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Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

201312日改訂

 

 

 

今 日

昨 日

♪わっしょい!〜読経〜春の海

行燈の御福頂戴會陽の日  北舟

 

The day of Eyo Festival, 'Give me good luck.' on a paper lantern.

2010年3月13日制作

祝主による行燈の見事な揮毫 23:59

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祝主による行燈の見事な揮毫/西大寺バスターミナル(岡山市東区)
西大寺・寺紋   西大寺観音院   西大寺・寺紋

500周年!西大寺会陽

御福

仁王 絵巻 観音 絵馬 少年 宝筒 花火 祝主 地押 本押 御福 会陽'05 三大奇祭 和田義男
福男たちが仮受所を出たことを携帯電話で知らされていたので祝主や報道関係者は、西大寺バスターミナルで待ち受け、拍手をもって出迎えた。
西大寺バスターミナルに到着した寺坂グループ 2010.2.20 23:26

西大寺バスターミナルに到着した寺坂グループ 2010.2.20 23:26

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  初春や馬の凱旋福男  北舟 

はつはるや うまのがいせん ふくおとこ

Early spring, the man of wealth returning on the fellow's shoulders from the victorious campaign.

福男ふくおとこ

たちによる 宝木祝込みしんぎいわいこみ /福受式典会場(西大寺バスターミナル2階) 23:27

福男たちによる宝木祝込み/福受式典会場(西大寺バスターミナル2階) 23:27

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▼ 福男たちの入場に続いて、西大寺の坪井全広住職が立派な駕籠に乗って福受会場に到着し、両備グループ代表が出迎えた。左下の写真は、まるで江戸時代から抜け出たようなシーンである。
西大寺住職が福受会場に到着

西大寺住職が福受会場に到着 1/2

西大寺住職が福受会場に到着 2/2
拡大写真左(550X427)47KB   拡大写真右(550X425)52KB              写真:両備グループ
▲▼ 両備グループの福受会場で、福男たちによる「宝木祝い込み」と呼ばれるお披露目パレードが行われた後、椅子が並べられて2組約40人の裸たちが着席し、西大寺住職らが入場すると、間もなく福受式典が始まった。

祝主いわいぬし

両備グループの 福受ふくうけ 式典

祝主両備グループの福受式典

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最初に福男たち6名が宝木(しんぎ)を持って真言密教の曼荼羅(まんだら)の掛軸のかかる祭壇に歩み寄り、一升桝に宝木を突き立てた。これで宝木は福男たちの手から離れ、後福頂戴(ごふくちょうだい)と垂幕で公示していた祝主(いわいぬし)に提供する意思が示された(宝木祝い込み)。
祭壇に

宝木しんぎ

を奉納する福男たち 23:28

祭壇に宝木を奉納する福男たち1/2 23:28

祭壇に宝木を奉納する福男たち2/2 23:28

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続いて、坪井全広住職と副住職が宝木を逗子(ずし)に納める牛玉(ごおう)封じが行われ、宝木を白紙に包んだあと牛玉紙(ごおうし)に包み、更に梵字の下に「寳木」と墨書された錦の表具に納め、円筒形の厨子の中に立てられた。
坪井全広住職と副住職による 牛玉封じごおうふうじ

宝木を牛玉紙で包む

宝木を表具に納める

宝木を牛玉紙で包む

宝木を表具に納める

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宝木を円筒形の 厨子ずし に納める 21:33

宝木を円筒形の厨子に納める 21:33

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続いて住職らによる読経が行われ、一対の宝木は五福をもたらす貴い宝物として、絶大なる力が加持された。
西大寺住職と副住職による 読経どきょう  23:51

西大寺住職と副住職による読経 23:51

この御福頂戴の儀式を経て、五福をもたらす双宝木(もろしんぎ)と呼ばれる2本の宝木は、目出度く祝主の両備グループの所有となった。2つの宝木で御利益(ごりやく)は倍増するので、きっと営業成績も倍増することだろう。
 最新の厨子に納められた宝木をよく見ると、京都の仏師への注文がキチッとなされたようで、寺紋の輪違紋は、正確に表示されていた。しかしこれまで見てきた厨子と違う点が一つあった。観音開きの扉の内側に描かれた不動明王と毘沙門天がこれまでのもの比べて二つとも左右逆に描かれている。どちらでも良さそうなものだが、左大臣・右大臣という格式もあり、やはりこれは発注ミスかも知れない。閑話休題。
祝主のものとなった 双寳木もろしんぎ (左)
 
祝主のものとなった 双寳木もろしんぎ (右)

祝主のものとなった双寳木(左)

祝主のものとなった双寳木(右)

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▼ 続いて、「祝主行燈(あんどん)の揮毫(きごう)」に移り、小嶋光信両備グループ代表が縦横120cm×40cmほどの行燈の一面に力強く「御福頂戴」と墨書(ぼくしょ)した。プロと違わぬ達筆に拍手喝采がわき起こった。
祝主による

行燈あんどん

の見事な 揮毫きごう  23:59

祝主による行燈の見事な揮毫 23:59

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  行燈の御福頂戴會陽の日  北舟 

あんどんの ごふくちょうだい えようのひ

The day of Eyo Festival, 'Give me good luck.' on a paper lantern.

小嶋光信こじまみつのぶ 両備グループ代表の挨拶 2010.2.21 00:01

小嶋光信両備グループ代表の挨拶 2010.2.21 00:01

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▲▼ 予定していたセレモニーは全て終了し高野山真言密教の宇宙をあらわす曼荼羅(まんだら)と双宝木(もろしんぎ)を背に、祝主・小嶋光信両備グループ代表による次の挨拶が行われた。時刻は既に翌日に入っていた。

 「両備グループの発祥の地は、創業の西大寺鉄道の名の通り、今は岡山市に併合された旧西大寺市です。両備グループ100周年には、ここ西大寺観音院で行われる日本の三大奇祭の「西大寺会陽」の祝主と5年前から心に決めていました。
 
 丁度今年が西大寺会陽の500周年であり、また弊グループしか祝主の申し込みが無かったことで2本の宝木(しんぎ)をいただく双宝木(もろしんぎ)という61年ぶりの幸運にも恵まれました。 会陽とは、別名「はだかまつり」ともいわれ、毎年7〜8千人の締込姿の裸群が2本の宝木を争奪する勇壮なお祭りです。
 
 祝主が宝木を頂くと「御福頂戴」と書いた行燈(あんどん)をかざしますが、これは「おふく」でなく「ごふく」と読み、五福(無病・長寿・財運・積徳・延命成就)を授かるといわれています。両備グループも100周年で、500年の会陽にあやかってネクスト100年の祈願の気持ちを込めました。
 
 近年、西大寺の会陽も色々の事故で規制を厳しくしたことで、勇壮感が乏しくなり、だんだん全国的魅力が薄れかけていることが、西大寺地区の衰退の一因になっています。それで、この500周年をきっかけに再び全国的なお祭りとして情報発信したいと願って、今年の岡山経済同友会の新年会の時に、在岡のマスコミのトップのみなさんに全国への積極的報道をお願いしてまわりました。それが奏功したのか、500周年と、宝木投下の時間を22時に2時間早めて取材しやすくなったことのお陰か、全国に久し振りに大々的に報道していただけました。
 
 更に良いことは、安全、安心な祭りを願って22時投下に早められたことで、飲酒による祭りの事故が無くなって、まさに交通運輸の事業コアをもつ両備グループの100周年を祝うに相応しい安全な祭りになりました。
 
 更に子供さんや家族連れの見物客や外国観光客が増え賑やかになったことが評価されています。裸の総数も9500人と例年を上回り勇壮感が戻ってまいりました。これも観光業を持つ両備グループとしては嬉しいことです。 
 
 手前味噌ですが、両備グループ公式バンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」の演奏や、お料理、宝木福受式などお客様のおもてなしの場面、約400人の裸群の出陣など、この祭りを通じて、両備グループ50社の全社的結束が強まったと感じられたし、両備グループのCSレベルを社員の皆さんの取り組む姿から目の当たりに出来、社長として誇りに思えたことが大きい付随効果といえます。日本のお祭りというものは、多くの福を授けてくれる本当に素晴らしいものですね。」

曼荼羅まんだら

双寳木もろしんぎ の前で挨拶する祝主

曼荼羅と双寳木の前で挨拶する祝主

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▼ 祝主の挨拶に続いて、西大寺奉賛会を代表して大森実(おおもりみのる)副会長が黄色の半纏を着て挨拶した。
西大寺会陽奉賛会   大森実おおもりみのる   副会長の挨拶 00:05

西大寺会陽奉賛会 大森実 副会長の挨拶 00:05

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 今回、両備グループは、丁度創立100周年を迎え、会陽500周年と重なる幸運から双宝木の祝主となった。小嶋代表の挨拶にあったように両備グループが双宝木の祝主になるのは61年ぶりのこと。最近は平成10年(1998)と平成14年(2002)に祝主になっている。

寺の世話人へ祝儀の伝達

消防団へ祝儀の伝達

寺の世話人へ祝儀の伝達

消防団へ祝儀の伝達

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 西大寺会陽は高野山真言宗金陵山西大寺の宗教行事であるため、このままでは地方公共団体などの支援が受けられないことから、岡山県商工会議所西大寺支所に置かれた西大寺会陽奉賛会が主催する「西大寺会陽はだかまつり」として催行されている。こうすることで、公共団体や市民団体の支援を受けることが可能となり、伝統文化の保存と地域振興の両面を持つ岡山市民の祭礼として発展を続けている。
前回の祝主・山陽新聞社 越宗孝昌こしむねたかまさ  代表取締役の祝辞/来賓挨拶 00:14

前回の祝主・山陽新聞社 越宗孝昌 代表取締役の祝辞/来賓挨拶 00:14

 命がけで手に入れた貴重な宝木を福男から譲ってもらうには相当の謝礼が必要で謝礼その他すべての金額はあらかじめ決まっている。今回双宝木(もろしんぎ)になったので固定経費は2倍になる。そのほか裸に対する支援や福受式典などの経費がかかる。祝主によって差があるが両備グループの場合は、最大規模の予算を組んだという。
樽酒の鏡割り 00:26

樽酒の鏡割り 00:26

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 先進国ではボランティア活動や地域貢献が企業の善し悪しを判断する指標となっている。世界同時不況の余韻が続くなか、今回の両備グループのCR活動や地域貢献は素晴らしい英断で、経済波及効果は計り知れない。
乾杯の挨拶をするJFEスチール(株) 熊耳伸一くまがみしんいち  総務部長 00:31

乾杯の挨拶をするJFEスチール(株)熊耳伸一総務部長 00:31

 このような優良企業は、岡山市に沢山あり、頼もしく思う。日本は、昔から祭礼を通じて、寄付や労役奉仕というボランティア活動を続けてきたボランティア先進国である。500年もの長きにわたって日本古来の裸褌文化を育み継承してきたことは、素晴らしいことで、日本は世界に冠たる文化国家であるという思いを強くした。
升酒で乾杯 00:32

升酒で乾杯 00:32

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▲▼ 樽酒の鏡開きの後JFEスチール(株)の熊耳伸一(くまがみ・しんいち)総務部長の挨拶と音頭により両備グループ100周年記念の焼印の入った一合升で乾杯し、祝宴に入った。裸たちを前にして、カジュアルなスタイルで現れた熊耳(まがみ)さんの細やかな配慮に、私も乾杯!
美酒と折詰で祝宴 00:36

美酒と折詰で祝宴 00:36

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和田義男

 
撮 影


2010年2月19-21日



OLYMPUS E-30  
 
12-60mm

1,230万画素 2,100枚 5.2GB
 
 

 祝宴に入ったのを機に、全ての取材を終え最後までお世話頂いた山木さんに御礼を言って腕章をお返ししたところ、記念の一合升と折り詰めを頂いた。
 電車は23:41が最終だったので、バスセンターのタクシー乗り場からタクシーで岡山駅前のホテルに向かったが、ホテルに着いたときには三日目の午前1時頃になっていた。
 そのあと、駅前酒場のチェーン店で、昨年の祝主・旭電業から会陽に参加した愛媛のすずきさんや東京から連続20年参加しているS.さんと合流し、午前3時頃まで会陽談義や褌談義に花を咲かせ、祝杯をあげた。
 翌日体重を計ってみると1kg 以上減っていたので、仕事以上にきついものがあったが、好きなことを好きなだけやり遂げた充実感があり、疲れは全く感じなかった。デフレスパイラルの懸念のある厳しい日本経済の現状にあって、団塊の世代が好きな道楽をとことん追求し、大いに消費活動を行えば、ささやかな社会貢献になるのではないかと思いながら、車で来たすずきさんの見送りを受けてJR岡山駅の新幹線ホームに上がった。

謝  辞

 このたびは祝主・両備グループの密着取材を快く受け入れて頂いた小嶋社長はじめ、山木広報部長の絶大なご支援と400人もの裸の皆様方のご協力とご出演を賜り、本日、西大寺会陽の決定版を作成することができましたことを衷心より御礼申し上げます。
 
 偶然にも西大寺駅で知り合った地元アマチュア写真家の中井三郎さんには、事前踏査や当日の撮影の実地指導など、全面的なご支援を賜り、撮影計画の120%を達成することができました。プレゼント頂いた中井さんの会陽アルバムは、私の宝物となりました。中井さんとの出会いがなければ、これだけ多彩な作品を創ることは不可能でした。初対面の私に身に余るご厚意を示して頂いたことは、終生忘れることはありません。本当に有り難うございました。
 
 主催者である西大寺会陽奉賛会の皆様方には、写真係の腕章をお貸し頂き、境内での密着取材を認めて頂きました。お陰様で、立入が難しい最終局面の境内や宝木仮受所で報道陣と共に貴重な写真を多数撮影することができ、この作品に幅広い視点と深みが生まれたことに感謝申し上げます。
 
 金陵山西大寺坪井住職はじめお坊様方のご支援・ご協力のお陰で、西大寺観音院の本堂内部の写真を撮影させて頂き、後日の電話取材にも快く応じて頂きました。お陰様で、華やかな会陽を支える真言密教の奥深さや荘厳で美しい宗教文化の一端に触れることができましたことに御礼申し上げます。
 
 中村美佐雄館長のご厚意により、本来は日曜日にしか開館しない西大寺文化資料館を土曜日に取材させて頂き、有り難うございました。お陰様で、現存する最古の宝木や狩野永朝(かのうえいちょう)の描いた奉納絵馬「西大寺会陽図」(複写)を撮影することができました。
 
 林グループの齋藤さんには、貴重な情報を賜り、有り難うございました。若手リーダーとして会陽連合会である会陽奉納会を組織され、伝統の会陽をもり立て、次代に伝えてゆく努力をされておられることを知り、とても感動しました。
 
 感動写真集同人の大森保武さんには、西大寺の入り日と会陽冬花火の写真をお送り頂き、作品に花を添えて頂きましたことに感謝申し上げます。
 
 地元岡山の多くの方々のご支援を受けて、この大作が生まれました。編集を終えるに当たり、皆様方との不思議な御縁を感じており、神仏の御加護によるものかと思う程です。最後に、皆様方の今後益々のご発展とご健勝を心より祈念申し上げ、御礼の言葉とさせて頂きます。有り難うございました。 〈 拝 〉 和田義男 2010.3.13
 

【取材】

金陵山西大寺 両備グループ/両備西大寺バスターミナル 岡山商工会議所西大寺支所 西大寺文化資料館  西大寺市民会館 岡山市デジタルミュージアム 広谷山無量寿院 西大寺ふれあいセンター 岡山市東区西大寺市街 吉井川

【参考文献】

500周年西大寺会陽はだかまつり/パンフレット(西大寺会陽奉賛会) 金陵山西大寺/パンフレット(金陵山西大寺) 会陽/パンフレット(岡山市・西大寺観光協会) 西大寺会陽五00年と観音院持宝展/冊子(岡山市デジタルミュージアム) 西大寺会陽500年/写真集(中井三郎) フリー百科事典ウキペディア/インターネット 「天下の奇祭!西大寺会陽」「日本三大奇祭・西大寺会陽」「早春の熊野三山」/ホームページ(Wa☆Daフォトギャラリー) 広辞苑・世界大百科事典/デジタル版

★☆★彡

感動巨編! 日本の裸祭り第107集 「500周年!西大寺会陽」

撮影・制作 : 和田義男

 平成22年(2010)3月13日 作品:第9作 画像:(大197+小65) 頁数:11 ファイル数:473 ファイル容量:112.9MB
 
平成12年(2000)〜平成22年(2010) 作品数:357 頁数:1,350 ファイル数:55,711 ファイル容量:7,841MB
  白褌の地押轟く會陽かな  北舟 

びゃっこんの じおしとどめく えようかな

Eyo Festival, shout of rounds resounding around.

編集子の選ぶ傑作

次々と 地押じおし に繰り込む 企業裸きぎょうはだか たち 21:33

次々と地押に繰り込む企業裸たち 21:33

パノラマ写真(3100X1400)614KB

西大寺会陽に思う

 筆者が全国の裸祭りを取材して、その規模や勇壮さ、伝統の継承、市民の熱狂度などを比較した結果、博多祗園山笠(福岡市)・西大寺会陽(岡山市)・國府宮(こうのみや)はだか祭(愛知県稲沢市)が群を抜いて評価が高い。全国に日本三大裸祭と自称する祭が散見されるが、このビッグ・スリーこそが日本三大裸祭と呼ぶに相応しい勇壮な祭礼である(和田説)。こうしてみると、西大寺会陽は日本三大奇祭と日本三大裸祭のふたつのタイトルに輝く類い希な祭礼であり、その歴史の重みと相まって日本の祭文化の至宝であるといえよう。
 しかし、岡山県の調査によると、岡山県下では2月20日の西大寺会陽を筆頭に、かつては100箇所を超える会陽が行われていたが、現在では2月6日の金山寺会陽(岡山市北区)や2月13日の安養寺会陽(美作市)など、13箇所にまで激減しているという。
和田義男
 その理由は、過疎化による廃寺のほか、宝木争奪戦という性格上避けて通れない死傷事故や喧嘩沙汰などのためというが、伝統文化が次々に消滅してゆくのはとても残念である。
 西大寺会陽では戦後2人の裸が本堂大床(おおゆか)で命を落としている。國府宮はだか祭も同様で「死者を出すような危険な祭は、即刻中止すべきだ」との批判があり、安全安心な裸祭を催行するにはどうすべきかが問われている。
 会陽は裸で垢離を取るという日本国民に共通する正月行事であり日本が世界に誇る裸褌文化として、これからも変質させることなく幾久しく存続させるために、官学民が一体となって叡智を出し合って欲しいと思う。
 西大寺会陽は、現在、岡山県の重要無形民俗文化財に指定されているが、国の指定を受けていないのが不思議な程である。日本全国の祭礼を取材して思うことは、国が一元的に審査して仕分けしているのではなく、申請を待って審査するというシステムになっているらしく、何故これが国の指定を受け、これが県の指定に止まっているのかといった不合理が見られる。 
 地元民や教育委員会の熱意に左右される部分も大きいと思われるが、これも有識者の叡智を出し合って、国の重要無形民俗文化財(国宝相当)の指定を受ける努力を重ねて頂きたい。〈 完 〉 2010.3.13 和田義男
  大床の福取に沸く會陽かな  北舟 

おおゆかの ふくとりにわく えようかな

Festival Eyo, enthusiasm for taking lucky charms at Ohyuka hall.

【編集子が選ぶ名作】

本堂大床ほんどうおおゆか

の攻防!(クローズアップ) 22:00:36

本堂大床の攻防! 22:00:36

拡大写真(2000X615)278KB

スライドショーCD 「五百周年!西大寺会陽の特別御奉仕」 1

Wa☆Daフォトギャラリーの裸祭ファンの日頃のご声援にお応えしてスライドショーCD「五百周年!西大寺会陽」を2000円でお分けします。
 この1枚に255枚の画像が納められていますので、MS-Windows対応パソコンのCDドライブに挿入すると、BGMが流れるなか、5秒毎に画像がディスプレー一杯に映し出されるスライドショーを楽しむことができます上映時間は約27分です。また、CDには最大1,230万画素の原画を同梱していますので、最大A2サイズまでプリントできます。個人で楽しむ限りは、自由にプリントアウトして構いません。
 CDを希望される方は、Wa☆Daフォトギャラリー事務局 master@wadaphoto.jp 宛に送付先(郵便番号・住所・氏名)・CD名・枚数をお知らせ下さい。折り返し郵送させていただきます。
五百周年!西大寺会陽

五百周年!西大寺会陽

 
仁王 絵巻 観音 絵馬 少年 宝筒 花火 祝主 地押 本押 御福 会陽'05 三大奇祭 和田義男

読者からのお便り

2010年3月18日(木)晴  柴田 栄  様より

Re: 「500周年!西大寺会陽」完成! ご無沙汰しております。このたびは西大寺会陽のアルバム制作、お疲れ様でした。大変な量の写真の整理、さぞかし大変だったと思います。西大寺の会陽は昔から(子供の頃から)関心がありました。

もう何年も前になりますがたぶんNHKで放映されたのを見て、大変な祭りだということと、自分は参加は無理だと思ったことがあります。その番組では、奥さんが出産予定の若い男性が、安産を願って会陽に参加するという話でした。たぶん「林グループ」だったと思いますが、その一員に加えてもらって、腹帯用の晒を中に折り込んだ褌を締めて参加していました。

この番組を見て、宝木をとって福男になるにはグループに属さなければならない団体戦であることや、その格好もまるで相撲取りのまわしのような褌にアメリカンフットボールの選手みたいにサポーターをつけたり足袋が脱げないようにテープでぐるぐる巻きにしたりの格闘技なんだということも知りました。

今回のアルバムを拝見して、子供会陽というのもあって、この子供達が成長して伝統の祭りを受け継いでいくのだなぁということを初めて知りました。また地元企業が伝統を守るのに貢献していることもわかりました。祭りの迫力を伝えているだけでなくいろいろなことを教えてくれるすばらしい構成のアルバムだと思います。

今回の取材はかなり体力を消耗したのではないかと思います。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
 
おはようございます。お便り有り難うございました。早々に「500周年!西大寺会陽」をご覧いただき、光栄です。お陰様で3日間で6千アクセス近くをいただき、人気の高さを実感しています。

今回、両備グループはじめ、地元岡山の方々の全面的な協力を受け、空前絶後の感動巨編を発表することができました。これだけ広範囲で詳細な内容を持つ作品を書籍で発表するとなると、高額のものとなり、とても実現できませんが、internetのお陰で、手軽に全世界に発表することができました。読者は、internetに繋がったパソコンさえあれば、いつでもどこでも無料で気のすむまで鑑賞できるのですから、IT時代の素晴らしさ、有り難さを実感する毎日です。有り難うございました。
2010年3月15日(月)晴  大森保武  様より

Re: 「500周年!西大寺会陽」完成! 素晴らしい作品になりましたね アクセスが多いため、途中で止まってしまうのが残念です (5日前にメモリー2GB増強したばかりですが・・・)

私の拙い作品を数点使っていただき有難うございました ますますのご発展祈念してます ではまた
 
おはようございます。お便り有り難うございました。西大寺の入り日と会陽冬花火の写真を使わせて頂いたお陰で、多彩な作品に仕上がり、嬉しく思っています。

本来なら1頁を十数枚に収めるべきですが、そうすると11頁以上になってしまい、頁のリンクが1段では表示できなくなります。上下2本に分けることも考えましたが、一気に1本の作品に仕上げました。

レンタルサーバーは、大容量のバックボーンに繋がっており、共用サーバーですが性能もアップしており、無料サイトとは違ってダウンロードに待たされることはないと思います。私の方は光ケーブルですので、終始快適です。オフィスの安いパソコンでもそうです。メモリーも2ギガあれば、十分すぎますので、原因が良く分かりませんが、パソコンのリソースの問題もありますので、閲覧時には、ほかのソフトを全て終了させてご覧になれば、改善されると思いますので、試して下さい。有り難うございました。
2010年3月14日(日)晴  松本高明  様より

「500周年!西大寺会陽」、拝見しました 鐵砲洲と玉前神社でご一緒させていただきました、松本です。今年も裸として西大寺
会陽に参加し、怪我することなく無事に終えることができました。

和田さんも西大寺にいらっしゃっていたのですね。「500周年!西大寺会陽」、たいへんなボリュームのため、まだじっくり拝見できていませんが、会陽太鼓の写真など「この近くに自分もいたかも」と思われるものもありました。その中で、会陽太鼓の曲名が不明、とありましたので、お知らせいたします。

1曲目は「炎祷(えんとう)」、2曲目は新曲の「会陽鳴動(えようめいどう)」です。ただ、私が聞いたのは1回目(18:30〜)だけですので、2回目(20:00〜)も同じかどうかはわかりません。BGMで流れているのは「会陽鳴動」のほうではないかと思います。例年だと2曲目は「龍神(りゅうじん)」なのですが、今年は500周年を記念して新曲が作られた、と境内の放送で説明していました。

今年の会陽は、四国から鐵砲洲に来られていた方と裸群の中で奇跡的に?再開できたこともあり、特に思い出に残る会陽となりました。「500周年!西大寺会陽」、裸として参加していると見ることができないシーンも多数ありますね。改めて、じっくり拝見させていただきます。ありがとうございました。
 
おはようございます。お便り有り難うございました。正月の鐵砲洲寒中水浴に参加された方では新尺さん、すずきさん、松本さんが会陽に参加されたんですね。三木さんも常連なのですが、ご都合が悪かったようです。奇跡的に出会われたのは愛媛のすずきさんだと思います。

会陽太鼓の情報、有り難うございます。BGMの曲名に「会陽鳴動」と表示させて頂きました。大作を創る方も大変でしたが、見る方も大変だと思います。お時間のあるときにごゆるりとご覧下さい。有り難うございました。
2010年3月14日(日)晴  齋藤雅之  様より

Re: 「500周年!西大寺会陽」完成! 大変な力作完成おめでとうございます。私達の愛してやまない西大寺会陽がこのような形で未来永劫残せることは、非常に感無量です。

余談ですが、地押しという呼び方は、本来であれば西大寺会陽の前日3日間程、西大寺会陽当日忙しくて本押しに参加出来ない人のため、又は地元の盛り上がりのため、宝木ではなく宝筒を現在 太鼓をしているところから投下していました。その行事を地押しと呼んでいました。現在でも、安養寺等では 会陽前日の夜に子供会陽を地押しとして行っています。

会陽当日には、子供会陽と大人の会陽があります。西大寺で地押しがなくなったため、地元の人たちや祝い主の人たちが、宝木投下前に観音様に裸でお参りに行くのを地押しと呼んでいるのです。しかし正確には違うのかもしれません。
 
今晩は。お便り有り難うございました。地押しの件は、文中で紹介させていただきます。先ほど、名作集が完成しました。内容は、作品に発表した写真の最大サイズを収録したものです。サービスサイズ〜A2〜全紙までプリントできますので、ご活
用下さい。明日、お送りします。色々と教えて頂き、有り難うございました。
2010年3月13日(土)晴  WB  様より

Re: 「500周年!西大寺会陽」完成! こんばんは。いつも更新の案内をいただき,誠にありがとうございます。今回の西大寺の会陽のページも力作ですね。何よりも,画像だけでなく,その祭りの歴史や背景などが充実しているのが圧巻です。

西大寺でも子どもの会陽があるんですね。最近では,水泳でさえも恥ずかしがる子がいるようですが,褌をはいて祭りに参加する伝統があるのがいいですね。褌に学校名や名前が書いてありますが,学校単位で参加しているんですか?この祭りも変に時代に合わせずに,褌スタイルを貫いて欲しいものです。

 
今晩は。お便り有り難うございました。早々に「500周年!西大寺会陽」をご覧いただき、光栄です。私の取材方針は、裸祭の晴れやかな表面的なものだけでなく、その歴史やなぜそのような祭をやるのかなど、裸祭りにまつわる全ての事柄に光を当てたいということです。準備不足や力不足で、必ずしもこれまでは全ての疑問に応える作品にはなっていませんが、今回は2泊3日の密着取材が実現したお陰で、かなり広範囲に裸文化の内面にまで切り込むことができたものと自負しています。それは、地元岡山の方々からの全面的なご支援を頂いたお陰です。

少年はだか祭りは、あくまでも個人参加で、低学年は父兄が付き添っていました。学校名の表示は個人の識別のためで、学校単位の争奪戦を目的とするものではありませんが、学校名を表示することで、オリンピックで言えば国を代表しているような自負が生じますので、良い試みだと思います。また、学校の取組姿勢も分かりますので、先生方の評価にもつながり、学校側の意欲をかき立てることができますので、良い方法だと思います。

裸褌文化は、日本だけの伝統文化ですので、これからもこの素晴らしい文化を変質させることなく伝えていって貰いたいものですね。有り難うございました。
2010年3月5日(金)晴  IT  様より

お写真に関して お世話になっております。私は関西テレビの「M」という番組を担当しております IT と申します。番組の概要をメール致します。

☆番組概要

放送局:関西テレビ、BSフジ
毎週金曜(KTV) 深夜25:59〜26:29放送
内容:アーティストの音楽的趣味・嗜好を徹底的に解剖する新感覚音楽情報番組(略)

<依頼内容> 歌手のGさんに出演して頂く際に、メンバーのHさんという(女性の)方に、男性のうしろ姿がとてもお好きだということでお話をして頂こうと考えております。祭りでの男らしい男性の姿をHさんに見て頂ければと考えております。そこで和田さんのお祭りでのふんどし姿のお写真を使用させて頂ければと思っております。

☆お借りしたい写真 「西大寺会陽」速報のふんどし姿の方たちの写真

※関西ローカルの深夜番組の為、料金はお支払いできないのですが、クレジット(名前)を入れることは可能だと思います。お手数ではありますが、明日が収録日の為、本日中にご連絡いただければと思っております。 関西テレビ「M」
 
今晩は。お便り有り難うございました。西大寺会陽の男性の褌姿の写真を関西テレビの深夜番組に使用したいとの件ですが、祭の本質とは関係がなく、性的興味から使用することは西大寺会陽をスポイルする恐れがあります。また、商用利用は有料とさせて頂いていますので、今回はご期待に添えることができません。ご了解を賜れば幸いです。ご照会、有り難うございました。
2010年2月27日(土)雨  齋藤雅之  様より

無事に西大寺会陽終わりました。 西大寺会陽から一週間たちようやくおちついて来た頃です。しかし、明日は道通宮子供会陽が朝から有り、私たちのグループの子供達も参加するのであと少し頑張ります。

騎馬に乗っているのは、今年の西大寺子供はだかまつりの福男児です。松林寺、金山寺、安養寺、西大寺と福男児になっており、明日の子供会陽で頑張って欲しいです。子供達も、会陽の当日には精進をして参加します。西大寺の会陽が500年続いて来れた理由が、そういう地元の支えがあります。
 
インターネット グーグル等のニュースで、会陽奉納会と検索すると、私達が会陽の健全化、復興に力が入れている様子を新聞に取り上げてもらっているのがわかると思います。今年は、山陽新聞はもとより、朝日新聞 毎日新聞 読売新聞と いろいろいい記事を書いていただきました。
 
本押しに入った時は、こりとりをしたのですが、地押しでは、時間の都合上取りやめました。集合写真は残念でしたが、いつか機械があれば宜しく御願い致します。 中井さんにはいつも御世話になっており、来週には西大寺観音院から、神輿をかついで町内をめぐります。なかなか会陽が終わった後は、力が抜けたようなきがする今日こ のごろです。
 
お便り有り難うございました。去年は西大寺のホテルを斡旋していただき、取材は実現できませんでしたが、有り難うございました。今年は500周年ということで、取材を敢行し、2泊3日の万全の体制で前日から岡山入りしました。偶然にも西大寺駅で中井三郎さんと知り合うことが出来、中井さんの案内で、林グループの基地に伺い、林さんに一言「宜しくお願いします。」と挨拶させていただきました。
 
中井さんも加わり、7時に仁王門ということでお待ちしていました。バッチリ取っていますので、後でお送りします。全紙大に引き伸ばしても大丈夫な1230万画素で撮影しましたので、満足していただけると思います。現在、速報版を作成中で、そこには2枚採用させていただきましたので、このメールに添付します。

今年は、祝主・両備グループの山木広報部長のご厚意で、密着取材をご了解いただき、BS2の記者と共に私も奉賛会写真係の腕章をお借りし、褌を締めるところから御福頂戴のセレモニーまで100%完璧に取材できました。以前にちばさんの作品がありますが、未熟なものであったと反省しています。ICレコーダーで音声も録音しましたので、臨場感溢れる決定版「500周年! 西大寺会陽」を数週間かけて仕上げ、発表したいと思いますので、ご期待下さい。

最初は垢離を取らないということを聞いていれば良かったのですが、先回りして場所取りをして待っていたのですが、来られず、戻ってみると既に帰られたようでした。集合写真を撮ると云うことも聞いていれば、バッチリ撮影したのに残念です。しかし、途中のシーンは密着取材し、激写していますので、ご期待下さい。

400人の両備グループは地押しに入るのが遅く、仁王門が9時通過でしたので、本堂大床は既に場所取りで開けてくれず、観音様を参拝できませんでした。西大寺が発祥の地である両備グループも100周年と云うことで、来賓の挨拶によりますと、両備グループの社長が奉賛会副会長に「もろしんぎ(双宝木と書くのでしょうか)をお願いし、お父さんの会長に話して直ぐに了解されたとのことでした。不況で他社が名乗り出なかったのかと心配していましたが、そうではなかったので安心しました。

今年は寺坂幸也さんら寺坂グループが3年連続取り主になりましたが、林グループにも取っていただきたかったところでした。中井さんと同じ石門のところで撮影していたのですが、渦も全く分からず、直ぐに抜けてしまったようです。負傷者が何人か運ばれてゆきました。20年ほど旭電業から参加されている方などの話では、今年は西に落とすという情報が乱れ飛び、みんな西の方に固まっていましたね。照明がついてから宝木が落とされたため、場所が分かり、直ぐに決着がついてしまったとのことでした。来年は是非取主になって下さい。応援しています。林様はじめ、皆様方に宜しくお伝え下さい。有り難うございました。 3/1
 
速報版の文章の中で、少し気になった点をおしらせします。

かつて岡山県で50箇所とかいてありますが、平成19年3月に岡山県の会陽の習俗 として岡山県文化財保護協会が中心となって 会陽の記録保存をおこないました。 その結果、岡山県で現行13カ所、中止、廃絶が90カ所、合計
103カ所での会陽が確認され、総合調査報告書として出版されました。

また、今年の1月31日には、慈眼院で、福引き会陽として120年ぶりに会陽が復活し、私達会陽奉納会も、デモストレーションを奉納させていただきました。

上記の他に、香川県、広島県でも数カ所確認されているので、100カ所以上の会陽があったのは事実であると思います。 岡山県庁の中の文化財課が調べています。私達も一緒に協力しています。また、林グループの会長は林 昭二郎 なのでよろしく、自分は会員とでも表記しておいて下さい。

大変きれいな写真で、まつりの醍醐味が伝わって来ます。ぜひ頑張って下さい。 3/3
 
おはようございます。貴重な情報をお寄せ頂き、有り難うございました。会陽の数などの情報は、正式版に反映させていただきます。

皆さんが集まり準備する所は、何と呼んでいるのか教えて下さい。地方では、宿とか会所とか、色々な呼称があります。また、外来者用のテント小屋は、どう呼ぶのでしょうか。また、会陽が始まるまでの精進潔斎ですが、正月以降、魚肉類や酒は取らないということで宜しいでしょうか。まわしは、相撲まわしと同じで、験を担いで洗わず、天日干しをして手入れしているということでよろしいでしょうか。お手数ですが、宜しくお願いします。 3/4
 
会陽奉納会は、林グループ 寺坂グループ  樽井グループ 庄司グループ 吉井グループ 木原グループ 児島グループ 西粟倉グループ 鳥取樗谿グループ BJ会 等で 平成12年に結成して、廃止になっている会陽の復活及び明るい会陽をアピールして、多くの方に知ってもらおうと、会陽のデモストレーション(模擬会陽)を行っています。

また、子供達に会陽を通して郷土愛を深めてもらおうと、各地の子供会陽で、警備、まわしをまくボランティアをしています。その他、今年は西大寺観音院の本堂の清掃奉仕活動を行いました。各グループが協力して、会陽を後世に残して行こうと協力しています。

また、会陽の渦の中でこけている人や、倒れた人がいれば協力して助け、会陽が未来永劫存続出来るように微力ながら力を合わせています。その会陽奉納会の代表は、自分 齋藤がしていますので、混同ないよう御願いします。

会陽奉納会と地元の有志が中心となって、西大寺神輿会も結成しています。明日朝10時から神輿を、今年の西大寺の福男と一緒に西大寺の町中を担ぎます。明日は総勢120名程です。いろいろとありますが、宜しく御願いします。

精進については、各グループで様々なしきたり等がありますが、私自身は、正月7日目の7草がゆから精進に入ります。肉 魚 酒 等をたちます。期間等は人それぞれいろいろあると思います。

まわしについては、氏神様と西大寺観音院で、正月がすぎて特別祈祷してもらいます。基本的に、自分を含め数人しかさわりません。神棚、仏壇に塩をもって清めて、毎日拝みます。相撲のまわしと同じ考え方であると思います。

集まる場所は、場所名で呼んでいます。一般の人は、着替え所と呼んでいるのではないでしょうか。グループによって、言い方は違いますが、そこの家の名や、屋号、集会所の名前等ではないかと思います。
 
また気づいたことが会ったら、メールします。奉納会等の活動については、山陽新聞等に記事が残っているかもしれません。今年は山陽新聞、朝日 読売 毎日 で取り上げられました。宜しく御願い致します。 3/6
 
おはようございます。貴重な情報をお寄せ頂き、有り難うございました。今回、2泊3日の密着取材を行い、多くの方々のご支援を賜り、11頁200枚を超える作品ができつつあります。今日から解説に入り、今週中には完成する予定です。西大寺会陽の感動と浪漫を凝縮した大作になりますので、ご期待下さい。齋藤さんからご教授頂いた内容は、作品に反映させていただきたいと思いますので、どうか宜しくお願いします。有り難うございました。 3/8
仁王 絵巻 観音 絵馬 少年 宝筒 花火 祝主 地押 本押 御福 会陽'05 三大奇祭 和田義男
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