鐵砲洲寒中水浴'１７（新褌）【和田フォト】

鐵砲洲寒中水浴

東京都中央区鐵砲洲稲荷神社正月第二日曜日取材：平成17年（2005）～平成29年（2017）撮影：星宏幸ほか

　鐵砲洲稲荷神社で行われる寒中水浴大会は、関東一の水の祭として知られ、中央区の新春の風物詩となっている。午前10時50分、中川文隆宮司の挨拶を皮切りに、寒中水浴大会が始まる。

　参加者たちは、純白の越中褌と鉢巻をキリリと締め、女性は白衣をまとい、神社一周の褌ランニング、準備運動の鳥船、鐵砲洲囃子が流れる中での寒禊、整理運動の鳥船と、約１時間に及ぶ水行を無事にこなし、湊湯で冷え切った身体を温めた後、社務所二階の直会（なおらい）に出席して和やかな初春のひとときを楽しみ、清々しい新年のスタートを切る。

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▼ 筆者（和田義男）は、平成17年（2005）の第50回大会から密着取材を始め、平成29年（2017）第62回大会で13年目の初春を迎えた。平成20年（2008）に60歳の還暦記念赤褌水浴を果たして以来、毎年、禊に参加するようになり、筆者の新年は鐵砲洲から始まることとなった。

還暦記念赤褌水浴　2008.01.13

初春や肌刺す水に身を沈む　北舟

向かって左から三木芳樹さん・筆者・故平野五雄さん

　Wa☆Daフォトギャラリーでは、平成22年（2010）以降、毎年、全国から参加者を募集し、全国連和田グループ（和田義男代表）を組織して鐵砲洲寒中水浴に参加するようになり、爾来、写真撮影は、弥生会広報部・星宏幸小林豊一の両氏と和田グループ伊藤秀行さんにお願いしている。

第62回寒中水浴大会のチラシ（表）

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第62回寒中水浴大会のチラシ（裏）

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	2017年の寒中水浴
	これまでにない肌寒い曇天となった平成29年（2017）1月８日（日）、東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社（中川文隆宮司）で、第62回寒中水浴大会が開かれ、69歳10ヶ月の筆者は、群馬、埼玉、東京、神奈川、愛知、広島の６都県と米国ハワイから集まった和田グループ第八期18名（うち女性３人）の代表として、10度目の初禊を行った。
	今年の水行参加者は98人（うち女性８人、少年２人）で、最年少は小学4年生の男子（９歳）。最年長は81歳の和久井さん（さいたま市）だった。男性は越中褌、女性は白衣という統一された禊装束の参加者たちは、板橋氷川神社宮司・篠直嗣道彦の指導のもと、神社一周の褌ランニングや鳥船で身体を温めた後、二陣に分かれ、外気温8.7℃、湿度33％のなか、鉄砲洲児童公園に設置された円形水槽の氷冷水（8.4℃）に三度浸かって、新年初の寒禊を行った。
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	鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会の作品は、今年で13作目となるため、解説は必要最小限に留めた。初めてご覧になる方は、★ 水浴'０５以下の作品を参照いただきたい。　鐵砲洲稲荷神社　鐵砲洲稲荷神社弥生会　地図

	【凡例】　 ▲：上の画像の説明文　▼：下の画像の説明文　●：筆者の私見　〈画像の左クリック〉：別窓に拡大写真を表示

平成の大改修事業の案内板 / 鐵砲洲稲荷神社　（2016年1月10日撮影）

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	▲▼ 鐵砲洲稲荷神社の平成の大改修事業のため、去年と今年の寒中水浴は、神社南の鉄砲洲児童公園で行われ、参加者の控室は、湊交番から１ブロック北の湊コミュニティルームを利用した。

鐵砲洲稲荷神社付近地図


	▼ 例年、円形水槽の準備は前日に行われるが、今年は、去年同様、公共の場である鉄砲洲児童公園での事故防止の観点から、大会当日の朝７時から準備作業が行われた。

給水車で15tonの清水を直径5mの円形水槽に注水　2017.01.08 08:12

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135kgの氷柱を投入　08:28

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投入された二個の氷柱（135kgx2）

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寒禊の準備が完了した水槽　08:48

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鐵砲洲囃子の演奏　09:16

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初春や五人囃子の鐵砲洲　北舟

はつはるや　ごにんばやしの　てっぽうず

The New Year, accompanying music of five musicians at Teppozu.

獅子舞の熱演　10:06

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境内の本部テント　19:58

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本部受付テント

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甘酒のご奉仕 / 敬神婦人会

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フジテレビの取材を受ける高橋健司さん（70歳和田グループ第八期最長老）　09:43

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	▼ 最近は、多方面から多くの取材がある。弥生会・石川辰夫会長と話している女性記者は、中央区を放送エリア内に持つ銀座のラジオ局のレポーター。綺麗な人だと思っていたら、元「ミス中央」だという。
	internetで検索してみると、平成24年（2012）第31代中央区観光大使・ミス中央に選ばれた新宮志歩さんだと分かった。　http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/koho/h24/241001/10_03/index.html

女性記者の取材を受ける弥生会・石川辰夫会長　10:08

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体験取材のＴＢＳ女性記者と打ち合わせする中川文隆宮司

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ＴＢＳのインタビューを受ける中川宮司　10:13

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ラジオ局の女性記者にインタビューを受ける弥生会・大井真二幹事長　10:21

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全国連和田グループの受付 / 湊コミュニティールーム二階　09:21

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受付でＤＶＤの福袋と鐵砲洲カレンダーを受け取る菅原真樹さん（ハワイ）　09:22

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広い和室で和気藹々と　09:32

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	▲▼ 和田グループ参加者は、鐵砲洲稲荷神社境内の本部テントで受付を済ませた後、湊コミュニティルーム二階の和室に集合。全員揃ったところでミーティングと更衣を行った。なお、一般参加者の控室は一階、女性は三階。

和田義男代表の挨拶 / 和田グループ第八期ミーティング　09:53

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	▲▼ ミーティングでは、和田代表が挨拶と役員紹介を行った後、水浴の段取りを説明。今年は、男性の新人が一人のため褌講習は省略し、名簿順に自己紹介を行った。
	2010年に結成した和田グループ第一期以来、８年間欠かさずに寒中水浴大会に参加した人は、第八期参加者18人中、筆者を入れて７人いたので、大変心強い。心身ともに丈夫で健康である証なので、これからも続けていくことを誓い合った。10年の節目には皆勤賞を出したいと思う。