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途中服を着ていた審判団は上半身裸になり、折り重なった選手たちの中に割り込み、取主の判定が始まった。 |
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選手の中に割り込む審判団 2012.01.29 11:39
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▲▼ 取主(とりぬし)は、蘇民袋の口に近い順に第一取主(優勝者)、第二取主、第三取主と認定され、一・二・三の数字が書かれた赤いリボン(木綿布)を咥(くわ)えさせて判定する。写真下の左下のリボンに1の数字が見えるのが、第一取主に咥えさせるリボンである。 |
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取主 |
にくわえさせる赤いリボン 11:39 |
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頭を突っ込んで |
取主 |
を捜す審判長 11:41 |
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審判団の邪魔にならないように、片手に持ったカメラを空所に突っ込んで激写したところ、一枚だけ、取主と蘇民袋が同時に写っている傑作を切り取ることができた。取主のピントが甘いのが悔やまれるが、第一取主(優勝者)に間違いない。 |
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赤いリボンを口にした |
取主 |
と蘇民袋 11:42 |
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拡大写真(1400X1030)155KB |
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▲▼
優勝した第一取主は、中村則弘さん(花巻市石鳥谷町滝田)だった。第一取主のリボンを前年度取主の菊池さんに見せ、握手を交わして祝福を受けた。決勝点で上から押しつけられて腹部などが赤くなっており、擦過傷もみられたが、どれも勝者の勲章である。 |
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前年度取主の菊池春雄さんから祝福を受ける第一取主の中村則弘さん 11:42
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第二取主は、やはり地元の小原広任(おばらひろただ)さん(花巻市石鳥谷町八重畑)だった。リボンを咥えたままの小原さんは、第一取主の中村さんと腕を組み、健闘を讃えあった。 |
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拡大写真(2400X1600)439KB |
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▲
蘇民選手たちと一緒に五大堂前庭(第二境内)に戻ってきた。護摩法要で炊きあげられた御神火(ごじんか)は、燃え尽きて、灰だけになっていた。我々人間も誰一人例外なく
、いずれはこのように
ash
となって土に還ってしまう諸行無常を感じたのは、私だけではあるまい。「元気なうちに精一杯生きたい」と思いながら手を合わせた。 |
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蘇民祭振興会の役員たちは五大堂に引き返し、蘇民袋を解体してコマ分けなど、表彰式の準備作業を行った。 |
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蘇民袋から取り出してコマ分けする役員たち / 五大堂 11:47
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「駆け馬」と「五大尊を表す |
種子 |
(梵字)」が押印された365個のコマ |
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拡大写真(2000X1500)553KB |
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蘇民選手たちは、神楽殿の支度部屋で褌を解いて着替えた後、全員、五大堂に集合。五大尊護摩祈祷の守護札、コマ、蘇民袋を裁断したものが手渡された。取主の中村さんには、貴重な蘇民袋の口紐(口前)も渡された。 |
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選手全員に守護札、コマ、蘇民袋を裁断したものを配布 12:11
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光勝寺副住職の挨拶 / 表彰式(五大堂) 12:18
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守護札などの配布の後、入口を締め切った五大堂の中で、表彰式が行われた。最初に、佐藤副住職の挨拶があり、その後、昨年の取主・菊池春雄さんに平成23年の取主半纏が渡された。ゴルフの優勝者がもらうジャケットと同じように副住職に着せてもらった菊池さんは、満面の笑みを浮かべ、参加者から祝福を受けていた。 |
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第一取主の中村則弘さんに優勝カップの授与 12:20
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▲▼
続いて、第一取主の中村則弘さんに表彰状、優勝カップ、優勝旗が手渡された。
胡四王蘇民祭では、同時に取主半纏も渡されるが、五大尊では、翌年の表彰式に渡すことになっている。 |
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▲▼
続いて第二取主・第三取主にも表彰状とカップが手渡された。第三取主は、畠山真さん(花巻市紫波町(しわちょう))だった。第二・第三の取主が若者なので、年配の中村さんの健闘が光っている。 |
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最後に、蘇民袋に納められていた貴重な親札が中村さんに授与された。濡れないように、透明のビニールでカバーされており、フラッシュの光が反射して上手く撮影出来ていないが、拡大写真を見て読み取って頂きたい。 |
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蘇民袋に納められていた親札を授与された中村さん 12:27
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午後12時半、全ての予定行事がつつがなく終了し、手〆でお開きとなった。そのあと、蘇民選手たちの直会となり、石油ストーブで暖を取りながら、七福神という素晴らしい名前の御神酒を頂きながら、おにぎりを頬張り、しばし歓談した。 |
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すとーぶの そばでいっこん ごだいどう |
Godaido temple, a cup of sake beside a stove. |
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拡大写真(2000X1800)612KB |
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