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昭和22年(1947)丁亥(ひのとい)の年に生まれた筆者は、平成19年(2007)3月6日に満60歳の還暦を迎えた。心身を一新して二巡目の人生を健康で明るく過ごしたいと思い、平成20年(2008)正月13日(日)に東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社で還暦記念の寒中水浴をして、厄払いをすることにした。 |
★☆★彡 |
鐵砲洲の寒中水浴は今年で4回目となるが、今回は撮影する立場から撮影される立場となったので、撮影を弥生会(やよいかい)の星宏幸さんにお願いし、午前10時前に神社に着いた。身体一つだとこんなにも身軽かと驚く。 |
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撮影:小林豊一 |
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今年も寒中水浴のポスターには、私の写真が使われている。本作品は、今年で4作目となるため、解説は必要最小限に留めたので、初めての方は★以下の三作品を参照いただきたい。 |
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私の写真が使われている第53回寒中水浴大会のポスター |
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神社に近づくと鐵砲洲囃子が聞こえてくる。近づくにつれて音が高くなり、石鳥居を入ると、左の神楽殿から聞こえてくる笛太鼓が新春の清々しさを醸し出し、あっという間に祭り気分に切り替わる。いつも撮影のことしか考えていなかったので、身軽になるとその音の大きさに驚く。 |
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拡大写真(1400X1100)242KB |
撮影:小林豊一 |
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石鳥居を入った右手に社務所があり、入口の奥に寒中水浴の受付がある。住所・氏名を記帳し、初穂料1000円を納めると、誰でも参加することができる。水浴は白鉢巻に白の越中褌(女性は白衣)で行うので、事前の用意が必要だが、褌・鉢巻は弥生会から1000円で購入できる。 |
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今年は、三木芳樹さんと二人で還暦記念入浴するため、中川宮司に挨拶し、初穂料をお渡ししたところ、水浴に先立ち、厄年のお祓いをして頂けるというので拝殿に上がり、参拝した。 |
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拡大写真(1400X935)214KB |
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還暦の厄払い祈願 |
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拡大写真(1600X1350)444KB |
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拡大写真(1400X1050)265KB |
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鐵砲洲の寒中水浴大会は、部外の参加者に最も配慮した祭礼だといえる。社務所二階の日当たりの良い部屋が部外者の脱衣所兼控え室として開放されており、また、水浴が終わった後は、直ちに銭湯に入浴して冷えた身体を温めることができる。その後、昼食が提供されるので、心身共に爽やかな気分で、初春を寿ぐことが出来る。 |
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午前11時、川面流旭会(かわづらりゅう・あさひかい)の道彦(みちひこ)・小杉與四郎(こすぎ・よしろう)さんの指導で一般参加者36名を含む約60人が裸(女性は白衣)になって寒中水浴が始まったが、今年から水浴する前に全員拝殿に上がり、中川宮司のお祓いを受け、新年の平穏無事を祈願した。 |
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拝殿でお祓いを受ける |
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参拝後、裸男たちは、拝殿の前に据え付けられた直径5mの円形水槽の周りに並び、道彦の指導で準備運動である鳥船(とりふね)が始まった。この水槽は、平成19年(2007)の第52回大会のときに新調されたものである。 |
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撮影:小林豊一 |
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鳥 船 |
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鳥船とは、天孫降臨(てんそんこうりん)の際にニニギノミコト(瓊瓊杵尊)が乗ったという船のことで、正式には鳥船行事と呼ばれるもの。身体の邪気を発散させつつ心と霊魂を浄化統一する作法である。 |
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拡大写真(1900X1600)455KB |
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難しいセリフなので、テレビのアンチョコのように紙に書いて表示されるが、前列の人しか見えない。しかし、道彦の発声をオウム返しすれば良いので、初心者でも大体のことは云える。 |
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拡大写真(2000X1300)489KB |
撮影:小林豊一 |
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今年53回目を迎えた水浴大会は、年を追う毎に参加者と観客が増え、特に、今年の観客は数百人を数え、過去最高の盛況となった。アマチュア・カメラマンは、格好の題材となるため、早くから場所取りが行われ、撮影中も立入禁止区域ぎりぎりに乗り出して撮影するという、エスカレート振りが目立った。 |
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拡大写真(1600X1100)462KB |
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直径5mの円形水槽には135kgの氷柱が2本入れられて、早朝から冷やされ、水温は5℃前後になっている。今年は曇り空になり、風も強く、最高気温も8℃ほどだったので、今年8回目の参加となった三木さんは、初めて経験する寒さだと言っていた。 |
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拡大写真(1600X1200)346KB |
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