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日が西に傾き、短い秋の日は釣瓶落し(つるべおとし)のように暮れて行く。夕焼け空が約束されたかのような赤味を帯びた光線を受けながら、神輿行列は刈田道(かりたみち)を進んだ。 |
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夕暮れの町内を進む行列 |
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パノラマ写真(1600x860)264KB
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白地に赤い三本線の襷(たすき)をかけた輿丁係の長老を先頭に、川組神輿が行列の殿(しんがり)をつとめる。 |
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殿を飾る川組の輿丁グループ |
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この刈田道のほか、市内の要所で神輿行列を止め、休憩を兼ねて赤組と白組が交互に三本締めを披露した。 |
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気合いを入れて! |
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撮影:清原浩 |
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刈田の手締め |
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神田道を通過した後、裸神輿は戦災にあっていない狭い町内の道に乗り込み、神輿をぶつけないよう注意しつつ、神輿練りと三本締めを交互に披露しながら巡幸を続けた。 |
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町内を練り歩く夕暮れどき |
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裸祭り会場 |
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一方、桂川の裸祭り会場では、潮時(しおどき)を待つ大勢の観客が土手のアルプス席を埋め、写真下左の御玉橋(おだまばし)から放たれる火矢により世界一といわれる大松明(おおたいまつ)に火が入るときを待っていた。 |
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桂川の裸祭り会場 |
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パノラマ写真(3000x1160)540KB
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註:実際の川は直線 |
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午後5時すぎ、裸神輿が桂川の会場に到着すると、御玉橋(おだまばし)の上から市弓道連盟のメンバーが大たいまつの稲藁(いなわら)めがけて火矢を射った。一矢(いっし)外れる毎にドーンと大太鼓が打ち鳴らされ、ドッと笑いが上がる。 |
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火矢を射る弓道連盟の達人たち |
望遠レンズは空中を飛ぶ火矢を捉えていた! |
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闇を切り裂く火矢 |
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夕焼け空を背景に空中を飛ぶ火矢はとても幻想的である。最初の3本はわざと外すという。直ぐに当たればあっけないからなのだろう。今年は風もあり、なかなか当たらず、やきもきしたが、午後5時15分ころ、やっと十本目く |
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らいで命中し、大たいまつが点火した。その瞬間、会場から大きな拍手と歓声がわき、待望の「川渡し神事」が始まった。素晴らしい演出である。 |
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大松明に火矢命中! |
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拡大写真(1400x1050)172KB
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太鼓の演奏を鑑賞するには特設ステージの正面が特等席だが、裸神輿は川下の東岸(右岸)(写真下右方)にあるスロープから入川(いりかわ)し、篝火(かがりび)で示された川中のコースを進み、特設ステージの右側で最高の |
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パフォーマンスを披露したあと、白いボートの向こうに見える対岸のスロープから左岸(西)に上がり、陸組にバトンタッチされた後、神輿は下宮(しもみや)に入り、初日の祭りを終える。 |
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大松明と大太鼓の演奏 |
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パノラマ写真(2200x1150)455KB
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最良の席は、特設ステージの下流(右)である。上流(左)に見える御玉橋(おだまばし)からのパノラマの眺望も素晴らしいが、距離があるので、目前に見る正面席にはかなわない。有料席はないので、早く席を取った方が勝ち。 |
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地元・西叡太鼓の迫力の演奏! |
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撮影:岡部憲明 |
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大たいまつが紅蓮(ぐれん)の炎をあげはじめたころ、地元豊後高田市の西叡太鼓の演奏が披露された。西叡太鼓は、六郷満山の修験僧の供養のため、盂蘭盆(うらぼん)に太鼓をたたいたとの故事により、郷土の愛好者たちが結成した勇壮な和太鼓演奏集団である。 |
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五人組の太鼓演奏 |
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