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 旅紀行日本の裸祭り

2010315日改訂

 

 

 

今 日

昨 日

♪山伏/邦楽囃子

褌の駆け抜けてゆく寒の垢離  北舟

 

Midwinter ablutions, men of loincloths running through the pool.

2010年3月13日制作

盛り上がる垢離取場 21:19

拡大写真(1800X1350)570KB

盛り上がる垢離取場/西大寺観音院(岡山市東区)
西大寺・寺紋   西大寺観音院   西大寺・寺紋

500周年!西大寺会陽

地押

仁王 絵巻 観音 絵馬 少年 宝筒 花火 祝主 地押 本押 御福 会陽'05 三大奇祭 和田義男
宝木(しんぎ)投下1時間前の午後9時ころ、両備グループ400人の裸の第一陣は、案内係の誘導で仁王門から境内に繰り込み、定められた順路に沿って本格的な地押(じおし)が始まった。

両備りょうび

グループ400人の裸の第一陣が鉢巻を外して仁王門を通過 20:58

両備グループ400人の裸の第一陣が鉢巻を外して仁王門を通過 20:58

拡大写真(2000X1600)537KB

垢離取場こりとりば

を駆け抜ける裸の集団

垢離取場を駆け抜ける裸の集団

拡大写真(2000X1500)754KB

午後8時以降は裸とその関係者以外は境内に入れず観客は南と西に設けられた観覧席から成り行きを見守っていた。企業裸たちが列を成して次々に繰り込んでくるので、境内はラッシュ状態となっており、石門をくぐって垢離を取るのは比較的簡単だったが、そのあとは、写真下のように牛玉所権現まで珠数繋ぎの状態で、なかなか前に進めなかった。

本堂大床ほんどうおおゆか

より石門を臨む 20:01

本堂大床より石門を臨む 20:01

拡大写真(2400X1800)676KB

垢離を取った後は、本堂大床での参拝のはずだが、既に大勢の裸たちが午後10時の宝木投下に備えて場所取りをして動かないので、案内係は最初から本堂へは誘導せず、直接牛玉所権現に続く列に誘導した。
有料観覧席の前を進む両備グループ 21:01

有料観覧席の前を進む両備グループ 21:01

拡大写真(2000X1200)425KB

本堂大床で場所取りをしている裸たち

本堂大床で場所取りをしている裸たち

拡大写真(2000X1500)473KB

次々と

牛玉所権現ごおうしょごんげん

に繰り込む裸たち

次々と牛玉所権現に繰り込む裸たち

拡大写真(2000X1500)570KB

  白褌の地押轟く會陽かな  北舟 

びゃっこんの じおしとどめく えようかな

Eyo Festival, shout of rounds resounding around.

本堂東側を駆け抜ける両備先頭集団

本堂東側を駆け抜ける両備先頭集団

拡大写真(1800X1350)390KB

消防団員の前を

牛玉所権現ごおうしょごんげん

に向かう裸たち 21:03

消防団員の前を牛玉所権現に向かう裸たち 21:03

拡大写真(1800X1350)347KB

牛玉所権現ごおうしょごんげん

入口に到着

牛玉所権現入口に到着

両備先頭

牛玉所権現ごおうしょごんげん

に繰り込む 21:05

両備先頭牛玉所権現に繰り込む 21:05

拡大写真(1700X1700)417KB

牛玉所権現ごおうしょごんげん

に到着

牛玉所権現に到着

第一陣の先頭中央で率先垂範しながら陣頭指揮に当たっている人が小嶋光信・両備グループ代表の次男で、次代を担う松田敏之・両備ホールディングス(株)常務取締役である。西大寺から生まれた両備グループ100周年の節目に双宝木(もろしんぎ)と呼ばれる2本の宝木の祝主として400人の裸を率いて西大寺会陽に参加しており企業裸(きぎょうはだか)のトップとして、とても頼もしく見えた。
両備第一陣

牛玉所権現ごおうしょごんげん

を参拝 21:06

両備第一陣牛玉所権現参拝 21:06

拡大写真(1800X1350)417KB

四本柱しほんばしら に向かう裸たち

四本柱に向かう裸たち

拡大写真(1800X1350)392KB

警察官の固める 四本柱しほんばしら 通過 21:07

警察官の固める四本柱を通過 21:07

拡大写真(1700X1360)291KB

  わっしょいの夜空に響く會陽かな  北舟 

わっしょいの よぞらにひびく えようかな

Eyo Festival, cries of 'Wasshoi' sounding to the night sky.

2巡目に入る両備先頭集団 21:09

2巡目に入る両備先頭集団 21:09

拡大写真(1800X1300)390KB

▲▼ 「西大寺はだか祭」と書かれた半纏を着た先導係は、2巡目も本堂には誘導せず、牛玉所権現に向かったが、ラッシュのため、牛玉所権現もパスするというありさま。不満だが、勝手な行動が取れないので、従わざるをえなかった。
本堂北の 庫裡くり への空中廊下を通過 21:10

本堂北の庫裡への空中廊下を通過 21:10

▲▼ 結局、両備グループは境内を2巡したあと、個別に本堂大床に上がり、流れ解散となった。大床に上がっても場所取りの裸で満杯なので御福窓の下で参拝することは不可能な状態で林グループが宝木投下3時間前の午後7時に入った理由が分かった。筆者は、両備グループの密着取材をここで打ち切り、以後、境内を巡回して、地押の状況を撮影した。

本堂大床ほんどうおおゆか

に上がる 21:11

本堂大床に上がる 21:11

盛り上がる 垢離取場こりとりば  21:19

盛り上がる垢離取場 21:19

拡大写真(1800X1350)570KB

  褌の駆け抜けてゆく寒の垢離  北舟 

ふんどしの かけぬけてゆく かんのこり

Midwinter ablutions, men of loincloths running through the pool.

宝木しんぎ 投下30分前の西大寺観音院 21:30

宝木投下30分前の西大寺観音院 21:30

拡大写真(2400X1700)586KB

▲▼ 境内で撮影を続けていると、中井さんに遭遇したので、以後行動を共にし、警察・消防の救護班が待機する後方の石門(せきもん)の一段上がったところに撮影位置を定めた。そこから撮ったパノラマ写真が写真下である。
次々と 地押じおし に繰り込む 企業裸きぎょうはだか たち 21:33

次々と地押に繰り込む企業裸たち 21:33

パノラマ写真(3100X1400)614KB

▲▼ 宝木(しんぎ)投下30分前になっても、まだ仁王門から繰り込んで垢離取場に向かう企業裸たちが見られた。石門に立つ筆者の前を濡れ鼠状態になった裸たちが次々に通り過ぎてゆく。20年も会陽を撮り続けている中井さんのお陰で、素晴らしい撮影位置を確保することが出来たが、最良のポジションは、三重塔の二階だという。特別な許可を取らないと上がれない場所である。
垢離こり を取った後 牛玉所権現ごおうしょごんげん に向かう裸たち 21:35

垢離を取った後牛玉所権現に向かう裸たち 21:35

拡大写真(1800X1350)409KB

本堂大床を見ると湯気が上がっているのが分かる。裸と裸の接触で火傷(やけど)しないよう、御福窓から清水方(せいすいかた)が柄杓(ひしゃく)で力水を撒いているのである。裸たちは早い段階から手を上げて本押(ほんおし)を初めているのでいつから100束の串牛玉(くしごおう)が投下され始めたのか分からなかったが、5分前には、その争奪戦で熱気を帯びていた。
串牛玉くしご 争奪戦 21:55

串牛玉争奪戦 21:55

拡大写真(2000X1500)546KB

串牛玉くしご

の奪い合い / 撮影:2005年2月19日

串牛玉の奪い合い

拡大写真(1200x600)111KB

撮影:ちばあきお

仁王 絵巻 観音 絵馬 少年 宝筒 花火 祝主 地押 本押 御福 会陽'05 三大奇祭 和田義男
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