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ランチタイムのあと、午後1時から神幸祭が始まった。八坂神社の神輿行列は、江の島弁天橋を渡り、龍口寺(りゅうこうじ)山門前で腰越(こしごえ)に鎮座する小動(こゆるぎ)神社の神輿と合流し、二基の神輿による連合渡御に移る。行列は、江ノ電の併用軌道に沿って東進し、御旅所である小動神社に至る。 |
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八坂神輿は、御旅所で小休止の後、午後4時に小動神社を出発し、元来たコースを引き返し、午後6時頃江ノ島に還御(かんぎょ)する。小動神輿は、見送りのため、龍口寺山門前まで連合渡御する。 |
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午後の神幸祭は、白褌の上に半纏を羽織って渡御するので、全国何処にでも見られる神輿渡御となる。当地の神輿は「どっこい、どっこい」という掛け声なので、湘南どっこい神輿と云われる。 参考:湘南どっこい神輿 |
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龍口寺 |
山門前から |
小動 |
神社まで同行する小動神輿との連合渡御/腰越 |
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江ノ電と神輿 |
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この神幸祭がユニークなのは、江ノ島電鉄(江ノ電)の路面電車が走る道路(併用軌道)を渡御することである。電車がやってくると、雑踏警備の警察官や警備員が赤色信号棒を振り、警笛を吹き鳴らす。これは全員白線の外側に退避せよという合図。江ノ電は、神輿集団の間を徐行しながら走って行く。この珍しい光景を見たさにやってくる観光客も多いという。 |
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えのでんを やりすごしおり みこしかき |
Mikoshi carriers letting a Enoden go past. |
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筆者の帰途、腰越駅から藤沢行きの江ノ電に乗ったところ、江ノ島を目指す八坂神輿と龍口寺山門前まで同行する小動神輿を追い越したので、運転席の後方から激写し、貴重な光景を切り取ることができた。さすがに帰路は観客が少なくなっている。
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腰越駅を過ぎた午後3時ころからにわかに空が暗くなり、夕立が期待できる空模様となり、日光が遮られたことで、暑さもやや凌ぎやすくなった。午後3時20分頃、二基の神輿は無事に小動神社に到着。木が入り、午後4時まで休憩した。 |
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山本グループは小動神社境内の木陰に車座になって休憩。しばらく歓談した後、小動神社に参拝し、境内の海側に設けられた展望台で江ノ島を撮影したあと、みんなで記念撮影した。
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小動神社展望台から望む江ノ島(夕立のありそうな雰囲気) 2008.7.13 16:20
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撮 影
2008年7月13日
OLYMPUS
E-3 E-510
12-60mm 70-300mm
2,350枚 4.85GB
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今回、江ノ島の八坂神社天王祭で海中渡御する神輿を白褌神輿と命名し、日本独特の伝統文化溢れる晴れ姿を重点に激写した。 |
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また、シャンギリや神幸祭も詳しく取材し、オリンパスのビビッド・カラーにより、晴れやかな夏祭りを美しく再現することができた。 |
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江ノ島天王祭は、朝の神事と下山、白褌一丁による海渡御、午後の神幸祭と、神輿1基をフルに活用し、海の民(たみ)の祭りにふさわしい彩り豊かな夏の祭典に仕上がっている。暑いなかを一日中、町内を練り歩く忍耐と熱意に感動した一日でもあった。 |
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日本の裸祭り第77集 「江ノ島白褌神輿」 |
撮影・制作 : 和田義男 |
平成20年(2008)7月25日 作品:第22作 画像:(大53+小4) 頁数:5 ファイル数:130 ファイル容量:34.0MB
平成12年(2000)〜平成20年(2008) 作品数:293 頁数:1,037 ファイル数:35,067 ファイル容量:5,355MB |
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【編集子が選ぶ一枚】 |
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好きこそものの上手なれ |
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去年取材を予定していた天王祭は、台風のため中止となり、今年は長梅雨でどうなることかと気がかりな天候だったが、幸運にも晴天に恵まれた。しかし、梅雨の中休みのような状態で蒸し暑く、500ccのペットボトル2本を空にしたが、それでも暑くて倒れそうだった。お陰で体重が1kgほど減ったので、その状態を維持すべくダイエット中である。日焼け止めクリームは二度塗ったので、日焼けすることはなかった。 |
一緒に取材した俵雅史さんから取材中の筆者の写真が送られてきた。(写真下) この写真を見ると、滝のような汗を流しながら、それを拭ういとまもなく、首にぶら下げた二台のデジカメを無造作に取り換えながら海を渡る白褌神輿を激写している様子がリアルに伝わってくる。 |
しかめっ面をしているのは、帽子がびしょびしょになり、暑くて外してしまったため、目に汗がしみるからである。余り格好良い姿ではないが、とても良く撮れているので気に入っている。この写真を見ると、フィールドでの撮影はひとつとして楽な取材はないものだとつくづく思う。よほど好きでない限り、こんなきつい作業は誰もしないだろう。 |
「好きこそものの上手なれ」とは良く聞く言葉だが、筆者は、「いくら才能に恵まれ、努力を積み重ねても、好きでやる者には勝てない。」という意味だと、勝手な解釈をしている。私の場合は「下手の横好き」かもしれないが、いずれにせよ「好き」すなわち「理由無しに湧き出る意欲」さえあれば、いつかは下手が上手になると信じている。 |
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二刀流で激写中の筆者 |
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撮影:俵 雅史 |
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