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 旅紀行日本の裸祭り

2012年10月27日改訂

今 日

昨 日

♪納曽利 高麗小乱声〜当曲急

颱風の怒濤寄せ来る浜禊   北舟
 

Beach ablutions, surging waves of typhoon rushing ashore.

2011年9月19日制作

寄せ波に堪える鈴木俊彦宮司

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寄せ波に堪える鈴木俊彦宮司/遠州灘福田浜(静岡県磐田市)

国指定重要無形民俗文化財

神紋:八弁菊   矢奈比賣天神社   神紋:剣梅鉢

見付天神裸祭'11

福田浜

▼ 松原の神事が終わると、氏子関係者たちは次の神事である海浜の修祓(しゅばつ)のため、福田浜に移動した。
海浜の

修祓しゅばつ

に向かう 10:18

海浜の修祓に向かう 10:18

拡大写真(2000X1700)1.13MB

台風12号の強風を受けながら波打ち際に向かう 10:20 / 遠州灘・福田浜

台風12号の強風を受けながら波打ち際に向かう 10:20 / 遠州灘・福田浜

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波打ち際で

ほこ

を振りまわして神々の降臨を促す 10:21

波打ち際で鉾を振りまわして神々の降臨を促す 10:21

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▲▼ この日は、遠州灘南方の太平洋上に台風12号がゆっくりした速度で北上を続けておりその影響で、強い風と驟雨(しゅうう)に見舞われた。しかし神のご加護によるものか神事と浜垢離の最中は、時折、晴れ間が見える曇空となり、予定通り、催行することができた。
神々の

憑代よりしろ

神籬ひもろぎ )を植える穴を掘る

神々の憑代(神籬)を植える穴を掘る

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▲▼ 白砂青松の広大な福田浜の渚で、スコップで穴を堀り、鉾(ほこ)と天神(てんじん)と呼ばれる大榊(おおさかき)と共に先供と輿番の浜印(はまじるし)(旗)が立てられ神饌(しんせん)を載せる八足机(はっそくづくえ)などが置かれた祭壇は遠州灘に向けられた。
鉾、大榊、先供・輿番の浜印を植えて

憑代よりしろ

とする

鉾、大榊、先供・輿番の浜印を植えて憑代とする 10:22

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浜の西側に陣取った神職たち

浜の西側に陣取った神職たち

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▼ 大榊や浜印の笹は、神々の依代(よりしろ)、つまり、神々が降臨するための目印で、神籬(ひもろぎ)となるもの。
海浜の

修祓しゅばつ

  10:32

海浜の修祓  10:32

パノラマ写真(3000X1400)599KB

▲▼ 最初に、禰宜(ねぎ)が海神(わたのかみ)と祓戸大神(はらえどのおおかみ)を迎える迎神詞を奏上。「オー」と警蹕(けいひつ)を掛けて座に戻り、続いて米酒などを献饌(けんせん)したあと、鈴木宮司が砂浜に直に正座し、祝詞(のりと)を奏上した。
鈴木俊彦宮司による

祝詞のりと

奏上

鈴木俊彦宮司による祝詞奏上

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▼ 大麻(おおぬさ)と紙吹雪のような切麻(きりぬさ)(さかき)の幣束(へいそく)による修祓(しゅばつ)は、コの字型に陣取った神職と氏子たちの三方に向かって行われた。

輿番(地脇町)

神輿先供係↓

切り

ぬさ

幣束へいそく でお祓い

↓神社総代(見付天神三社崇敬者会)

切り麻と幣束でお祓い

パノラマ写真(2800X1450)661KB

▼ 続いて、参列者全員に20cmほどの竹串に紙垂(しで)を付けて麻で縛った小祓(こばらい)が配られ、各自、起立したまま、小祓に息を吹きかけたあと、頭からつま先まで、左、右、左と身体を祓(はら)った。

小祓こばらい

に息をかけ全身を拭って厄を祓う 10:37

小祓に息をかけ全身を拭って厄を祓う 10:37

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▼ 撤饌(てっせん)のあと、禰宜による昇神詞の奏上で神々を送り、砂浜での修祓(しゅばつ)の神事が終わると、海に入って垢離(こり)を取る浜垢離(はまごり)を行うため神輿先供係は、砂浜の上で脱衣して六尺褌(ろくしゃくふんどし)一丁の裸形(らぎょう)となった。
その場で裸になる御輿

先供さきとも

係たち 10:42

その場で裸になる御輿先供係たち 10:42

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▲▼ 輿番は、白丁の袖をたくし上げ、袴の股立ち(ももだち)を取って水浴に備えた。神職だけは、禊の定番である越中褌を着用しているが、氏子たちは、全員、六尺褌に統一されている。
神職たちも裸に

神職たちも裸に

憑代よりしろ

から

浜印はまじるし

を抜く 10:43

憑代から浜印を抜く 10:43

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▼ 全身の厄(やく)を拭い取った小祓(こばらい)を神々の降臨する憑代(よりしろ)の下に立てて、祓戸大神(はらえどのおおかみ)にその処理を託したのち、浜垢離に向かうのが伝統の作法である。

小祓こばらい

憑代よりしろ

の下に立てる鈴木宮司

小祓を憑代の下に立てる鈴木宮司

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浜垢離はまごり

に向かう神職たち 10:44

浜垢離に向かう神職たち

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ライフガード
 
▼ 遠州灘は、台風12号の影響で、大波が打ち寄せる時化模様のため、今年は、ライフガード3人を頼み、オレンジ色の旗の間の狭い水域で、順番に浜垢離を行うこととなった。神職たちは、ライフガードの水浴OKのサインを確認して、オレンジの旗の立つ水域に向かった。
ライフガードの水浴OKのサイン

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神職たちの

浜垢離はまごり

 10:45

神職たちの浜垢離 10:45

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▲▼ 最初は神職たちの禊で、西(左)から鈴木宮司、2人の禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)の4人が白鉢巻・越中褌姿で並び、遠州灘に向かって柏手(かしわで)を打ち、拝礼したあと、海に入って波を被り、身体を清めた。 

海に向かう

海に向かう

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遙か彼方に白い風車の見える広大な

福田浜ふくではま

 / 遠州灘

遙か彼方に白い風車の見える広大な福田浜

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台風12号の荒波に洗われる 10:46

台風12号の荒波に洗われる 10:46

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  颱風の怒濤寄せ来る浜禊 北舟 

たいふうの どとうよせくる はまみそぎ

Beach ablutions, surging waves of typhoon rushing ashore.

寄せ波に堪える鈴木俊彦宮司

寄せ波に堪える鈴木俊彦宮司

拡大写真(2000X1600)379KB

▲▼ 神職たちの鉢巻は、白地に赤い剣梅鉢(けんうめばち)の神紋の下に矢奈比賣天神社(やなひめ・てんじんじゃ)と墨書(ぼくしょ)したものであるが、今年からは神紋や文字が見えないように締めている。神道の正式の禊は白一色とするルールに合わせたものであろう。
台風の強い寄せ波に前進を阻まれる

台風の強い寄せ波に前進を阻まれる

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ライフガードに護られながら禊する鈴木宮司

ライフセーバーに護られながら禊ぎする鈴木宮司

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