005年2/5

 

目次

2005年3月28日(月)雨  厄落神竹高く田に立てり  神竹を担いで走る厄詣
 
■■■     中田裸祭り」アップ! ■■■
 
  躍動する裸の群像 3月26日(土)深夜、ちばあきおさんの感動写真集第14作目の「中田裸祭り(なかだはだかまつり)」が完成し、公開した。昨日27日だけでアクセス数が867件と大変な人気である。NIKON D70で撮影された600万画素684枚956MBの原画をCD2枚に焼いてお送りいただいた。その中から良く撮れている画像を編集していくうちに5頁45枚という大作となった。  
    私と同じフリーハンド・オートモードによる大量撮影作戦で臨むちばさんは、回を重ねる毎にメキメキと上達され、これは外せないという画像が沢山増えてゆき、今回、余裕で選んでこの枚数である。めまぐるしく変化する祭りの被写体を追いかけながら、様々なアングルで的確に切り取ってゆく技術。この画像があったら良いのに・・・というシーンは皆無で、押さえるべきシーンは全て撮影されていた。凄いと溜め息を漏らしながらの楽しい編集だった。  
 

神竹登り

 

気合いの宮入り

拡大写真(1400x1000)246KB

 

拡大写真(1200x970)324KB

神竹登り   気合いの宮入り

厄落神竹高く田に立てり

 

神竹を担いで走る厄詣

 
  安心して楽める裸祭り 13万人の観衆が見守るなか8000人を越える褌姿の男たちが厄を落とそうと全裸の神男に触れるべく激しい渦となって揉み合うために毎年多くの怪我人が発生し、ときには圧死者を出す有名な国府宮(こうのみや)裸祭りと同じ神を祀る中田大国霊神社(なかだおおくにみたまじんじゃ)の裸祭り・・・。同じ尾張の国の祭りであるが、国府宮が余りにも有名であるために、こちらは全国区での知名度は低い。  
   しかし、同じ儺追神事(なおいしんじ)にもかかわらず、中田裸祭りは小規模ながらも本当に楽しい祭りである。参加者も観衆もみんな安心して楽しんでいる。飛び入り自由というオープン制にもかかわらず、伝統の祭り衣装に一人の違反者もなく、主催者側の指導が行き届いているのに感心する。  
   歴史は浅くても、神竹登りなど楽しいアトラクションを考案し、着実に伝統行事化しつつあり、独自のスタイルを持ったクオリティの高い裸祭りに仕上がっている。しかも田園風景にマッチした美しさがあり、アマチュアカメラマンが押し寄せるはずである。本来祭りはこうでなければならないと思う。これからも日本古来の伝統を固持しつつ、安心して楽しめる裸祭りとして発展して欲しいと願っている。  

2005年3月21日(月)晴  梅林の葛籠に折れる山路かな
 
■■■     ワット・ボウォニウェート」アップ! ■■■
 
   タイの仏教文化を追求されておられるタイ在住の宮嶋さんの作品が久しぶりに完成した。これで5作目である。どれも名作だと思う。ワット・ボウォニウェートは去年の10月28日に取材されたもので、5ヵ月ほど遅れてしまっており、大変申し訳なく思っている。今年元旦の喜捨の風景もお送りいただいたので、合わせて収録した。  
   年に一度しか開帳されない寺院の写真なので、非常に貴重な作品である。特に、この寺院はラーマIV世ゆかりの寺で、ミュージカル映画「王様と私」のシャム王はこの人がモデルである。アカデミー賞を受賞した名作であるが、タイでは上映禁止となったままである。  
 

王様と私

資料

 
   その理由は、タイを西洋の植民地化から救ったラーマIV世を未開社会の気ままな専制君主として戯画化されて描かれているためであるという。文献によると、家庭教師をしたイギリス女性アンナ・レオノーエンスの手記自体にも、かなり事実を誇張したり、歪曲した内容があるという。タイにとってみれば恩人の手記ではあるが、国辱ものという認識なのだろう。  
   喜捨の風景は、心を打つものがある。一日一食という僧侶の極貧の生活は、還俗しない限り死ぬまで続くわけで、とても苛酷だと思われる。これも文献によると、咀嚼しない限り食べたことにはならないといい、午後や夜は、甘い飲み物などで栄養を補給しているとのことである。本文にはあくまで建前だけを記述した。日本のお寺の般若湯のようなもので、表があれば裏もあるのは、どの世界でも同じようである。しかし、それでも厳しい赤貧の生活には間違いない。妻帯し、在家の信者と同等かそれ以上の快適な生活を営む大多数の日本の僧侶の生活を考えると、少しは見習って欲しい気がする。  

2005年3月18日(金)晴  梅一輪読経ながるる籠堂
 
■■■ 取材を通じた嬉しい交流! ■■■
 
   冬は裸祭りのシーズンである。今年に入って裸祭りの作品三本をアップロードしたが、そのうち 鐵砲洲稲荷寒中水浴大会西大寺会陽 の取材を通じて、祭り関係者と嬉しい交流があった。  
 

 
    鐵砲洲稲荷寒中水浴大会 では、アップした作品をご覧になった鐵砲洲稲荷神社氏子17ヵ町の連合睦会である弥生会(やよいかい)のH.さんからお便りが届き、鐵砲洲稲荷神社の例大祭などのビデオやDVDなど貴重な資料をお送りいただいた。また、中川名誉宮司が神社と網走川で寒中入浴されている秘蔵写真を提供頂き、早速、 鐵砲洲稲荷寒中水浴大会(宮司) のページに追加掲載させていただいた。更に、ビデオから祝詞奏上の部分をmpg型式の動画として掲載させて頂いたので、名誉宮司の迫力ある肉声を聞くことができるようになった。  
   私の方からは、礼状とともに、来年の寒中水浴大会にむけて、公道でのランニングの復活、天突き運動の採用、浴衣の統一、立ち入り規制ゾーンの設定などを提言させていただいた。この中には、新しいアイデアがあったようで、ご検討いただけるということだった。五月の連休に例大祭が行われるようなので、時間が取れれば取材したいと思う。また、来年の寒中水浴大会にも顔を出したいと思った。  
 

合掌して水浴する宮司

合掌して水浴する宮司

拡大写真(1200x800)142KB

 

中川正光宮司による祝詞奏上

中川正光宮司による祝詞奏上

画像をクリックすると動画が表示されます。(6秒 1MB)

 
 

 
    西大寺会陽 では、以前、今年見事に宝木を手中にされた林グループの雅さんからお便りをお寄せ頂いていたので、お祝いと作品が完成したことをお伝えしたところ、一般の人が入場できない西大寺商工会議所の宝木仮受所の一升桝に宝木を立てた貴重な写真をお送りいただき、子供会陽と同じように、晴れやかなシーンをアップすることができた。また、地元では褌とはいわず、まわしということや、宝木は観音様から賜るものであり、奪い取るものではないことなど、会陽参加者の琴線に触れるお話をしていただき、解説文に反映させていただいた。  
 

喜びの福男たち

喜びの福男たち

拡大写真(1200x900)163KB

 
   お礼に、林グループが写っている52枚の原画をCDに収めてお送りした。雅さんから次回の会陽のお誘いを受けた。機会を見つけて、迫力ある会陽をこの目で確かめたいと思った。ホームページを介した嬉しい交流である。  

2005年3月13日(日)晴  西大寺九千人の会陽かな
 
■■■     天下の奇祭!西大寺会陽」アップ! ■■■
 
  「西大寺会陽」完成の喜び! 先ほど感動写真集・第51集「天下の奇祭!西大寺会陽」をアップした。この作品は、2月19日(土)岡山市・西大寺観音院で行われた裸祭り「西大寺会陽」の模様をちばあきおさんが撮影されたもので、日本古来から伝わる裸祭りの感動を追い求めておられるちばさんの第13作目の作品である。500年の伝統あるこの神事は、岡山県の重要無形文化財であり、寒風のなか、深夜9000人の裸たちが一対の宝木(しんぎ)を争う勇壮な祭祀で、備前の国に春を呼ぶ風物詩となっている。  
 

 
   ちばさんのお陰で、長年の懸案だった裸祭りの決定版「西大寺会陽」が完成した。ちばさんは地元の利をフルに生かし、5度の取材で750枚1,060MBという大量の写真を撮影され、2枚のCDに収めてお送りいただいた。  
   膨大な画像から57枚の掲載画像を抽出する作業は大変だった。しかも夜間撮影のためにフォトショップで一枚づつ手を加える必要があった。特にフラッシュ撮影による光目や赤目は大勢の裸にあらわれ、修正に手間取った。  
   しかし、作品の輪郭が明確になってきたとき、大作になることを予感し、それ以来、楽しみながらコツコツと創り上げてきた。そして、残念ながら、本日、発表することとなったのである。  
   既に 日本三大奇祭 の中で「西大寺会陽」を発表しているが、解説に重点を置いたもので、迫力ある画像がなかったのが不満であった。それでも15万件を越えるダントツのアクセスがあり、如何に読者の期待が大きいかを痛感していた。  
   それだけに、ちばさんの「西大寺会陽」は、これまでの作品を削除したくなるほどに素晴らしく、喜びも一入である。ここまで踏み込んで西大寺会陽を写し込んだ作品は皆無である・・・と思うほどである。(^^; その当否は、拡大画像をじっくりとご覧いただいた読者の判定にお任せしたい。  
 

西大寺会陽

西大寺会陽

拡大写真(1800x1200)318KB

 
  「西大寺会陽」存続に向けて 西大寺会陽は、全国に知られるメジャーな裸祭りであるが、事故や喧嘩沙汰など種々の問題点を内在している。マナーの悪さから、深夜・無料の銭湯がなくなったのも心が痛む。  
   これに対して主催者側の西大寺や会陽奉賛会のある商工会議所などは、酒気、いれずみ、地下足袋、トビ足袋の参加を禁止し、「いれずみの方が万一宝木を取得しても福男にはなれません。」と注意書きを出している。岡山県警や多くの市民のバックアップがあればこそ、このような毅然とした対応がとれたものと思われる。  
   関係者のご労苦に心から感謝申し上げるとともに、この伝統の行事が変質することなく次代の若者たちに受け継がれてゆくことを願って止まない。  

2005年3月2日(水)晴  多摩川の細き流れや枯葎
 
■■■     (財)千葉市国際交流協会

 

に画像を提供! ■■■
 
   今年の1月31日、(財)千葉市国際交流協会から「当協会が開催するイベントPR用のチラシに和田さんがホームページで掲載している「和良比はだか祭り」の写真を数点お借用(無料)いたしたく存じます。よろしくご高配くださいますようお願いいたします。」というお便りを頂いた。  
   私は、直ぐに「お便り有り難うございました。写真使用の件、了解しました。ご自由にお使い下さい。もし、可能でしたら、「撮影:和田義男」とキャプションを挿入していただけると嬉しく思いますが、難しければ結構です。完成したパンフレットを一部お送りいただければ幸いです。」と返事を出していた。  
   忘れかけていた今日、交流協会から次のパンフレットと「Chiba City International Association」とキャプションが入った三色シャーボが送られてきた。  
 

和文パンフレット

 

英文パンフレット

和文パンフレット   英文パンフレット

拡大写真(1200x860)276KB

 

拡大写真(1200x860)270KB

 
   封筒には次のメッセージが同封されていた。「写真の使用に関して快く承諾していただきありがとうございました。作成したチラシをお送りするのがたいへん遅くなり申し訳ありませんでした。ハンドメイドでお恥ずかしい内容ですがチラシをお送りします。先週末に5ヵ国16人の団体で「はだか祭り」を見学してきました。今後も和田様の撮影した写真をお借りすることもあろうかと思いますが、よろしくご理解・ご協力をお願い申しあげお礼とさせていただきます。」  
   私は、早速「今晩は。今日、パンフレットとプレゼントの品が届きました。有り難うございました。5ヵ国16人の団体で裸祭りをエンジョイされた由、私の写真が役に立って嬉しく思います。これからも協力させて頂きますので、どうか宜しくお願いします。有り難うございました。」と返礼した。  
   交流協会が日本の伝統文化を外国人に紹介することは、非常に良い試みであると思う。特に裸祭りは日本独自の文化で、かなりのインパクトがあるのではないだろうか。パンフレットには、撮影:和田義男のほか、URLも紹介されていた。私のささやかな写真が思わぬ社会貢献となり、国際交流のイベントに役立ったことを素直に喜びたい。  
   千葉市国際交流協会は、首都東京と成田空港の中間に位置するという、国際色豊かな立地特性を活かしながら、千葉市民と外国人市民との相互理解を深めると共に、姉妹都市を中心とした諸外国との友好親善の促進を図り、千葉市の国際化を推進することを目的として設立された財団法人である。設立趣旨が国際交流であることから、英文パンフレットもこなれた英語で素晴らしい。 千葉市国際交流協会  

2005年2月27日(日)晴   白褌しろふどし 注連しめ 張りわたる 夫婦岩めおといわ  
 
■■■     夫婦岩注連縄張り」アップ! ■■■
 
   先ほど感動写真集・第49集「夫婦岩注連縄張り」をアップした。この作品は、正月二日下関市豊北町の二見若宮神社の「夫婦岩注連縄張り」神事の模様をちばあきおさんが撮影されたもので、日本古来から伝わる裸祭りの感動を追い求めておられるちばさんの第12作目の作品である。約160年の伝統あるこの神事は、寒風のなか、褌一丁の裸形の男たちが日本海で禊を行ったあと、夫婦岩に大注連縄を張るという勇ましい祭祀である。  
 

夫婦岩注連縄張り

夫婦岩注連縄張り

拡大写真(1800x1064)287KB

 
  海の男の真骨頂 正月二日という厳寒の時期に、褌一丁の裸形で禊のあとそのまま岩に登って注連縄を張るという勇ましい海の男たちの真骨頂を見た。響灘に面する豊北町の漁村で160年もの間、変質せずに伝統文化が受け継がれていることに、感動する。  
   この神事は、二年前に二見夫婦岩しめ縄張り神事として発表したものである。しかし、その作品はビデオから静止画キャプチャした画像を編集したもので、迫力に欠けるものであったが、今度のちばさんの素晴らしい画像のお陰で、寒さに負けない海の男たちの勇ましさを十二分に表現でき、感動の名作となった。ちばさんのご労苦に心から感謝申し上げたい。  

2005年2月26日(土)晴  雪野原美瑛の丘のうねりかな 
 
■■■     拡大画像のクリック・リターン法 ■■■
 
   Wa☆Daフォトギャラリーで画像をクリックすると別窓が開き拡大画像が表示されるが、それを仕舞うにはXをクリックしないといけなかった。ところが、相互リンクしている けいじのアルバム では、拡大画像のどこかをクリック(左クリック)すると消えてしまうテクニックが使われていた。この手法をクイック・リターンというらしいが、非常に便利なので、けいじさんに教えを請うたところ、次の返信を得た。  
 
お尋ねの画像を拡大してクリックリターンする方法は色々有りますが、一番簡単な方法のコ−デングを下記に列記します。

--------ここから--------- 
<SCRIPT>
function image_window(img){
var Win1=window.open('','Subwin','scrollbars=1,resizable=1,status=1');
if(navigator.appVersion.charAt(0)>=1){Win1.focus()};
Win1.document.clear();
Win1.document.write("<html><head><meta http-equi=Content-Type content='text/html; charset=x-sjis'><title>PHOTO select scrapbook</title></head>");
Win1.document.write("<body bgcolor=#333333><table width='100%' height='100%'><tr><td align='center' valign='middle'");
Win1.document.write("<a href='#' onclick='window.close();return false;'><img border=0 alt='クリックで閉じます。' src='"+img+"'></a>");
Win1.document.write("<p><font color=#ffffff size=2>★ クリックで閉じます。 It can return by click.</font></p>");
Win1.document.write("</td></tr></table></body></html>");
Win1.document.close();
}
</SCRIPT>
-----------ここまで---はHEAD部分に記述して下さい。

以下のコ−デングは本文に記述して下さい。

<a href="javascript:image_window('*****.jpg')">
<img src="*****.jpg" height="150" width="100" galleryimg="no"></a>

(*****.jpg')は画像の原画の名前です、原画は拡大したときに表示させるサイズで作成しておいて下さい。「(注)画像は必ずこのソフトと同じ場所で使用して下さい。他の場所より呼び出す場合は*****.jpgをフルアドレスで書いてください。)

下記はテ-ブルに組み込んだ例です
<table border="2" bgcolor="#000000" bordercolordark="#333333"
bordercolorlight="#333333" bordercolor="#ffffff" border=0 HEIGHT="200" WIDTH="800">
<tr><td align="center">
<a href="javascript:image_window('*****.jpg')">
<img src="*****.jpg" height="150" width="100" galleryimg="no"></a>
</td>
<td align="center">
<a href="javascript:image_window('*****..jpg')">
<img src="*****.jpg" height="150" width="200" galleryimg="no"></a>
</td>
<td align="center">
<a href="javascript:image_window('*****.jpg')">
<img src="*****.jpg" height="150" width="200" galleryimg="no"></a>
</td></tr>
</table>

 見本は下記をクリックして下さい。
 (原画のサイズは640X480ピクセルで作成しています。)

  http://www.oct.zaq.ne.jp/imai/CLKRTN.html

万一、うまく行かないときは,ご遠慮なくお尋ね下さい。
 
   早速「北海道冬の旅」に適用してみたところ、完璧に作動した。今年の作品は既にこの方式に改め、今後の作品は全てこの方式で表示させてゆくことにした。けいじさんには貴重なノウハウをご教授いただき、心より感謝申し上げます。  
   なお、私の画像はすべてimagesというフォルダに入っているため、images/xxx.jpgでは画面が開かず、../japan/images/xxx.jpg でうまくいった。http://wadaphoto.jp/japan/images/xxx.jpg でも上手くゆくが、これだとDVD版でもサーバーに読みに行くことになり、DVDの中で完結できないので、この方式にはしなかった。  
 

 また、私は小さな画像は別の画像を表示させるようにしている。大きな画像を小さく表示させると、読者は大きな画像をすべでダウンロードしなくてはならず、それでは重くなることから、けいじさんとは違って大小2枚の画像を個別に表示させている。次の例では hk86l.jpg(大) と hk86.jpg(小) の2枚の画像を使っている。

 
  <a href="javascript:image_window('../japan/images/hk86l.jpg')">
<img border="0" src="images/hk86.jpg" alt="美瑛の冬の丘/深山峠" width="800" height="432">
 

2005年2月23日(水)晴 春一番  甲高き声の木霊す鶴の舞 
 
■■■     「北海道冬の旅」アップ! ■■■
 
   昨日、半月におよぶ編集が終わり、三泊四日の北海道旅行の成果を「北海道冬の旅」としてとりまとめることができた。羽田を早朝に出発し、深夜到着するという強行軍となったため、前後に空港で1泊したので、正確には五泊六日という大旅行となってしまった。  
   北海道の冬の旅は、晴天あり、曇天あり、地吹雪ありの変化に富んだ4日間だった。幸いにも大自然の厳しさと同時に、優しさ、素晴らしさを十分に堪能することができた。北海道の厳しい冬を苦にすることなく、逞しく生きている人々にも接することができた。  
   おーろら号が荒天で欠航になり、流氷見学ができなかったり、鶴見台の鶴が遠くて望遠で撮影したために今いち鮮明さに欠けるなど、不満なところもあったが、全体としては、満足できる旅だったと思う。  
 

美瑛の冬の丘/深山峠(北海道美瑛町)

美瑛の冬の丘/深山峠

拡大写真(1600x1000)191KB

 
   このツアーで3000枚を撮影したので、チェックするだけでも大変だったが、これも下手な鉄砲数打ち方式による和田流であり、致し方ない。その成果があったのか、8ページ89枚という大作になってしまった。読者の方は見るだけでも大変だと思うが、最後までじっくりと鑑賞していただき、それだけの価値があったと思っていただければ、身に余る光栄である。  
 

 
   我が愛機オリンパスE-300は、北海道の厳寒の中や吹雪の中でも、E-1とともに完璧に作動し、十分に期待にこたえてくれた。800万画素の画像は美しく申し分ない。入門機とは思えない完成度の高さである。冬の北海道での使用という日本で一番過酷な耐用試験を無事にクリアしたことをここにご報告し、一眼レフデジカメの購入を検討されておられる方に、E-300を是非お勧めしたい。  

2005年2月11日(金)晴  鶴降りて静寂を破る鬨の声
 
■■■     「北海道冬の旅」速報! ■■■
 
   2月3日から6日まで、家内と二人でクラブツーリズムのバス旅行に参加して冬の北海道を旅した。道央から道東にかけて3泊4日で1200kmを走行し、本州では見られない北海道の厳しい冬の大自然を堪能した。道産子たちは冬の厳しさにもめげず、色々な祭りやイベントを企画し、冬を謳歌していた。  
   網走での流氷ツアーを楽しみにしていたが、オーロラ号が荒天で欠航したため、沖合6kmの流氷帯に近づくことはできなかった。しかし、網走港の蓮の葉状の結氷を見学することができたのは幸いであった。  
 

十勝川の白鳥

 

十勝川温泉白鳥まつり

十勝川の白鳥   十勝川温泉白鳥まつり

拡大写真(1600x1200)307KB

 

拡大写真(1600x1200)257KB

 
 

層雲峡氷瀑まつり

 

屈斜路湖の白鳥

層雲峡氷瀑まつり   屈斜路湖の白鳥

拡大写真(1600x1200)236KB

 

拡大写真(1600x1200)289KB

 
 

網走港の蓮の葉状の氷

 

流氷の妖精クリオネ(オホーツク流氷館)

網走港の蓮の葉状の氷   流氷の妖精クリオネ

拡大写真(1600x1200)241KB

 

拡大写真(1600x1200)125KB

 
   このツアーで3000枚4500MBの写真を撮影した。後日「北海道冬の旅」というタイトルの作品に仕上げたいと思う。  

2005年2月9日(水)晴  あら玉の水散り走る玉せせり
 
■■■     筥崎宮玉せせり」アップ! ■■■
 
  福岡市の初春の風物詩 感動写真集・第48集「筥崎宮玉せせり」をアップした。この作品は、新年正月3日福岡市東区箱崎に鎮座する筥崎(はこざき)八幡宮の玉取祭の模様をちばあきおさんが撮影されたもので、日本古来から伝わる裸祭りの感動を追い求めておられるちばさんの第11作目の作品で、今年最初のアップロードである。  
   「筥崎宮玉せせり」は、500年の歴史ある神事で、寒風のなか、裸の男たちが勢い水に濡れ鼠になりながらも陽玉をめぐる激しい争奪戦を繰り広げるもので、福岡市の初春の風物詩となっている裸祭りである。   
 

筥崎宮玉せせり

筥崎宮玉せせり

拡大写真(1200x1100)377KB

 
  玉せせりと社会教育 日本の冬は裸祭りが多いが、その典型ともいえるものが玉せせりではなかろうか。この500年もの伝統ある祭りは、変質することなく現在に継承され、今年も無事に終わったことは誠に喜ばしい。子供たちが前半を受け持ち、大人と対等の役割を演じる祭りはとても珍しい。玉せせりは、子供たちが大人たちの肩車というスキンシップを受けながら、ともに裸体を寒風に晒し、寒の水を浴びながら身をもって困難に立ち向かう社会教育の現場でもある。これ以上の体験学習は存在しないだろう。  
 
■■■     当サイトが松下電器産業(株)パナソニックのサイトにリンク! ■■■
 
   2月5日(土)松下電器産業(株)パナソニックSSマーケティングの「Panasonic e3 e-communication」編集部と次のようなmailのやりとりをした。  
 
 
  2005年2月5日(土)  「Panasonic e3 e-communication」編集部  様より 松下電器産業(株)パナソニックSSマーケティング

リンクさせていただきました 
はじめまして。「Panasonic e3 e-communication」編集部と申します。総合教育情報サイト「Panasonic e3」 http://www.e3.panasonic.co.jp/ では、授業に役立つホームページ紹介、学校リンク集など教育関係の現場で役立つ情報を発信しております。このサイト内のe-communication「ネット・EYE」というコーナーでは、教育現場の先生方が授業で活用できるサイトを紹介しております。

2005年2月の紹介サイトといたしまして、Wa☆Daフォトギャラリー http://wadaphoto.jp/ を紹介させていただき、リンクを掲載させていただきました。サイトの紹介ページはhttp://www.e3.panasonic.co.jp/communication/neteye/index.html から、貴サイト名をクリックしていただくことで、ご確認いただけます。何か不都合な点などございましたら、誠に恐縮ですが、当方までご連絡をお願いいたします。何卒よろしくお願いいたします。
 
 
おはようございます。このたびは貴社のホームページでWa☆Daフォトギャラリーを取り上げていただき、教育関係の現場で役立つサイトとして身に余るご紹介いただきましたことは、非常に光栄であり、厚くお礼申し上げます。これからもご紹介に恥じないように、教育現場におきましても大いに役立つコンテンツを目指してゆきたいと思います。有り難うございました。
 
 
 
   早速アクセスしてみると、トップページの画像と解説が掲載され、Wa☆Daフォトギャラリーにリンクが張られていた。  
 
  4つ目の「Wa☆Daフォトギャラリー」ですが、まさしく、旅の写真がメインになって いるサイトです。和田義男さんが世界各地をめぐって撮ってきた写真を、高画質で見ることが可能です。フォトギャラリー、旅行記、感動写真集、他日本旅行に関わるものが主な内容です。各国の美しい風景と人々の暮らしぶりをBGMとともに堪能できます。写真を通して、それぞれの国について考えることができるサイトです。
 
   ビッグメーカーのサイトに2月一杯当サイトの紹介が掲載されるとは非常に光栄である。現在75万アクセスを突破し、最近12日間で3万アクセスがあり、4日で1万件のペースが定着したのが嬉しい。これで更に弾みがつくのではないかと期待している。  

2005年1月22日(土)晴  燈籠の瀧に誘う山小径
 
■■■    

奥久慈雨情

」をアップ! ■■■
 
   今朝旅紀行ジャパン第33集「奥久慈雨情(おくくじうじょう)」をアップした。この作品は、昨年11月15日、家内と二人で雨の奥久慈をバス旅行し、豊田りんご園、龍神大吊橋、月待の滝、袋田の滝を巡ったときのもので、編集作業が間に合わず、年を越してしまった。  
    茨城県は詩人・野口雨情のふるさと。北原白秋・西条八十とともに童謡の近代化に貢献したことで知られる。代表作は「十五夜お月さん」「七つの子」「青い目の人形」「船頭小唄」「波浮の港」など。北原白秋は「城ヶ島の雨」の中で「利休ねずみの雨が降る」と詠ったが、利休鼠は抹茶のような緑色を帯びた鼠色のことだそうで、現代風にいえばモスグリーンである。  
   雨情のことや、雨に色があるのだろうかと考えながら久慈川の支流・滝川を散策した。紅葉が雨に濡れて一段と艶(つや)やかで、はじめて訪れた奥久慈路は豊かな山村だった。  
 

小さな石燈籠

 

袋田の滝の威容

小さな石燈籠   袋田の滝の威容

拡大写真(1200x900)280KB

 

拡大写真(1200x900)234KB

 
   今回の旅の目玉は、もちろん袋田の滝だった。関東では有名なこの滝も、西日本ではあまり知られていない。大雨のせいもあり、男性的な佇まいで眼前に迫るこの大滝は、日本三大名瀑にふさわしい素晴らしい滝だった。  
   これまで茨城県とはあまり縁がなかったが、良いところが沢山ある。こんにゃくの里もよかったし、村おこし・町おこしで色々な試みがなされている。これを機にもっといばらきに関心を持ちたいと思った。  

2005年1月21日(金)晴  掌をあわせ一心不乱の寒の行  http://portal.nifty.com/  
   
■■■     @nifty デイリーポータルZが当サイトを紹介! ■■■
 2005年1月19日(水)、ニフティ(株)から次のmailが届いた。

サイト紹介とリンクのお願い 突然のメール失礼いたします。@nifty デイリーポータルZと申します。当サイトでは、日替わりの情報サイトとして興味深い出来事やホームページを毎日紹介しております。今回、貴ホームページをリンクとご紹介させていただきたくメールを差し上げました。

リンクさせていただきたいページ:
とにかく服を脱げ!日本の裸祭り写真集 http://wadaphoto.jp/index.htm#,,
Wa☆Daフォトギャラリー http://wadaphoto.jp/
掲載予定日:2005年1月21日午前11時〜1月22日午前11時

本サイトではインターネットになれていない方も興味深いページにすぐに移動できるよう、サイトのトップページのほか、個別のページにもリンクをはらせていただきたいと考えております。なにとぞご承諾いただけますようお願いいたします。

 そこで先ほど@nifty デイリーポータルZ http://portal.nifty.com/ にアクセスしたところ、「topics:」欄に当サイトが紹介されていた。クリックすると当サイトの日本の裸祭りの目次にジャンプする。
日本の裸祭り(Wa☆Daフォトギャラリー)
   「とにかく服を脱げ!」「肌をあらわにした男たちが集まる日本の裸祭り。理由はともかく、みんな裸です」という説明文は、何をいいたいのかよく分からないが、ともあれ、ニフティに紹介されたことが一つの勲章だと思われ、素直に喜びたい。この一日間にどれだけアクセスが増えるのか、楽しみである。  
  アクセスの状況 1月21日:4444件 1月22日:3266件 2日間で7710件を記録し、ニフティでの紹介の効果は絶大だった。(1月23日)  

2005年1月16日(日)雨  氷背に祈る裸の赤き肌
 
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鐵砲洲稲荷寒中水浴大会

」をアップ! ■■■
 
   昨日早朝、新春初取材で9日に速報した寒中水浴大会の作品を日本の裸祭り第24集(累計第36集)としてアップロードした。このジャンルは読者が多く、昨日だけで853件のアクセスがあり、トップページも3080件を記録した。  
   この作品は激写した710枚の中から厳選した30枚の高精細画像を中心にして、参加者が控えの間で準備する段階から準備運動、寒垢離、銭湯、直会まで、全てのシーンを収めている。今年で5度目の禊となるmickiyさんが私を中川宮司に紹介し、参加者の了解をとっていただいたお陰で、控えの間や直会も撮影することができた。月爺さんからは97歳の先代宮司の写真をお送りいただき、昨年の様子を加えることができ、ひと味違った作品が生まれた。人の輪の広がりの有り難さを痛感する。  
 

祈 り

 

心頭滅却すれば

祈 り   心頭滅却すれば

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日本人をしている人たち

 
   直会では私も寿司をいただき歓談したが、これまであちこちの裸祭りに参加している常連が沢山いて、私も何人も顔を覚えている。名も知れぬ彼らから私のホームページを楽しみに見ているといわれたときは嬉しかった。  
   私と同じ団塊の世代のmickiyさんの日常は、大手旅行会社のシステム開発を手がける部長さんで、千葉県から東京に通勤されている普通のサラリーマンである。しかし、休日には颯爽と和服に変身し、岡山の西大寺会陽や江ノ島神輿錬成会、江ノ島天王祭などの裸祭りに参加されている。  
   金沢から来られた先生と呼ばれる O さんは、兼六園のすぐ隣の石浦神社で元日の午前2時から氏子30人ほどが水を被る初禊に参加され、鉄砲洲稲荷には前日上京して参加されたという。  
 

★★★

 
   世界中を見回しても、褌を締めて神輿を担いだり、寒い冬に沐浴するのは日本人だけである。はたから見ると理解できない彼らの行動をよく考えてみると、彼らこそ本当に日本人をしている人たちなのだと思う。  
   我々日本のサラリーマンの日常は、完全に西洋化された社会の中にある。ここに集う人たちは、自分たちのアイデンティティ(日本人らしさ)を発見し、休日には会社から離れ、非日常の伝統文化に身を置くことで己を知り、人生を謳歌しているのである。私は彼らの生き方に感心し、共感を覚えた。  

2005年1月9日(日)晴  褌を締めて禊の寒の水
 
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鐵砲洲稲荷神社てっぽうずいなりじんじゃ

「寒中水浴大会」速報! ■■■
 
   本日午前11時から東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社において第50回寒中水浴大会が開催された。女性を含む38名が裸になり、中川宮司の号令により櫓漕(ろこぎ)運動などで身体を温めた後、境内のキャンパス製の水槽に浸かり、新年の無病息災を祈念した。  
 

櫓漕運動

 

氷の水浴

櫓漕運動   氷の水浴

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   特設プールには大きな氷柱が2本入れられ、そのそばでの水浴は見ているだけでも寒くなりそうだったが、参加者は地元氏子たちのほか、金沢、福島、千葉などから毎年やってくる常連も多く、馴れているせいか、まるで寒さを感じないような表情だった。  
   参加者たちは水浴の後、そのまま近くの銭湯に行き、凍える身体を暖めた後、社務所二階で直会が開かれ、銀座から取り寄せた折詰め鮨に舌鼓を打ちながら新年を祝った。私も中川宮司のお計らいでご相伴にあずかった。  
   鐵砲洲稲荷神社は、平安初期の承和8年(841)以来、京橋地区一帯(銀座一〜八丁目東、湊一〜三丁目、入船一〜三丁目、明石町)の土地生成の産土神(うぶすなのかみ)である生成太神(いなりのおおかみ)を祀る由緒ある神社。昨年は、中川正光宮司が97歳の老齢にもかかわらず寒中水浴を無事に勤められた。今年は、ご子息が宮司を引き継ぎ指揮を執られた。この模様は、新春初取材の作品として後日発表したい。  
2005年1月1日(土)晴  本堂の人影絶えし冬構
   
 

 

 

 

   新年あけましておめでとうございます。2005年元旦、足かけ6年目のWa☆Daフォトギャラリーは総アクセス数652,815件からスタートしました。皆様のお陰で、5日で1万件のペースです。今年もロマンと感動の旅をお送りすべく、張り切っておりますので、どうか宜しくお願いします。  
 

 
 

大祓式

 
   12月28日の御用納めの日は、午後3時から本社課長以上が新宿センタービル52階の大講堂に集合し、新宿中央公園に鎮座する西新宿の氏神様である熊野神社による大祓式があった。生演奏の雅楽が流れる中、宮司の祝詞奏上など、式典が厳かにとりおこなわれ、葉山社長の玉串奉奠のあと、お神酒をいただき、清らかな身体で新年を迎えることになった。宮司が最後におめでとうございますといったのは、厄が払われて清らかな身体になったので、おめでたいのだろうと理解した。  
   そのあと、12階の土木本部で納会があったが、災害の年の厄払いということで、初めて宮司によるお祓いを受けた。式の後、市川土木本部長の挨拶のあと乾杯し、間もなくお開き。その後、各課で懇親会が開かれ、夕方仕事納めの行事が全て終わり、年末年始の特別休暇に入った。  
 

雪の明善寺(白川郷)

雪の明善寺(白川郷)

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柿の木と合掌屋(白川郷)

相倉の合掌屋(五箇山)

柿の木と合掌屋(白川郷)   相倉の合掌屋(五箇山)

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雪の北陸・飛騨の旅

 
   翌29日から2泊3日の日程で、internetで予約したクラブツーリズム主催のバス旅行に参加し、家内と共に北陸・飛騨を旅した。暖冬で雪がないと危惧していたところ、西高東低の冬型となって季節風が強まり、幸運にも雪が降り出したのはよかったが、中央自動車道で8台の玉突き事故が発生するという不運に見舞われ、初日は富山第一ホテルに到着するのがやっとだった。  
   二日目の12月30日も雪が降ったり止んだりという天候だったが、最初の石川県金沢市の兼六園は前日の雪が積もっていて、美しい景色だった。朝日新聞の女性記者がカメラを手に園内を歩いていたので、良い時期に兼六園を撮影できたと思った。その後、加賀金箔工芸館に立ち寄った。金沢は、金箔の90%以上のシェアを誇る日本一の生産地である。気温や湿度が金箔作りに理想的なのだという。2gの金が畳1丈分に広がる。前田利家公の金の具足(模造)が素晴らしかった。昼前、福井県に入り、東尋坊を見物。時折霰(あられ)がパラパラ降る悪天候だったが、砕ける日本海の荒波が印象的で、素晴らしかった。  
   午後から日本の禅の元祖・道元禅師が開いた曹洞宗大本山永平寺を訪れた。雪が積もっていて、想像通りの七堂伽藍の佇まいだった。雲水(修行僧)にカメラを向けない限り、フラッシュ撮影もOKということで、伽藍を足早に回ってシャッターを切った。ここで初めて失敗した。あとで確かめると、E-300にE-1の標準ズームをつけて内蔵フラッシュで撮影したため、レンズが長い分、フードの影ができていた。外付けのフラッシュも持って行ったのだが、使わなかったのが悪かった。  
   三日目の12月31日は更に豪雪になった。(東京も珍しい大雪で、元旦の夜もまだ消えていない。)お陰で、世界遺産に登録されている五箇山(ごかやま)・相倉(あいのくら)と白川郷の雪景色を撮影することができた。白川郷は前日降った雪が積もっていたような感じで、2004年2月のライトアップの写真と比べると積雪は僅かで、豪雪地帯のこれからの冬ごもりを暗示する降雪だった。白川郷は撮影中も激しい降雪のため、カメラのレンズにかかる雪をタオルで払いつつ、傘をさしながらE-1の広角ズームとE-300の標準ズームの二刀流で撮影した。  
   初日パスした高山も大雪で、1時間の散策の後、帰途についたが、豪雪のため、中央道はじめあちこちで除雪が間に合わなかったり、事故があったりして、一般道を含めて渋滞が激しく、バスが遅々として進まなくなった。一時はバスで新年を迎える覚悟もしたのだが、結局、バスを諦め、松本駅から特急スーパーあずさで帰宅することができた。  
 

私の主力機となったE-300

 
   年末の旅行は、アクセスにトラブルがあったものの、撮影は2800枚、2.2ギガ、CD4枚分を収録。ソニーのイメージ・ストレージも役に立った。小さなミスがあったものの、満足ゆく結果を得た。特にE-300の使い勝手は素晴らしく、E-1との二刀流で撮影したため、E-1の動きと比較することができた。ハッキリいって、E-300の方が動きが良く、自動焦点、自動露出が瞬時に行われる感じで、ピッピッという小気味の良い音を耳にしながら、シャッターを押すと、カシャッという切れのある音が響いて撮影が瞬時に終わる。E-1に持ち替えて、同じような動作を繰り返すと、いまいちもたつきがあるような感じを受けた。入門機という位置づけのカメラにもかかわらず、E-1を超える機動力があり、改めてその実力を見直した。  
   E-300で撮影した画像をパソコンでチェックしたが、800万画素だけあってきめ細かな絵づくりがなされており、E-1を超えるクオリティがあるように思えた。祭りほどの頻度はないが、連続撮影も軽快で、撮影機会を逃すことは一度もなかった。最後の白川郷では-3℃の豪雪の中、傘を差しながら撮影したが、少々濡れても動作にはまったく影響がなかった。永平寺では暗い七堂伽藍の内部の撮影に内蔵フラッシュを使ったが、暗いところでは自動的にAFイルミネータが働き、赤外線が照射されて露出やピント合わせが行われ、スムーズにシャッターが切れたのには驚いた。E-1ではピントが合わず、手動に切り替えても暗いファインダー内でのピント合わせに苦労したものだが、この課題を見事にクリアしている。E-1の経験がE-300に結実している感じで、自信を持ってお薦めできるデジカメに仕上がっている。今後、E-300を主力機とし、E-1を補助機として使い込んで行きたい。  

 

2004年(下)

2005年1/5

2005年2/5

 

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