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3日目、午前5時起床。5時半すぎ湯殿山参籠所を出発し、御沢駆け・滝行・湯殿山神社本宮参拝に向かう。 |
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出発に先立ち、班長たちが輪になってミーティングを行った。説明しているのは、夕べの護摩祈祷で玉串奉奠を行った大橋幸治さんである。後日、メールをやりとりし、素晴らしいコメントを頂いたので、ここに紹介させて頂く。 |
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出羽三山神社練成修業道場への参加は今年で8回目になります。毎年、「今、自分が生かされている事への感謝」の気持ちで修行に参加させて頂いております。 |
我が家では私が9代目に当たります。私がこの世に生を受けるためには両親・祖父母・曾祖父母・・・・と、数えてみますと510人もの先祖がいる事になります。その先祖一人一人が、寸分の狂いもなく出会い、結婚をして、家庭を守り、命を繋いできたことに、偶然の奇跡を感じるとともに、唯々「感謝」があるばかりです。
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この感謝の気持ちを忘れないために、そして子々孫々まで受け継がれていくためにこれからも精進したいと考えております。 福島県伊達市 大橋幸治 44歳
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班長たちのミーティング 05:21 |
佐藤篤さん |
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太田道彦が御霊水を法螺貝に注ぎ、少しして反対側から水を抜いた。珍しそうに見ている女性たちに、「法螺貝は中が湿っていないと音が出ない」と説明した。 |
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法螺貝 |
に水を通す |
道彦 |
の太田 |
禰宜 |
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錬成道場の行人たちは、湯殿山本宮に向かって拝礼した後、太田道彦を先頭にして湯殿山参籠所を出発。 |
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早朝湯殿山 |
参籠所 |
を出発 05:33 |
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徒歩8分ほどで御沢橋南端に到着。太田道彦が法螺を吹鳴しつつ橋の南東端から梵字川の沢に向かった。 |
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御沢橋のたもとから2〜3分ほど進んだところから沢に入り、御沢駈けが始まった。全員、足袋草鞋なので、滑ることもなく、順調に梵字川の川床を遡上(そじょう)した。 |
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一行は一列縦隊になり、太田道彦を先頭に男性行人が進み、その後を女性行人が追った。このあたりは平坦なので、楽に進むことができた。 |
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御沢橋 |
付近から |
御沢駈け |
/
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梵字川 |
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05:47 |
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10分ほど進むと、落差のある滝が見えてきた。このあたりから沢は高低差を増し、沢歩きは難易度を増す。 |
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ゆどのさん なつそうちょうの おさわがけ |
Mt. Yudono,
going along a stream
early morning
in summer. |
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手を貸さないと危ない箇所が出現する毎に班長たちが張りつき、最後の人が通過するまで支援してくれるので、女性でも安全に通過することが出来た。 |
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▼ 御沢駈けが始まって30分ほど経った頃、岩の割れ目に祀られた胎内権現・伊邪那美(いざなみ)神社に到着。まず、道彦が入り、灯明を点した後、順番にお参りした。読者ご想像のとおりの胎内潜りである。(内部は撮影禁止
) |
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割れ目の奥は洞窟で、行き止まりに道彦の点した灯明が立つ小さな祠があるので参拝する。その左に清水が湧き出ているので、口にすると御利益があるという。柄杓(ひしゃく)がなくなっていたので、手ですくって飲んだ。 |
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胎内権現 |
・ |
伊邪那美 |
神社に手を合わせる大橋幸治さん 06:12 |
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御沢駆けでは、沢の左右に13の神社が祀られているので、行人たちは参拝をしながら進んだ。神社といっても祠があるのは、伊邪那美(いざなみ)神社だけで、あとは神社名を刻んだ石碑が建てられていたり、立て掛けてあったりするだけである。 |
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写真下の飯野山神社は、苔むした岩壁が御神体の神社である。修験道では、大自然のあらゆるものに神が宿ると信じる。自然崇拝と神道から始まり、6世紀中葉に仏教が伝来すると、本地仏(ほんじぶつ)という概念が生まれ、神仏習合の修験道が生まれた。 |
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▼ 明治に御沢橋が完成し、湯殿山本宮への参道が整備されるまでは、一般参拝客は、先達に引率されて御沢駆けをし、やがて現れる御滝(おたき)で禊をしたのち、30mの垂直の梯子をよじ登って本宮にお参りするしか道はなかった。湿地に一枚の板があるだけで、どんなに助かることか。 |
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湿地の
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一枚木道 |
を歩く 06:19 |
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▼ 沢に入って50分ほど経った頃、二筋の滝が見えてきた。これが目指す御滝神社(おたきじんじゃ)で、滝そのものが御神体
となっている。これからこの聖なる地で、錬成修行道場最後の修行となる滝行が行われる。 |
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御神体直下の
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御滝 |
神社に到着! 06:27 |
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