五大堂神楽 |
の |
奉奏 |
/ 五大堂 2012.01.29
09:51 |
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▲▼ 蘇民祭関係者が五大堂に上がり、それぞれの席に着くと、間もなく病魔退散・五穀豊穣を祈願する護摩祈祷が始まった。宝前(ほうぜん)の祭壇には、蘇民袋や餅などが置かれており、副住職が護摩壇に鏡餅をセットして焼き餅ができるようにした。護摩祈祷中、餅はそのままなので、片方が黒こげ状態となるのは、やむを得ない。 |
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▼ 五大堂で護摩祈祷が始まった頃、神楽殿の支度部屋では、蘇民袋争奪戦に備えて、蘇民選手たちが自前の白晒褌を締め始めた。激しいもみ合いがあるので、全員、緩みの少ない前袋式褌である。 |
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褌を締め始めた蘇民選手たち /
神楽殿(第二境内) 10:01
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五大堂では、護摩祈祷に平行して蜜柑撒きが行われた。蘇民祭振興会や護摩講の役員たちが大量に蜜柑を投げて、目出度いお祭気分を盛り上げた。 |
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▼ 五大堂の中では、護摩火が燃え上がり、護摩祈祷が佳境に入った。祭壇の切り餅は、力餅といい、長さ5cm、厚さ1cmほどの短冊状に切ったもの。 |
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▲▼ 五大堂の賽銭箱の上に板を載せ、テーブルや踏み台代わりに使われている。護摩祈祷中、断続的にプレゼントの品が撒かれるので、参拝客は、動かない。今度は、御供物(おくもつ)が振る舞われた。 |
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護摩 |
祈祷を見守る保存会や護摩講の人たち 10:26 |
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▲▼ 五大堂の護摩壇では、護摩祈祷が続けられ、蘇民祭振興会の役員や護摩講員たちが見守るなか、蘇民袋が護摩火にあぶられ、佐藤住職の加持祈祷が行われた。 |
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蘇民袋 |
を護摩火にあぶり、願いを込める佐藤住職 10:29 |
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続いて、蘇民袋争奪戦に参加する蘇民選手約60名の住所氏名が記録された「選手受付簿」に加治祈祷が施され、護摩火で炊きあげられた。 |
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▼ 五大堂の前では、今度は、御福銭(おふくぜに)がふるまわれた。厄年の人から寄付された縁起物で、のし袋の中には5円玉が1個入っている。 |
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▼ 続いて色鮮やかな福玉(ふくたま)が投げられた。拾った人は、下の光勝寺に持って行くと、色に関係なく、枡(ます)と御神酒(おみき)に引き替えてくれる。 |
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護摩祈祷も終わりに近づいてきた頃、宝前の祭壇に置かれていた切り餅が護摩火であぶられた後、力餅としてばらまかれた。裸のままなので、土や泥がついてしまうが、御利益があるということで、競争して拾っていた。
餅撒きは、蘇民袋争奪戦に発展する以前の姿であり、五大堂では重要視されている。 |
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▼ 五大堂で取材中、昨年正月2日、胡四王蘇民祭の取材でお世話になった胡四王蘇民祭実行委員会の佐藤昭男会長とお会いし
、胡四王神社の御札ペンダントと今年のコマを頂いた。菊池寛一さんから私の取材のことを聞いておられたようで、とても嬉しく、有り難かった。撮影に忙しく、ゆっくりとお話できなかったのが残念だった。 |
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写真下は、そのときの傑作のひとつで、白晒褌の上に「まわし」と呼ばれる注連縄(しめなわ)を締めた氏子たちが力紙(ちからがみ)を咥(くわ)え、松明(たいまつ)を持って、胡四王山(こしおうさん)の険しい雪中参道を山頂(176m)に鎮座する胡四王神社を目指して登るシーンを斜め前方から捉えたもので、今年の年賀状に採用させて頂いた。 |
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胡四王蘇民祭実行委員会佐藤昭男会長の後に続く褌衆 2011.01.02
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午前10時40分ころになると、支度部屋に充てられた神楽殿で褌を締めていた蘇民選手たちが、五大堂前に集合した。腕を組んで寒さを凌いでいる。 |
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▼ 鎌田清孝審判長と2名の副審判長も褌一丁に襷掛(たすきが)けで登場。既に気合いが入っている。審判長は、黒石寺蘇民祭の親方に当たるもので、蘇民袋の袋出しを行う重要な役職である。 |
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間もなく、護摩火で黒こげになった鏡餅を持った佐藤副住職が現れた。先ほどの力餅に続き、その親玉に当たる護摩餅がこれから群衆の中に投入される。 |
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和紙に包まれた護摩餅 |
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▲▼ 黒こげの鏡餅は、半分に折りたたまれ、和紙にくるまれているだけである。歓声のなか、群衆の中にポンとトスされた護摩餅は、一瞬、羽ばたく鳥のように空を漂い、両手を出して待ち構える群衆の中に落下していった。 |
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ごまもちや ふんどししゅうの うばいあい |
A Goma rice cake, scramble by naked guys of loincloth. |
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▼ 護摩餅は、蘇民選手の中に落ち、裸の男たちは、病魔退散・五穀豊穣の霊験あらたかな護摩餅を奪い合い、かわるがわる手にした餅をちぎって口に入れていた。 |
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