|
|
|
|
▼ 拝殿の右側の椅子席は、来賓席となっており、柳原・警視庁築地警察署長と中村・湊交番所長の姿があった。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
柳原・築地警察署長 |
中村・湊交番所長 |
青柳・弥生会会長 |
守本・弥生会副会長 |
|
|
|
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▼ 午前10時50分、中川文隆・鐵砲洲稲荷神社宮司の挨拶と全員の参拝を皮切りに、寒中水浴大会が始まった。弥生会の集計によると、今年の参加者は約80人で、アマチュアカメラマンや観客は約400人と過去最高を記録した。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1600x1067)401KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▼ 参加者の中には、韓国人が一人いたそうで、和田グループの台湾人を加えて外国人2名が参加した。今後、更に国際化されることが期待されるので、日本独特の裸褌文化を海外の方々に広く知って頂くことは、相互理解や国際交流が深まり、大変素晴らしいことである。鐵砲洲稲荷神社が広く門戸を開いておられることを高く評価したい。 |
|
|
|
|
|
|
|
裸の参拝 10:52 |
|
拡大写真(1600X1200)445KB |
|
|
|
|
|
|
▼ 寒中水浴大会の指揮者である道彦(みちひこ)は、去年に引き続き、東京都板橋区に鎮座する氷川神社(ひかわ・じんじゃ)の篠直嗣(しの・なおつぐ)宮司が務められた。 |
|
|
|
|
|
|
|
道彦 |
の |
篠直嗣 |
・氷川神社宮司(東京都板橋区)挨拶 10:55 |
|
|
拡大写真(1600x1067)410KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
|
|
▼ 今年は、これまでのやりかたを一部変更し、最初に神社一周のランニングを行い、その後、鳥船などの準備運動〜寒中水浴〜鳥船などの整理運動という順番となった。 |
|
|
|
|
|
|
|
神社正門から裸で公道へ 10:58 |
|
拡大写真(1600X1100)407KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 白鉢巻・白褌の参加者たちは、最初に軽く振魂(ふりたま)を行ったあと、2列縦隊になって公道に出て、「エイッ、ホッ!エイッ、ホッ!」の掛け声高く、鉄砲洲稲荷神社を一周するランニングを行った。 |
|
|
|
|
|
|
|
警視庁築地警察署湊交番前 10:59 |
|
拡大写真(1600X1100)294KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 鐵砲洲寒中水浴大会では、必ず、このランニングがメニューに入っている。褌一丁で大都会の公道を走るのはとても気持ちよく、江戸っ子の真骨頂ともいえるもので、筆者はこれを警視庁公認の「褌ランニング」と命名した。今後、東京下町の微笑ましい新春の風物詩として定着することを期待したい。 |
|
|
|
|
|
|
|
恒例の神社一周・褌ランニング 10:59 |
|
拡大写真(2000X1420)423KB |
|
|
神社の南側を通過 10:59 |
|
|
|
|
|
|
撮影:小林豊一 |
|
|
元の位置に着く 11:01 |
|
拡大写真(1600X1067)383KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1800X1200)429KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 鳥船(とりふね)とは、天孫降臨の際にニニギノミコト(瓊瓊杵尊)が乗られた船のことで、鳥船行事は、身体の邪気を発散させつつ心と霊魂(れいこん)を浄化統一する作法で、略して鳥船(鳥舟)という。その実際は櫓(ろ)で舟を漕ぐ動作が中心となり、気合いを入れて全身運動をたっぷりと行うことで、身体の芯から温まってくる。 |
|
|
|
|
|
|
|
気合いを入れて鳥船を漕ぐ 11:03 |
|
拡大写真(1800X1200)432KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
親指を握りしめて |
|
|
|
拡大写真(8000x581)76KB
|
|
拡大写真(800x711)74KB
|
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 親指をしっかりと握りしめ、まず左足を踏み出して漕ぎ、引くときに「イーエッ」、押すときに「エーイッ」と声を出す。動きに合わせて和歌を一首。「朝夕に神の御前(みまえ)にみそぎして、すめらが御代(みよ)に仕えまつらむ(ん)」 を道彦に続いて斉唱する。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(2000x1500)642kB |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 次に右足を踏み出して漕ぎ、引くときに「エーイッ」、押すときに「ホッ」と声を出す。息が合ってきたところで、和歌を一首。「遠つ神固め修(おさ)めし大八州(おおやしま)、天地(あめつち)共にとは(わ)に栄えむ(ん)」。を道彦に続いて斉唱する。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(2000x1500)638kB |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 最後にまた左足を踏み出して漕ぎ、引くときに「エーイッ」、押すときに「サッ」と声を出す。「サッ」のときに、指をまっすぐに揃えて延ばす。息が合ってきたところで和歌を一首。「天津神(あまつかみ)、國津神(くにつかみ)たちみそなは(わ)せ、おもひ(い)たけびて我が為す業(わざ)を」を道彦に続いて斉唱する。 |
|
|
|
|
|
|
|
約400人の観客で一杯になった境内 11:07 |
|
拡大写真(2000X1350)609KB |
|
|
|
|
|
|
▼ 鳥船の動作の間や禊祓行事(みそぎはらえ・ぎょうじ)を通して、振魂(ふりたま)という動作を行う。これも鳥船同様、心と霊魂を浄化統一する作法である。 |
|
腹の前で玉子を抱くように両手を上下に重ね、胸から腹にかけて上下にゆっくりと振りながら「祓戸大神(はらえどのおおかみ)、祓戸大神、・・・」と何度も唱える。おにぎりを握るように行うとよいといわれている。何となく手の中が暖かく感じられるようになる。 |
|
|
|
|
|
|
祓戸大神 |
を唱える |
振 魂 |
|
|
拡大写真(1950X1200)552KB |
|
|
|
|
|
|
▼ 一通り終わると、次は雄健(おたけび)行事。下っ腹に力を入れ、道彦に続いて雄叫(おたけ)びをあげて斉唱する。叫ぶ言葉は、「生魂(いくたま)」「足魂(たるたま)」「玉留魂(たまたまる・たま)」。 |
|
腰に手を当てて仁王立ちの姿勢をとり、前方に向けて大きく「いくーたまー!」と叫び、同じく「たるーたまー!」、腰を落として「たまたまるー」、上方に向かって「たまーっ!」と叫びつま先立ちをする。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1600X1.350)428KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▼ 次は雄詰(おころび)。凶事をもたらす禍津霊(まがつび)を断ち、大地の霊気を受ける作法で、二本の指で邪気を斬る動作をする。足をやや開き、左手を腰に当て、天沼矛印(あめの・ぬぼこいん)(右手人差し指と中指とでつくる剣印(けんいん))を結び額に当てる。「国常立命(くにとこたちのみこと)〜!」と叫んだあと、自分の前に己の悪い部分があると想定し、それを斬る。 |
|
気合を入れて「エイッ!」と声をあげつつ右手を斜左方に斬り下ろす。斬った後は斬り捨てではなく、救うために、「エイッ!」の気合と共に右手、右足を元に戻し、これを三度繰り返す。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1600x1100)371KB |
撮影:小林豊一 |
|
|
|
|
|
|
▼ 最後は氣吹(いぶき)という深呼吸法。息を吐きながら体の力を抜き、上体を前に傾けたあと、息を吸いつつ両手を開きながら上に伸ばし、上体を持ち上げてゆく。 |
|
空を仰ぎ見て一杯に空気を吸い込み、広げた両手を握手のように重ね合わせ、息を吐きながら上体を前に傾けつつ両手を静かに丹田(たんでん)(臍(へそ)下)まで下ろして力を抜く。 |
|
|
|
|
|
|
|
としあらた ふどしあらたに いぶきせん |
The New Year, deep breathing wearing a new loincloth. |
|
|
|
|
拡大写真(2000x1333)525KB |
撮影:小林豊一 |
|
|