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鐵砲洲寒中水浴 |
東京都中央区 鐵砲洲稲荷神社 正月第二日曜日 取材:2005〜2015 撮影:星
宏幸ほか |
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鐵砲洲稲荷神社で行われる寒中水浴大会は、関東一の水の祭として知られ、東京の新春の風物詩となっている。午前10時50分、中川文隆・鐵砲洲稲荷神社宮司の挨拶と全員の参拝を皮切りに、寒中水浴大会が始まる。 |
参加者たちは、越中褌と鉢巻をキリリと締め、女性は白衣をまとい、神社一周の褌ランニング、準備運動の鳥船、鐵砲洲囃子が流れる中での水行、整理運動の鳥船と、約1時間に及ぶ水行を無事にこなし、湊湯で冷え切った身体を温めた後、社務所二階の直会(なおらい)に出席して和やかな初春のひとときを楽しみ、清々しい新年のスタートを切る。 |
Wa☆Daフォトギャラリーは、平成17年(2005)の第50回大会から密着取材を始め、平成27年(2015)で11年目となった。平成20年(2008)に筆者が60歳の還暦を迎え、還暦記念赤褌水浴を果たして以来、撮影は弥生会広報部にお任せし、毎年禊に参加するようになり、筆者の新年は、鐵砲洲から始まることとなった。 |
還暦記念赤褌水浴を果たした3人(左から三木芳樹さん・筆者・故平野五雄さん) 2008.01.13
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拡大写真(1400X1150)212KB |
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Wa☆Daフォトギャラリーでは、平成22年(2010)以降、全国から参加者を募集し、全国連和田グループ(和田義男代表)として寒中水浴に参加するようになった。平成27年(2015)の和田グループ第六期は、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、長野、愛知、大阪の9都府県と米国ハワイから22人(新人5人)が参加し、参加者104人の2割を占めた。
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今年の初詣/鐵砲洲稲荷神社 2015.01.01 00:08
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撮影:星宏幸 |
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穏やかな晴天に恵まれた平成27年(2015)1月11日(日)、東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社(中川文隆宮司)で、第60回寒中水浴大会が開かれ、筆者は、和田グループ第六期22名の代表として、水温約7℃のなか、8度目の初禊を行った。 |
参加者104人は、篠道彦の指導のもと、神社一周の褌ランニングや鳥船で身体を温めた後、5陣に分かれて代わる代わる氷冷水に浸かった。筆者は、第1陣と第5陣の2回、垢離を取った。 |
★☆★彡 |
鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会の作品は、今年で11作目となるため、解説は必要最小限に留めた。初めてご覧になる方は、★
水浴'05 以下の作品を参照いただきたい。 鐵砲洲稲荷神社 鐵砲洲稲荷神社弥生会 地図 |
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【凡例】
▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 ●:筆者の私見 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
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大会前日に給水車で水を張る 2015.01.10 14:50
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撮影:星宏幸 |
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寒中水浴に使われる直径5mの水槽は、前日用意され、これまでは消火栓から給水していたが、去年から給水車を使って給水するようになった。円形水槽を満タンにするには、15ton の清水が必要。本番の朝、重さ135kg
の氷柱が二本投入された。 |
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水槽に氷柱を入れる 2015.01.11 08:20
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撮影:小林豊一 |
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撮影:伊藤秀行 |
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撮影:伊藤秀行 |
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撮影:星宏幸 |
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今年は、英国オックスフォード大学と北海道大学を主体とする4大学による学術調査団約10名が来訪し、日本語が堪能な渉外担当の北海道大学ロバート・トムソンさんが弥生会の朝のミーティングで挨拶した。 |
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挨拶する北海道大学ロバート・トムソンさん 08:55
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撮影:星宏幸 |
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撮影:小林豊一 |
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撮影:小林豊一 |
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鐵砲洲にやってきた学術調査団は、北海道大学、英国オックスフォード大学、米国デューク大学、デンマークオーフス大学から成る国際チーム。神社入口に幟旗とパンフレットが用意され、協力を呼びかけていた。 |
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撮影:小林豊一 |
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北大ロバート・トムソンさん 北大クリストファー・カヴァナさん(調査団長) |
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撮影:伊藤秀行 |
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平成27年1月5日、ロバート・トムソン
Robert Thomson さんから一通のメールが筆者に届き、団長であるクリフトファー・カヴァナ*
Christopher Kavanagh
さんの依頼状が添付されていた。 |
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*クリフトファー・カヴァナ:依頼状のカヴァナ・クリストファーは、姓名を日本流に並べ変えたもので、実際はクリフトファー・カヴァナで、カヴァナが姓である。団員は団長をクリスと呼んでいた。渉外担当のローバート・トムソンも名札の表記
がトムソン・ロバートと逆になっている。このような配慮は混乱をもたらすので、不要だと思う。 |
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学術調査は二つあり、一つは
iPad を使った択一式アンケートで、選択した回答を見ることで、その人の価値観がどこにあり、どのような思考回路を持つかを調べるもので、寒中水浴とは無関係な調査である。二つ目は、寒中水浴前後に水浴者の唾液を採取し、禊に伴う身体の変化を科学的に分析するものである。 |
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今回、鐵砲洲寒中水浴を調査しようと決めたのは、Wa☆Daフォトギャラリーの私の作品を見たのがきっかけだったという。連絡を受けたときは本番6日前で、余りにもショート・ノーティスだったが、協力することを承諾し、午前9時半から10時のミーティング開始時刻までの30分間を調査団に提供することにした。依頼書では、事前にアンケート用紙を配ることになっているが、物理的に不可能なので、当日、
iPad でアンケート調査をすることになった。調査協力者には、1000円の謝礼が渡された。 |
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調査団と実施要領を打ち合わせる和田代表 09:08
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撮影:伊藤秀行 |
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調査団の専属カメラマン・マーク・モフェットさん 09:09
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撮影:小林豊一 |
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撮影:伊藤秀行 |
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撮影:星宏幸 |
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DVD写真集「鐵砲洲寒中水浴」の頒布/大会本部テント
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過去10年間の記録を納めたDVD写真集「鐵砲洲寒中水浴」
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プリントできるスライドショーDVD「鐵砲洲寒中水浴」は、毎年、前年に作成したものを和田グループ参加者に進呈しているが、弥生会にもお送りし、1枚2000円で頒布して頂いている。売り上げた浄財は、去年までは弥生会に全額寄付していたが、今年から三年間、平成の大改修事業に寄付することにした。 |
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撮影:星宏幸 |
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はつはるや ごにんばやしの てっぽうず |
The New Year, accompanying music of five musicians at Teppozu. |
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渡邉浩徒先生(中央)率いる鐵砲洲囃子の演奏 09:12
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撮影:星宏幸 |
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今年、初めて、ラジオ・ニッポン放送の生中継が入った。リポーターは、劇団SETの田上ひろしさんで、寒中水浴にも飛び入り参加した。 田上ひろし/SET公式サイト |
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中川文隆宮司 田上ひろしリポーター |
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撮影:伊藤秀行 |
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撮影:伊藤秀行 |
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参加者の貴重品を預かる神社職員の中さん/社務所玄関
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撮影:伊藤秀行 |
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撮影:伊藤秀行 |
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▲▼ 今年、初めて、和田グループ参加料1000円を徴収し、全額、平成の大改修事業に寄付した。会費納入者には、カレンダーと、DVDと名簿が入った福袋をお渡しした。 |
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撮影:伊藤秀行 |
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予定通り、午前9時半から10時まで、社務所二階で調査団による和田グループの唾液採取が行われた。唾液を採取する綿を口に含み、十分に唾液をしみ込ませてからカプセルに封入する作業で、とても簡単だった。 |
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撮影:伊藤秀行 |
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採取が終わった人には、禊終了後の唾液採取セットと番号札が配られた。着替えを入れるバッグに入れておき、禊終了後、湊湯に行くまでの間に綿を口に含み、湊湯の番台前で調査員が回収することで、余分な時間を取らずに調査できる名案だった。 |
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撮影:伊藤秀行 |
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撮影:伊藤秀行 |
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拡大写真(2500x1500)326KB |
撮影:小林豊一 |
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撮影:星宏幸 |
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