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2021年6月13日改訂
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♪埴生の宿メドレー 尺八:日當鶴山
旅と写真は元気の泉

感動の裸祭CD完成!

白褌のドドンと波の夏禊  北舟

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Summer purification of white loincloth,
the shock of the wave.

2000年7月16日開設

二段波の襲来!

夏越の釣ヶ崎海岸禊

二段波の襲来!/九十九里浜(千葉県長生郡一宮町)
2021年の日記 〈6月〉
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「徒然日記」目次


2021年6月13日(日)曇り

■■■ 越中褌「長寿」(夏用)  ■■■ 

▼ 肌触りが絹のような越中褌「長寿」(夏用)

フラッシュ撮影だと透けて見えてしまうため、フラッシュなしで今年新発売の夏用の越中褌を撮影した。この週末に二枚組が二つ売れてしまったので、在庫の補充をしないといけないことになった。

岡月光30番のやや薄手の高級晒木綿生地を使っているので、熱が籠もらず、涼しくて肌触りがシルクのようにさらっとしており、夏用としてお勧めしている。市販品に比べて前垂(まえだれ)がやや短めだが、標準的日本人の体格に合わせた理想の越中褌である。

ちなみに絹の褌は、つるつるしすぎて、引っかかりが無く、越中褌の前垂れは直ぐに緩んでしまうので、和田爺は使用しない。

これまでの晒木綿は、新品はやや堅さがあり、使い込んで行くにつれ、ごわごわ感が取れ、赤ちゃんでも使用できるようなさらさらの生地になる。夏用褌は、ごわごわ感が無く、最初から赤ちゃんでも使える優しい布地で、そのくせ、絹のように緩むこともなく、しっかりと腰部を守ってくれるのが良い。

ワダフォト・ヤフーショッピング店>褌
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和田爺謹製越中褌「長寿」(夏用)高級白晒木綿 二枚組
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夏用の越中褌

夏用の越中褌

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2021年6月7日(月)晴

■■■ 和田爺の着物三昧  ■■■ 

 和田爺は、冬は作務衣、夏は甚平を着用するのが定番だったが、春になってから、着物も楽しむようになった。そのきっかけは、ヤフオクやメルカリなど、ネット通販サイトで新品や中古の着物が手軽に買えるようになったからだ。

                                 ★☆★彡

▼ 鐵砲洲寒中水浴に和田グループから参加されている浅草出身の江戸っ子・和久井哲男さんと着物姿で塩船観音寺(東京都青梅市)に出かけた。このお寺は、関東では躑躅で知られる古刹で、本堂は重要無形文化財に指定されている。

撮影:2021.04.22 和久井哲男 OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII

着物のよく似合う和久井さん(86歳)と

着物のよく似合う和久井さん(86歳)と

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塩舟観音寺の躑躅

塩舟観音寺の躑躅

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 近年は、終活などで箪笥に眠っていた父や祖父の着物が大量に処分され、それを捨て値で買い取った呉服店やリサイクル店が極めて安くネット販売するようになった。

                                 ★☆★彡

▼ 五月三日(月)の憲法記念日は、素晴らしい快晴に恵まれ、正絹大島紬の藍色袷アンサンブルの着物に正絹博多帯を締め、たった一人の撮影会を行った。羽織紐は原石と水晶の数珠(ビーズ)。

最初は、吉田屋(福岡県福津市津屋崎)の板間の和室をスタジオに見立て、和田爺の一番弟子・吉田カメラマンによる記念撮影。東京から宅急便で着物類を吉田屋に送っており、この日が和田爺の本格的な着物デビューとなった。吉田さんのご好意で、生け花を添え、和田爺の決まりポーズでワンショット。オーソドックスな定番写真である。

ちなみに、羽織、長着、襦袢の下は、愛用の和田爺謹製越中褌「長寿」。

撮影: 吉田好幸(Wa☆Daフォトギャラリー福岡支店長)2021.05.03 OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
吉田屋を写真館にして記念撮影

吉田屋を写真館にして記念撮影

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 そのお陰で、何万円もする大島紬などの高級品が僅か数千円で手に入るようになった。どれも殆ど使われていない新品同様の着物が多い。自分のサイズ(着丈140cm前後)に合っているものが沢山出品されているので、写真を見ながら吟味して買ったり落札したりできる。宅急便で自宅まで配達されるので、わざわざ店に出かけなくても着物が手軽に買えてしまう。私の支払いは、ペイペイやメルペイだ。
 
                                 ★☆★彡

▼ 民宿・海の家「吉田屋」は、玄界灘に面する津屋崎浜(福岡県福津市)の中央に位置する一等地にあり、ハワイのワイキキ同様、水着姿(褌一丁)のままビーチに出て泳ぐことができる。

5月3日(月)憲法記念日の朝は、素晴らしい快晴に恵まれ、早速、津屋崎浜で一人だけの撮影会を行った。写真は色柄物の浴衣に博多帯を締めたカジュアルスタイル。浴衣の下は越中褌のみ。下駄は吉田さんに用意してもらった。

津屋崎浜の和田爺

津屋崎浜の和田爺

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 和田爺にとっては、千載一遇のチャンスととらえ、着物道楽を始めたという次第。(^-^)

                                 ★☆★彡

▼ 恋の浦の褌ロケを終え、午後、夏用の大島紬単衣のアンサンブルを着て、着物撮影会を再開した。暖かいので襦袢は割愛。若紅葉がとても美しかったので、その前でガッツポーズ!

濃茶のアンサンブルに茶色の角帯を組み合わせた。羽織紐は白数珠としゃれた。冬の袷と違って、夏用なので、生地は薄く、裏打ちのない単衣で、袖丈を短く裁断している。そのかわり、羽織の身丈がかなり長い。藍の袷の着物と比べるとよく分かる。本来、白足袋を履きたいところだが、白い鼻緒と区別が付かなくなった先例から、黒足袋にした。
若紅葉をバックに夏用大島紬単衣のアンサンブル

若紅葉をバックに夏用大島紬単衣のアンサンブル

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▼ 羽織紐を白数珠からフォーマルな正絹の黒紐に交換して撮影。
夏用単衣の和田爺

夏用単衣の和田爺

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▼ 五月のゴールデンウィークを終えて東京に帰還後、羽村のアトリエにて、鼠色の大島紬単衣のアンサンブルを着て撮影した。

青襦袢・長着・羽織は、いずれも正絹の単衣。その下は、和田爺謹製白晒越中褌「長寿」。ベージュのオーソドックスな博多帯は、どの色にも合う。羽織紐は、石の細工物でちょっとおしゃれした。

先日の着物撮影会の濃茶のアンサンブルは、羽織の袖丈が短かったが、この鼠のアンサンブルは、丁度良い加減だ。

五月の着物撮影会で気づいたことは、白髪がめだったこと。頭頂が薄くなってきたこと。そのため、アタッチメントなしのバリカンで丸坊主になった。これからの和田爺は、もう迷うことなく、坊主の褌爺を標榜する。(^-^)

撮影: 和田爺のアトリエ(東京都羽村市)にて三脚によるリモコン2秒の自取 2021.05.23 OLYMPUS E-5 
丸坊主の和田爺74歳

丸坊主の和田爺74歳

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▼ 羽織紐が地味だったので、白数珠に代え、ガッツポーズに代えて開いた扇子を手に持った。創立十周年の記念パーティで頂いた鐵砲洲稲荷神社弥生会の扇子で、末広がりの縁起物として、江戸っ子の必須アイテムであり、とても気に入っている。

末広がりの縁起物

末広がりの縁起物

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▼ 五月の最終日曜日、読者のご要望にお応えして、長襦袢を着て撮影した。

長襦袢は、本来、長着の下に着る肌着で、見せるものではない。しかし、襦袢にも文様が描かれ、見えないところにおしゃれしている江戸っ子の粋が見える。

和田爺は、長襦袢を三枚持っているが、今日は、虎と竜の模様のある正絹の長襦袢をご紹介したい。まずは、一番気に入っている虎の文様のある襦袢から。

越中褌は、もちろん、和田爺謹製高級白晒木綿「長寿」である。

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和田爺謹製越中褌「長寿」(Mサイズ)高級白晒木綿 二枚組
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撮影: 和田爺のアトリエ(東京都羽村市)にて三脚によるリモコン2秒の自取 2021.05.30 OLYMPUS E-5
長襦袢の和田爺74歳

長襦袢の和田爺74歳

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江戸時代の身分の高い侍や長者たちは、絹の襦袢を寝間着にしたのだろうか。

本来は長襦袢を腰紐で固定し、その上に長着を着用することになるのだが、長襦袢を兵児帯で着付けるとこのようになる。部屋着や寝間着としてもOKかも。
虎襦袢を羽織った和田爺

虎襦袢を羽織った和田爺

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▼ どういうわけか、偶然が重なって、爺の手元に竜虎の襦袢がある。古来、武勇の守護神として崇められた竜虎を襦袢に取り入れたのは、武士のなせる技に違いない。その名残が現代に伝わっていることに、伝統文化の重みを感じ、爺の褌同様、感慨深いものがある。
竜虎の襦袢

竜虎の襦袢

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▼ 本日、鐵砲洲寒中水浴に和田グループから参加されている浅草出身の江戸っ子・和久井哲男さん(86歳)と着物姿で吹上しょうぶ公園(東京都青梅市)に出かけた。

撮影:2021.06.03 和久井哲男
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII

吹上しょうぶ公園の和田爺74歳

吹上しょうぶ公園の和田爺74歳

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和久井さんとの二度目の和服撮影会だが今回は和久井さんは半纏・股引姿、和田爺は浴衣・袖なし羽織でやってきた

撮影:2021.06.03 通行人 OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII
江戸っ子・和久井さんとツーショット

江戸っ子・和久井さんとツーショット

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▼ 今日の和田爺は、黒ずくめの出で立ち。本絹西陣織平絽の袖無し羽織でおしゃれしてみた。

夏羽織は、絽(ろ)の櫛織による黒の平絽(ひらろ)で、叢雲(むらくも)の模様は風雅だが、曇りとはいえ、頭上からの太陽光線で微妙な色合いが分からない。頭も禿頭に見えてしまっているのが残念。(^-^)
鐵砲洲稲荷神社弥生会の扇子を手に

鐵砲洲稲荷神社弥生会の扇子を手に

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帯に手をやってポーズを取る。素人モデルとしては、これが精一杯!(^-^)

浴衣の下は、もちろん、和田爺謹製越中褌「長寿」のみ。そよ風が心地よく肌を通過するのが嬉しい。
黒羽織に黒の羽織紐と黒の角帯

黒羽織に黒の羽織紐と黒の角帯

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▼ 園内には216品種約10万本の花菖蒲があり、今年の見頃は六月中旬とのこと。この日は五分咲きといったところだが、十分に楽しめた。

公園名: 吹上しょうぶ公園  所在地: 青梅市吹上425番地  面 積: 約2.100ヘクタール

白い花菖蒲を愛でる

白い花菖蒲を愛でる

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後ろから夏羽織を撮ってもらった。正絹の絽の西陣織はとても高価で、ン万円する。今年、気合いを入れて新作を取り寄せた。染色した絹糸を織って表現した群雲(むらくも)の文様が浮き出ている。京都・西陣職人による芸術品ともいえるもので、私のような老人が着るに相応しい一品だ。
和田爺の後ろ姿

和田爺の後ろ姿

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2021年6月6日(日)雨

■■■ 恋の浦に遊ぶ  ■■■ 

▼ 五月のゴールデンウィーク期間中は九州に疎開し、津屋崎祗園山笠全国連和田グループの定宿・吉田屋に滞在していたとき、素晴らしい晴天に恵まれたので、童心に還り、少し風があるものの波静かな恋の浦(福岡県福津市渡)で褌ロケを行った。

撮影: 吉田好幸(Wa☆Daフォトギャラリー福岡支店長) 2021.05.04 09:50 OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
作務衣の和田爺

作務衣の和田爺

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▼ 作務衣の下は、勿論、越中褌のみ。江戸時代から老人は越中褌が定番の下着で、和服には必須のアイテム。

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作務衣褌の和田爺

作務衣褌の和田爺

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この日は、ゴールデンウィーク期間中だったが、これまでの場所と反対側の岩場に行ったところ、誰一人おらず、褌一丁になって撮影するには絶好の場所だった。

作務衣を脱ぐ

作務衣を脱ぐ

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▼ 越中褌一丁で海に入る。まだ、水は冷たいが、正月第二日曜日に行われる鐵砲洲寒中水浴のことを考えると、全く気にならない。
海に入る褌爺

海に入る褌爺

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▼ 初夏とはいえ、海水はまだ水浴びには冷たすぎるので、心臓麻痺を避けるため頭や胸に水を掛けて身体をなじませる。
水を被る和田爺

水を被る和田爺

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▼ 海に浸かり、海水で身を清め、斎戒沐浴したあと、童心に還った和田爺(74歳)。
童心に還る

童心に還る

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〈恋の浦悲恋物語〉

江戸時代始めの1606年、庄屋の娘・嘉代と、いいなづけの廻船問屋のせがれ・仙吉が恋を貫き、密かに小舟に乗って浜辺から海に繰り出して心中した。ふたりの仲を引き裂こうとした藩主に逆らえなかったためという。

岸に漂う無人の小舟には、「津屋崎の 岸に寄る波返るとも 恋の浦路は 行く方もなし(津屋崎の岸に寄せる波は返るけれど、私たちの恋には行き先がない)」という歌が残されていた。

それからこの浜辺は「恋の浦」と呼ばれるようになったという。静かな入り江にあるビーチからは、水平線に沈む美しい夕日を眺めることができる。

▼ 沖に浮かぶ小島は、津屋崎浜の正面に横たわる相島(あいのしま)。津屋崎浜から船出した小舟は、このあたりまで流されてきたらしく、恋の浦という名で悲恋物語が残されることになった。

ガッツポーズの和田爺

ガッツポーズの和田爺

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▼ 相島(あいのしま)をバックに万歳ポーズをとった和田爺をバックアップするかのように、磯波が打ち寄せてきた。ナイス・シャッターチャンス!
津屋崎・恋の浦 万歳!

津屋崎・恋の浦 万歳!

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▼ 「いなかっぺ大将」は、昭和42年(1967)から連載が始まった川崎のぼるの少年漫画。「巨人の星」と共に記憶に残る作品である。後にテレビアニメ化され、主人公の赤褌の「大ちゃん」が広く知られるようになった。オープニングに褌の長い前垂れが風になびく姿が現れ、今だにそのシーンが頭に浮かぶ。

和田爺が赤褌の水褌に締め直す過程で、風に前垂れがなびいたので、いなかっぺ大将気分に。(^-^)

和田爺謹製の赤褌(あかふん)は、越中褌のみ。赤い六尺褌を希望するお便りを頂いたが、赤く着色した晒木綿は高価で、採算が取れず、安いモス地の赤褌を購入するようお願いした。写真は、発売に至らなかった和田爺の試作品。
いなかっぺ大将

いなかっぺ大将

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▼ 戯れを終え、赤い水褌(前袋式六尺褌)を腰骨の上端部と臍下三寸(約10cm)の丹田を通るように締める。これで、どんなに激しい運動をしても緩むことがない。

和田爺謹製褌では、白い水褌を「天王祭」として販売している。

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和田爺謹製前袋式六尺褌「天王祭」高級白晒木綿一枚組
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水褌(すいこん)を締める和田爺

水褌(すいこん)を締める和田爺

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赤水褌を締め終え、海に向かう。

学習院の夏の立山での林間学校では、この赤褌で水練を行う。天皇家も代々皇太子が赤褌で泳いでおられる。水褌(すいこん)は、日本伝統の古式ゆかしき水着なのだ。

六尺褌を前袋式に締めることで、激しい運動をしても緩まず、溺れた場合もTバックや横褌(よこみつ)をつかめば直ぐに助け上げられるので、訓練にはもってこいの水着といえる。海水パンツだと、溺者を助けるのに、掴むところがなく、救助するのに骨が折れる。

海に向かう

海に向かう

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▼ 岩場に腰掛け、ガッツポーズを取った瞬間、背後から磯波に襲われた。この1枚が本日の最高傑作かもしれない。吉田さん有り難う!〈 拝 〉
磯波の洗礼!

磯波の洗礼!

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▼ もとい!意表を突かれたこの1枚を本日の最高傑作としたい。重ねて吉田さんに感謝!〈 拝 〉
波の一撃!

波の一撃!

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▼ 泳ごうと思ったが、海はまだ冷たいので、断念し、岩場で身体を温める。赤褌の六尺を締めるのは、海水浴か湘南海岸・江島(えのしま)の寒中神輿錬成会のときくらいだろう。
岩場の赤褌爺

岩場の赤褌爺

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水褌の後ろ姿は、完全なTバックスタイル。前垂式六尺褌と違って、二重に股下を通しているので、緊迫感があり、まったく緩みなく、「褌を締めてかかる」という気合がわかる。これも実際に締めてみて体感してもらわない限り、その締め心地を正確に伝えることは難しい。

水褌の後ろ姿

水褌の後ろ姿

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▼ 褌ロケを終え、濡れた褌に代えて赤越中褌「気合」を締めた。前垂れが風になびくものの、短いので、「いなかっぺ大将」とはいかない。〈 完 〉

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和田爺謹製越中褌「気合」高級赤晒木綿 二枚組
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撮影: 吉田好幸(Wa☆Daフォトギャラリー福岡支店長)2021.05.04 10:20 OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
赤越中の和田爺

赤越中の和田爺

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2021年6月5日(土)晴

★彡 六月の裸褌祭★彡

黒褌御輿
日枝神社富山山王市
富山県富山市
平成25年(2013)6月1日(土)
撮影・制作:和田義男

  夏祭力者褌黒法被  北舟 

なつまつり りきしゃふんどし くろはっぴ

Summer festival, mikoshi carriers wearing fundoshi loincloth and black coat.

  平成25年(2013)6月1日(土)、一泊二日の日程で、富山県富山市に鎮座する日枝神社(ひえじんじゃ)の春季例大祭である山王祭(さんのうまつり)に併せて開催された第11回とやま山王市(さんのういち)の男御輿(おとこみこし)を密着取材した。
 平和通り歩行者天国を主会場とする「とやま山王市」は、毎年5月31日から6月1日までの間、日枝神社の山王祭(さんのうまつり)に併せて開催される。とりわけ「市(いち)」や「御輿」は好評で、11年前の来場者数は18万人だったが、昨年は49万人と着実に増加している。二年後には北陸新幹線が開通することもあり、富山の活力源として御輿はその一端を担っている。
  神前の黒褌力者夏祭  北舟 

しんぜんの くろふんりきしゃ なつまつり

Summer ritual, mikoshi carriers wearing black fundoshi in front of the gods.

【編集子が選ぶ名作】                  名作アニメーション

歌舞伎座前を通過する御本社神輿

拡大写真(2600X1800)837KB/フィナーレの御輿練り(平和通り歩行者天国)

▲▼  とやま山王市のビッグイベントである御輿巡行は、午後2時からスタート。グランドプラザ前の歩行者天国に集まった力者たちは、男性26人、女性18人の合計44人。最初に御輿巡行の安全を祈願するため、山王町(さんのうまち)に鎮座する日枝神社への徒歩参拝が行われた。
 午後2時43分、女御輿を先頭に御輿巡行がはじまった。巡行ルートは、平和通り歩行者天国(西側)〜大手モール〜総曲輪(そうがわ)通り商店街〜中央通り商店街(往復)〜桜町電車通り〜平和通り歩行者天国(東側)の約2kmのコースで、休憩を何度もとりながら2時間半かけて渡御した。
 御輿の掛け声は、伝統の「わっしょい!わっしょい!」である。東京の神輿祭では、「わっしょい」が殆ど聞かれず、「せいや」などと勝手な掛け声に席巻されているが、富山山王の黒褌御輿は、徹頭徹尾「わっしょい」で通しているのは素晴らしく、賞賛に値する。
  黒褌の力者の担ぐ夏祭  北舟 

くろふんの りきしゃのかつぐ なつまつり

Summer festival, Rikisyas of black fundoshi carrying a mikoshi.

御輿の前で記念撮影 17:23

御輿の前で記念撮影 17:23

パノラマ写真(3600X1570)1.19MB

高良大社
へこかき祭
高良大社
福岡県久留米市
平成13年(2001)6月3日(日))
制作:和田義男
厄年の赤褌を締めた男たち

 福岡県久留米市郊外にある高さ312mの高良山(こうらさん)の中腹に鎮座する高良大社(こうらたいしゃ)今から約1600年前に創建された旧国幣大社の神社で、九州総社といわれ、神社建築としては九州最大の社殿を誇る。
 へこかき祭は、毎年6月1・2日に高良大社が執り行う厄除け祈願の祭礼である。還暦・厄年の人を対象としているがそれ以外の人でも受け入れてくれる。子供も保護者がいれば年齢制限はない。近年は参加者の便宜を考えて、6月最初の日曜日に行われるようになった。
 へこかき祭は、古くから「川渡祭(かわたりさい)」と呼ばれてきた。川渡とは川に入るという意味で、昔は筑後川で禊を行っていたことからその名がつけられたという。近年は、高良大社の末社である味水御井神社(うましみずみいじんじゃ)で禊が行われるようになり、「へこかき祭」と呼ばれるようになった。

▲▼ 毎年80人ほどが古式にのっとり、赤い鉢巻に赤べこと呼ぶ赤い六尺褌(ろくしゃくふんどし)を締め込み、祭事に参加する。筑後地方では、褌(ふんどし)を「へこ」と呼ぶことから「へこかき祭」と呼ばれるようになったという。(注:他の神社で行われる「潮かき」は海水で清めるという意味。)
 祭の当日朝7時にJR久留米大学前駅北側の味水御井神社(うましみずみいじんじゃ)に集合。神社から支給された赤鉢巻と赤べこをきりりと締め込み、境内に集合する。普通禊は白装束で行われるが、還暦(かんれき)に赤い着物を着る趣旨と同じで赤を身につける。
 還暦は「本卦還り(ほんけがえり)」といい、十干十二支(じっかん じゅうにし)が60年で一巡し、生まれた年の干支(えと)に戻ることから還暦といわれる。「赤ん坊に還る」という意味と「赤は魔よけの色」ということから、赤い頭巾(ずきん)・赤いちゃんちゃんこ・赤い座布団などを贈り、生まれ変わった気持ちで長寿を全うするよう還暦を祝う慣わしが生まれた。褌を下着としている人には赤褌を送るところもある。
赤褌を締めた厄年の参加者たち

赤褌を締めた厄年の参加者たち

水行場で赤褌水浴の後、高良大社で参詣と茅野輪くぐりを実施。

 

 
源平和船競争おしぐらんご
金浦湾
岡山県笠岡市
平成16年(2004)6月20日(日)
撮影・原作:ちばあきお 監修:和田義男

 平成16年(2004)6月20日(日)岡山県笠岡市金浦(かなうら)地区で船漕(ふなこぎ)競争「おしぐらんご」が開かれた。「おしぐらんご」は、「金浦祭り」として「ひったか」と共に開催されるもので、源平合戦の舟いくさを起源とし、約800年前から伝わる伝統行事である。毎年旧暦5月5日の端午の節句に近い日曜日に金浦湾で行われる。
 「ひったか」は、「おしぐらんご」と共に源氏と平家の戦いに端を発し、約800年前から伝えられている伝統行事で、源氏方が行者山、平家方が妙見山に登り、300個の提灯で絵模様を競い合う。笠岡市の無形文化財に指定されている。
万国旗の前の和船競争
万国旗の前の和船競争

拡大写真(1600x1000)232KB

   
▲▼ 「おしぐらんご」は白幟(しろのぼり)の源氏方を表す東の行者山軍と、赤幟(あかのぼり)の平家方を表す西の妙見山軍の二手に分かれそれぞれ6人の男たちが各々紅白の褌を締め四丁櫓(よんちょうろ)の和船(わせん)に乗り組み、海水を掛け合いながら速さを競う勇壮な行事である。最初は漁師たちが出入港の時に先陣を競っていたものが、年中行事として定着したものといわれる。
力漕!
力漕!

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  夏の空今に伝わる舟戦  北舟 

なつのそら いまにつたわる ふないくさ

Traditional boat battle on the summer sea.

伝統の船漕競争
伝統の船漕競争

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 かつては漁師としての腕が問われ、勝てば大漁・豊作になるという作占いの意識も強く、激しい競争が展開されたという。 競技船にはその年の新造船が使用され、勝てば船主から椀飯振舞(おうばんぶるまい)を受けるので、喧嘩も珍しくなく、「喧嘩ぐらんご」の異名を持つ。喧嘩がエスカレートして、結局ゴールしないことも希ではなかった。

日焼け顔

一服休憩

日焼け顔 一服休憩

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 漁業の近代化に伴い、和船の新造と漕ぎ手が減少したため、昭和35年(1960)に一旦中止されたが、地元有志が保存会を結成し、笠岡市など関係者の尽力により、昭和62年(1987)に復活した。
外来参加者の記念撮影
外来参加者の記念撮影

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外来参加者の記念撮影(後ろ姿)

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伊雑宮御田植祭
伊雑宮
三重県志摩市
平成18年(2006)5月19(金)〜21日(日)
撮影・原作:市川 清 監修:和田義男

 三重県志摩市に鎮座する伊雑宮(いざわのみや)の御料田(ごりょうでん)で行われる伊雑宮御田植祭は千葉の香取神宮、大阪の住吉大社とともに日本三大御田植祭の一つに数えられる志摩地方随一の大祭で、国の重要無形民族文化財に指定されている。伊雑宮は、伊勢神宮・内宮の別宮であり、一般に「イゾウグウ」や「イソベさん」と呼ばれている。
 勇壮な裸の男たちが大きな団扇(うちわ)のついた忌竹(いみたけ)を奪い合う「竹取神事」古式ゆかしい装束に身を包んだ太鼓打ちや簓摺(ささらすり)らによる田楽(でんがく)が響きわたる中、白い着物に赤いたすきがけをした早乙女(さおとめ)たちによって厳かに行われる「御田植神事」その後「めでためでた」の唄声にのせて伊雑宮一の鳥居までを練り歩く「踊込み」と、祭りはいくつもの情景を見せてくれる。

神田に倒れる忌竹

神田に倒れる忌竹

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  忌竹を裸で奪ふ田植かな  北舟 

いみだけを はだかでうばう たうえかな

Rice planting, bare-chested men taking purification bamboo.

躍動!

躍動!

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 「竹取神事」が終わると、全身泥だらけの男たちは、近くを流れる野川に入り、斎戒沐浴(さいかいもくよく)して泥を落とす。一緒に付いて行けば、お守りになるといわれる団扇の笹竹がもらえる。

野川で斎戒沐浴

野川で斎戒沐浴

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「御田植神」では式ゆかしい装束に身を包んだ太鼓打ちや簓摺(ささらすり)らによる田楽(でんがく)が響きわたるなか、白い着物に茜襷(あかねだすき)の早乙女(さおとめ)と田道人(たちど)たちによって田植えが行われる。

田道人たちど

や早乙女たちの田植え

田道人(たちど)や早乙女たちの田植え

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夏越の釣ヶ崎海岸禊
玉前神社
千葉県長生郡一宮町
平成22年(2010)6月27日(日)
撮影・制作:和田義男

  褌の救命講習夏の浜 北舟 

ふんどしの きゅうめいこうしゅう なつのはま

Summer beach, Life-saving course wearing loincloth.

 平成22年(2010)6月27日(日)千葉県長生郡一宮町(ちばけん・ちょうせいぐん・いちのみやまち)に鎮座する上総国一ノ宮(かずさのくに・いちのみや)「玉前神社(たまさきじんじゃ)」の夏越の禊(なごしのみそぎ)が九十九里浜(くじゅうくりはま)釣ヶ崎海岸(つりがさきかいがん)で行われた。
 本件は本年1月24日(日)に一宮海岸で行われた「玉前神社大寒禊」に続く第二回目の海中禊で事前に当サイトに 玉前神社釣ヶ崎海岸禊(2010.6.27)のご案内 を掲載し参加を呼びかけた結果和田グループ5名と長谷川グループ7名をはじめ、20名を超える人が呼びかけに応じて参加し、合計44名が禊を行った。
  褌の夏越の祓九十九里 北舟 

ふんどしの なごしのはらえ くじゅうくり

Kujyu-kuri, midsummer purification wearing loincloth.

気合いの入る鳥舟

気合いの入る鳥舟 1/2

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 文久2年(1862)大分県宇佐郡に生まれた川面凡児(からづら・ぼんじ)という先人が廃(すた)れていた奈良時代の禊行法(みそぎぎょうほう)を復興し、現在、川面流(かわづらりゅう)として、東京都中央区に鎮座する鐵砲洲稲荷神社の寒中水浴大会はじめ、東京都青梅市御岳山(みたけさん)山頂(929m)に鎮座する武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)の滝行(たきぎょう)や茨城県鹿嶋市に鎮座する鹿島神宮の大寒禊など、全国各地で実践されている。
  いざ行かむ禊褌夏怒濤 北舟 

いざゆかん みそぎふんどし なつどとう

Surging waves of summer, let's go to the purification wearing a loincloth.

沖の禊ぎ場に向かう 2/2

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▼ 最前線の行者たちは、大寒禊と同様に波に襲われるたびに波をやり過ごす動作を余儀なくされ、大祓詞を唱えることに集中できなかった。中には、転んだり、紙が破れて流出してしまった人も見られた。

二段波の襲来!

二段波の襲来! 1/3

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▲▼ 写真上下は、背丈を超える大きな二段波の襲撃を受けた瞬間を連写したものである。この日の波は大寒禊の波よりも大きく、行者たちの頭上で砕け、万歳スタイルでジャンプして波をやり過ごす姿が見られた。

二段波の襲来! 2/3

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  褌のドドンと波の夏禊  北舟 

ふんどしの どどんとなみの なつみそぎ

Summer purification of loincloth, the shock of the wave.

波の一撃!

波の一撃!

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撮影:曽根由香

▼ 筆者の呼びかけで、栗原宮司と宮嵜道彦を囲んで記念写真を撮った。背景は、雄大な九十九里浜の太平洋で、祭神の玉依姫命が波に乗ってこの地に上陸したという神話にふさわしく、サーフライダーたちが美しい磯波に乗ってやってくる光景が印象的だった。

太平洋を背に記念撮影

女性陣は浅いところで奏上 2/2

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  氏子の皆さんの暖かいもてなしにみんな大感激だった。神のご加護か心配された雨は降らずテントの下やシートに車座になって楽しい歓談の輪が広がった。午後1時半頃宮司の〆の挨拶でお開きとなり参加者たちは来年の再開を約して三々五々帰途に着いた。  

酒食のバーベキュー・パーティ

酒食のバーベキュー・パーティ

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