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 旅紀行日本の裸祭り

2012年2月18日改訂

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♪獅子/邦楽鼓囃子

 

冬晴や褌登山の五人衆  北舟

 

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The winter sun shining,
the mountain climbing by the five naked of a string loincloth.

2012年2月18日制作

松明を手に褌登山
 

松明を手に褌登山/光勝寺(岩手県花巻市)

西大寺・寺紋   貴峰山光勝寺  

五大尊蘇民祭

褌登山

赤い僧衣に赤い傘の佐藤宥弘住職 2012.01.29 09:34

赤い僧衣に赤い傘の佐藤宥弘住職 2012.01.29 09:34

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光勝寺こうしょうじ

五大尊ごだいそん 蘇民祭そみんさい の由来
 
 寺伝によると、蘇民祭の起源は、建久2年(1201)元旦から7日にかけて、時の住職が国家安全・五穀豊穣・病魔退散・牛馬安全の秘法を修し満願日の7日に多数の参詣者が南部光行公の駿馬(しゅんめ)を感得した因にあやかって早朝より数百頭の馬に乗り、長さ92cm、まわり約7cmのカツの木を鞭として坂や段を上がった。  
冬日を浴びながら石段を登る褌五人衆

冬日を浴びながら石段を登る褌五人衆

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 護摩火が燃え上がると大声を上げて鞭で堂を叩(たた)き、その音響の聞こえるところまで家内安全・病魔なしといわれた。この「堂叩き」に続いて護摩法要に加持した護摩火餅(護摩餅) が堂外の参詣者に与えられた。

 
松明を手に褌登山

松明を手に褌登山

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 年を経るにしたがって護摩餅の奪い合いとなり、争奪の度を高めてきたのが蘇民祭の始まりだといわれている。

 
残雪の参道を行く「お山登り」 09:35

残雪の参道を行く「お山登り」 09:35

パノラマ写真(3000X1500)1,260KB

 毎年遠近からの参詣者が増えるにつれ護摩餅を全員に与えることが出来なくなったためいつの頃からか参詣者の中に投下するようになった

 
赤鳥居下の石段を登る 09:36

赤鳥居下の石段を登る 09:36

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これが競争となり法要中でも堂内に土足で踏み込んで護摩餅を奪い去るような暴挙さえ見られるようになった。

 
褌男ふんどしおとこ たちの後に続く佐藤住職

褌男たちの後に続く佐藤住職

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 護摩餅を群衆の中に投下すると、土や泥にまみれ、衛生上は勿論、もったいないということで、明治27年(1894)当山第26世赤塚肴天和尚のときに、小さな板札に五大尊(五大明王)の梵字を書き、裏には駒形の絵(駆け馬)を記し、一年間の息災を祈ってその日数365枚を麻の袋に入れて群衆の中に投下することに改め、今日に至っている。

 
蘇民袋を運ぶ僧侶

蘇民袋を運ぶ僧侶

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しかし、「堂叩き」は御堂が破損するなどの悪弊を伴うため、早くから禁制の札が立てられて、禁じられたという。

 
五大堂前庭(第二境内)に至る石段を登る褌五人衆 09:37

五大堂前庭(第二境内)に至る石段を登る褌五人衆 09:37

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▼ 「お山登り」の一行は約5分ほどで五大堂前庭(第二境内)に到着し、それぞれのグループは、護摩法要に定められた定位置についた。

 
五大堂前庭(第二境内)に到着 09:38

五大堂前庭(第二境内)に到着 09:38

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▼ 佐藤副住職と蘇民袋を持った僧侶だけはそのまま、五大堂に行き、祭壇に蘇民袋を安置したあと、五大堂の燈明を携えて第二境内の所定の位置についた。

 
蘇民袋は五大堂へ直行

蘇民袋は五大堂へ直行

▼ 間もなく、第二境内で護摩法要(御神火祭ごじんかさい)が開始された。杉の葉が人の背丈ほどに積み上げられた紫燈木(さいとうぎ)の四隅には青竹が立てられ、全周に注連縄が張られており、頂上に御幣(ごへい)が立てられている。佐藤住職は、東側の紫燈木の前に立ち、仏具を使って御祓いをしたあと祈祷した。

 

護摩法要ごまほうよう

(御神火祭)の開始 09:39

護摩法要(御神火祭)の開始 09:39

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大麻おおぬさ

による御祓い 09:42

大麻による御祓い 09:42

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▲▼ 続いて僧侶による大麻(おおぬさ)の御祓いが行われた後五大堂の燈明を松明(たいまつ)二本に移して持ち帰った佐藤副住職より火種の松明が佐藤住職に手渡された。この松明は、杉皮で作られたもので、長さ30cm、太さ5cmほどで白紙で束ねられている。

 
火種ひだね

松明たいまつ

を受け取る佐藤住職 09:43

火種の松明を受け取る佐藤住職 09:43

御神火ごじんか に点火 09:44

御神火に点火 09:44

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▲▼ 一組の紫燈木(さいとうぎ)が佐藤住職と僧侶によって同時に点火され、やがて白煙を上げて燃え上がる御神火(ごじんか)の前で、加治祈祷による護摩法要(御神火祭)が行われた。

 
御神火ごじんか に祈祷する佐藤住職 09:44

御神火に祈祷する佐藤住職 09:44

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御神火が燃えるなか、五大堂に向かう 09:46

御神火が燃えるなか、五大堂に向かう 09:46

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▲▼ 約7分ほどで護摩法要が終わり、消防団を先頭に最初の隊列どおりに並び、五大堂に向かって出発した。

 
猿田彦に続く五大堂神楽を支える人たち 09:46

猿田彦に続く五大堂神楽を支える人たち 09:46

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獅子頭を先頭に進む五大堂神楽

獅子頭を先頭に進む五大堂神楽

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煙を上げる御神火を後に五大堂に向かう五人衆 09:47

煙を上げる御神火を後に五大堂に向かう五人衆 09:47

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最後の階段をのぼる

最後の階段をのぼる

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   冬晴や褌登山の五人衆  北舟 

ふゆばれや ふんどしとざんの ごにんしゅう

The winter sun shining, the mountain climbing by the five naked of a string loincloth.

五大堂に一礼する菊池旗手 09:47

五大堂に一礼する菊池旗手 09:47

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優勝旗を持つ菊池春雄さん(59歳)

優勝旗を持つ菊池春雄さん(59歳)

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▲▼ 全員、五大堂に到着して「お山登り」が終わると、昨年の取主・菊池春雄さんから佐藤宥弘住職へ優勝旗が返還された。

 
昨年の取主・菊池春雄さんから佐藤住職へ優勝旗の返還 09:48

昨年の取主・菊池さんから佐藤住職へ優勝旗の返還 09:48

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