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平成19年(2007)〜平成20年(2009) 再掲 |
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69句(うち褌句51) 累計:118(うち褌句72) |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示
タイトル「例:小松神社裸参り」をクリック:別窓に作品「例:小松神社裸参り」を表示 |
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加賀鳶はだか放水 |
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金沢城公園 |
石川県金沢市 |
平成19年(2007)1月7日(日) |
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石川県金沢市金沢城公園新丸(しんまる)広場で午前10時から「平成19年金沢市消防出初式」が行われた。外気温は3℃だが、強風で体感温度は零下となっている。公式行事とあって酒は飲んでいないとのことで、寒さを我慢するのは大変なことだが、誰一人寒そうな表情を見せていないのはさすがである。 |
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白褌の放水天に出初式 |
びゃっこんの ほうすいてんに でぞめしき |
New Year ceremony
of fire brigades,
wearing white loincloth,
splaying water to the sky. |
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寒いときに褌一丁の裸形(らぎょう)になるのが、日本古来の男の美学である。決してやせ我慢ではなく、日頃の鍛錬の賜であり、大和撫子(やまとなでしこ)たちは、それを見て感動するのではなかったか。 |
正月や白ふんどしの纏舞 |
しょうがつや しろふんどしの まといまい |
The New Year,
Matoi dance
wearing white fundoshi loincloth. |
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平成13年(2001)に再建された金沢城の真新しい菱櫓(ひしやぐら)の前に一文字に並べられた筒先は、全部で49本。纏持と同じ褌一丁の加賀鳶たちが支持棒と筒先に付き、ホースをさばく人を加えると一つの放水口に3人が配置されている。 |
午前10時42分、一斉放水が開始され、消防ホースの先端から水圧5kg/cm2の真水が垂直に噴き出した。大量放水のため菱櫓は姿を消し、冷たい水が裸の男たちを容赦なく襲った。下を向いて堪え忍ぶ姿も見える。私も大量の水を浴びながら、夢中でシャッターを切り続けた。 |
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ホーランエンヤ |
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桂川 |
大分県豊後高田市 |
平成19年(2007)1月7日(日) |
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正月月7日(日)、大漁旗や日の丸、五色の紙をつけた笹竹、吹き流しなどで飾られた満船飾の宝来船(ほうらいせん)が桂川(かつらがわ)を遡(さかのぼ)る新年恒例の裸祭り「ホーランエンヤ」が大分県豊後高田市で開かれた。
(撮影:清原 浩) |
初春や宝来船の大漁旗 |
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おらが春ぬき手で泳ぐ白ふどし
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はつはるや ほうらいせんの だいりょうき |
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おらがはる ぬきてでおよぐ しろふどし |
The New Year,
big catch flags
of the treasure ship. |
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My spring,
swimming overhand
with white T-back loincloth. |
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浦の春餅まく船の櫂の音 |
うらのはる もちまくふねの かいのおと |
Spring beach, paddling sounds
of the ship
scattering rice cakes. |
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宝来船は、関係者を乗せ、午前11時半ころ発航し、12丁櫓(櫂)の人力で桂川の河口に向かった。直ぐに恵比須橋にさしかかったので、マストを倒し、機走に切り替えて橋の下を通過した。船からは、橋の上に向かって紅白の祝い餅が投げ上げられた。 |
祭りに使用される宝来船は、浅いところでも通れるように特別に設計した全長20m、幅5mの平底の木造和船である。市や県の補助を受けて平成13年ころに代替建造されたもので、ホーランエンヤ保存会が管理している。 |
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岸辺でご祝儀を持つ人たちがいると、宝来船はその近くに寄り、裸の漕ぎ手たちが川に飛び込んで取りに行く。祝儀をもらった男たちは、迎えに来たボートで宝来船に帰還する。午後零時45分ころ、宝来船は、御玉橋(おだまばし)下流の豊後高田市役所前のメイン会場に到着。大観衆とともにフィナーレを迎えた。 |
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青島神社裸まいり |
平成19年(2007)1月8日(月)
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宮崎市の青島に鎮座する青島神社で宮崎を代表する新春恒例行事である「裸まいり」が開催された。(撮影:上平 明) |
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正月や日向の灘の初禊 |
しょうがつや ひゅうがのなだの はつみそぎ |
The New Year,
First purification with water
in the rough sea of Hyuga. |
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父と子の白ふんどしや寒禊 |
ちちとこの しろふんどしや かんみそぎ |
Water purification
in the cold season,
white loincloth
of the father and his son. |
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ふんどしの童に辛き寒の垢離 |
ふんどしの わらべにつらき かんのこり |
Purification with water
in the cold season
is too much hard
to the child of loincloth. |
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鐵砲洲寒中水浴 |
平成19年(2007)1月14日(日) |
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白褌の裸形となりて寒の垢離 |
びゃっこんの らぎょうとなりて かんのこり |
Purification ceremony with water
naked with white loincloth
in the cold season. |
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正月14日(日)、東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社(てっぽうず・いなりじんじゃ)で東京の新春の風物詩として知られる第52回寒中水浴大会が開かれた。 |
鐵砲洲白衣白褌寒禊 |
てっぽうず びゃくいびゃっこん かんみそぎ |
Teppouzu,
purification with water
in the cold season
with white kimono
and white loincloth. |
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鹿島神宮大寒禊 |
平成19年(2007)1月20日(土) |
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平成19年(2007)1月20日(土)、茨城県鹿嶋市に鎮座する鹿島神宮(かしまじんぐう)で第21回大寒禊が行われた。 |
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鳥船や白褌一色寒の垢離 |
Torifune the warming up,
all wearing white loincloth
in the purification
in the cold season. |
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寒垢離や御手洗池の行褌 |
かんごりや みたらしいけの ぎょうふどし |
Purification with water
in the cold season,
training loincloth
in the Mitarashi pond. |
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黒石寺蘇民祭 |
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黒石寺 |
岩手県奥州市 |
平成19年(2007)2月24日(土)-2月25日(日) |
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平成19年(2007)2月24日(土)、東京駅で目黒区にお住いの山本啓一さん(69歳)と合流、新幹線を利用し、水沢江刺(みずさわえさし)駅まで2時間、タクシーで15分で岩手県奥州市にある天台宗(てんだいしゅう)妙見山(みょうけんざん)黒石寺(こくせきじ)に行き、途中で全裸の男性が現れる奇祭として知られる蘇民祭(そみんさい)を徹夜で激写し、同年3月黒石寺蘇民祭 として発表した。この作品は、平成22年(2010)7月現在、アクセス18万件を越え、現在も蘇民祭の定番作品として根強い人気を誇っている。 |
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瑠璃壷の親子ふんどし寒の垢離 |
るりつぼの おやこふんどし かんのこり |
Purification with water
in the cold season,
fundoshi loincloths
of father and son
at Ruritsubo river. |
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褌で夜道を巡る七日かな |
ふんどしで よみちをめぐる なのかかな |
The seventh day of the year,
walking the path after dark
with fundoshi loincloth. |
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煙たつ柴燈木の上の七日かな |
けむりたつ ひたきのうえの なのかかな |
The seventh day of the year,
Standing on the smoking piles
of Hitaki lumber
of holy fire. |
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旧正月7日夜半から8日早暁にかけて行われるため、新暦では毎年開催日が変動する黒石寺蘇民祭は、裸の男と炎の奇祭として千年余りの歴史を誇る夜祭りで、東奥の奇祭ともいわれる。 |
初春や柴燈木で浄む薬師堂 |
はつはるや ひたきできよむ やくしどう |
New spring, purifying Yakushi temple
with charred stakes
of Hitaki. |
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素裸で飛び込む渦や裸押し |
Jostling together,
A man dives naked
into the eddy. |
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岡山の「西大寺会陽」と大阪の「四天王寺どやどや」と共に日本三大奇祭の一つに数えられており、古代の祭りの姿を今に伝える貴重な裸祭りとして国より「記録保存すべき無形民俗文化財」の指定を受けている。 |
蘇民祭は冬季積雪の中で行われる裸の夜祭りで、修験道(しゅげんどう)の性格をもった寺のなごりを残している。平成19年(2007)は、2月24日(土)〜25日(日)に開催され、午後10時から翌朝午前7時頃まで、裸参り、柴燈木登(ひたきのぼり)、別当登(べっとうのぼり)、鬼子登(おにごのぼり)、蘇民袋争奪戦の五つの行事が夜を徹して行われた。 |
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江ノ島寒中神輿 |
平成19年(2007)1月21日(日) |
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午前11時から神奈川県藤沢市江ノ島片瀬海岸東浜で第26回江ノ島寒中神輿錬成会が開催された。 |
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初春や新成人の初褌 |
はつはるや しんせいじんの はつふどし |
New spring, new fundoshi loincloth
of newly grown up man. |
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春の海六尺褌一本初神輿 |
はるのうみ ろくしゃくいっぽん はつみこし |
The sea of spring,carrying a portable shrine
with a t-back sash only
for the first time in this year. |
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式典が終わると、待ちかねていた担ぎ手が4基の神輿に取り付き、準備運動もそこそこに海に繰り出し、いつもながらの神輿練りを繰り広げた。この大会では、カラフルな褌姿を見ることができる。神輿は普通神事であるので、白褌が基本であるが、ここでは色柄ものが認められている。 睦会によっては神輿を担ぐのは白褌だけという信念を貫くところもあるが、乗ってはいけない神輿に新成人を乗せる無礼講の神輿であってみれば、カラフルな褌の方が楽しくて良いと思う。 |
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天念寺修正鬼会 |
平成19年(2007年)2月24日(土) |
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大分県豊後高田市(ぶんごたかだし)にある天台宗の長岩屋山(ながいわやさん)天念寺(てんねんじ)で、国東(くにさき)半島の六郷満山(ろくごうまんざん)に伝わる修正鬼会(しゅじょう・おにえ)が開かれた。(撮影:清原 浩) |
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垢離取の行者ふんどし初薬師 |
こりとりの ぎょうじゃふんどし はつやくし |
First Yakushi Ritual of the year,
loincloths of ascetics
for the purification with water. |
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松明の火粉弾ける初薬師 |
First Yakushi Ritual of the year,
the torch bursting sparks. |
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とねり少年角力大会 |
平成19年(2007)8月26日(日) |
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東京都足立区舎人(とねり)に鎮座する諏訪神社で、同じ足立区に所在する境川部屋の協力を得て、地元の子供たちによる奉納相撲大会が開催された。(撮影:K.T.) |
褌をもてきて相撲ふ童かな |
ふんどしを もてきてすもう わらべかな |
Children
wearing homemade loincloth
competing sumo wresting. |
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諏訪大社十五夜相撲 |
長野県諏訪市 諏訪大社上社本宮 |
平成19年(2007)9月16日(日) |
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諏訪市の無形民俗文化財に指定されている「諏訪大社上社十五夜祭奉納相撲」の最大の目玉は、この相撲踊りで、「奥甚句」「名古屋甚句」「胸たたき」の三つで構成される。 |
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円陣の相撲踊や胸叩 |
えんじんの すもうおどりや むねたたき |
Sumo wrestling dance
in a circle,
beating their own chests. |
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若宮八幡裸祭 |
平成19年(2007)11月23日(金)・25日(日) |
撮影:清 原浩 |
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若宮の褌神輿秋の川 |
わかみやの ふんどしみこし あきのかわ |
A river in autumn,
Wakamiya portable
shrine
carried by men of fundoshi sash. |
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秋の潮上り神輿の濡褌 |
あきのしお のぼりみこしの ぬれふどし |
The tide in autumn,
Portable shrine in a return journey
carried by men
of wet fundoshi sash. |
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池ノ上みそぎ祭 |
平成19年(2007)12月8日(土) |
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晴天に恵まれた岐阜市池ノ上町に鎮座する葛懸(かつらがけ)神社で毎年12月第二土曜日に開催される「池ノ上みそぎ祭」が開かれた。 |
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寒みそぎ大人褌子らも締め |
かんみそぎ おとなふんどし こらもしめ |
Winter purification ritual with water,
Children also wearing
fundoshi loincloth
for adalts. |
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岐阜っ子の厄除ふんどし寒の垢離 |
ぎふっこの やくよけふんどし かんのこり |
Winter purification ceremony with water,
Gifu natives
wearing fundoshi loincloth
for exorcism. |
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「池ノ上みそぎ祭」は、白の晒木綿に「池上宮みそぎまつり」と赤く右横書きされた鉢巻と厄除(やくよけ)と赤く書かれた白晒木綿の越中褌のみを締めた裸男(はだかおとこ)たちが赤鉢巻に赤の水褌(すいこん)のみを締めた神男(しんおとこ)を中心に渦を形成しながら練り歩き、葛懸神社のそばを流れる長良川で垢離(こり)を取る。 |
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寒垢離や赤褌の神男 |
かんごりや あかふんどしの しんおとこ |
Winter purification ceremony with water,
Shin Otoko the god man
wearing red fundoshi sash. |
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祭りは、午後3時、7時、10時の三回にわたって行われ、今年は延べ約400人が参加した。 |
寒垢離や気合で浸る長良川 |
かんごりや きあいでつかる ながらがわ |
Winter purification ceremony,
fired up for bathing
in Nagara River. |
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白子海岸初禊 |
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江島若宮八幡神社 |
白子海岸(三重県鈴鹿市) |
平成20年(2008)正月元旦(火) |
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元旦早朝に三重県鈴鹿市の白子(しろこ)海岸に行った。近くに江島若宮八幡神社があり、毎年、年越し参りをし た人々や、初日の出を参拝する人々が夜明け前から大勢砂浜に集まってくる。江島若宮八幡神社の神職や氏子 たちの禊ぎのほか、空手や少年野球チ-ムの団参もあるという。この日も、越中褌と白鉢巻姿の人たちが初日の 出にあわせて海に浸かり、初禊ぎをする光景がみられた。(撮影:市川 清) |
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初日の出海の礼拝白ふどし |
かんれきの あかふんすいよく はつかぐら |
The first sunrise of the year,
worship in the sea
wearing white loincloth. |
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褌の透けて見えをり初日の出 |
ふんどしの すけてみえおり はつひので |
The first sunrise of the year,
their loincloths
look transparent. |
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初日の出海に赤褌躍動す |
はつひので うみにあかふん やくどうす |
The first sunrise of the year,
Energetic guys of red loincloths at sea. |
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鷹栖観音鬼会 |
平成20年(2008)1月4日(金) |
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大分県宇佐市の鷹栖観音寺(たかすかんのんじ)で褌(ふんどし)草鞋(わらじ)姿の男衆が駅館川(やっかんがわ)を渡り、対岸の鷹栖観音堂一帯で「どんど」を焼き、松明(たいまつ)の火の粉をまき散らす火祭り「鷹栖観音鬼会(たかすかんのん・おにえ)」が開催された。(撮影:清原 浩) |
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初春や夜川に栄ゆる褌の白 |
はつはるや よかわにはゆる こんのしろ |
The New Year, white loincloths
noticeable to the night river. |
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どんど焼く褌衆の鬼会かな |
どんどやく ふんどししゅうの おにえかな |
Burning Dondo fire,
exorcism
by the men of loincloths. |
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七日堂裸詣り |
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圓蔵寺福満虚空蔵尊本堂(菊光堂/七日堂) |
福島県河沼郡柳津町 |
平成20年(2008)1月7日(月) |
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平成20年(2008)1月7日(月)午後八時半から福島県河沼郡柳津町(かぬまぐん・やないづまち)圓蔵寺(えんぞうじ)福満虚空蔵尊(ふくまん・こくぞうそん)の本堂・菊光堂(きくこうどう)に於いて、奇祭「七日堂裸詣り(なのかどう・はだかまいり)」が行われた。 |
鰐口に登る裸の七日かな |
わにぐちに のぼるはだかの なのかかな |
Seventh day of the New Year,
naked men climbing
to the wooden drum. |
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午後8時半丁度に一番鐘が打ち鳴らされると、下の道路で待機していた裸男たちが除雪されて滑り止めの籾殻(もみがら)が撒(ま)かれた113段の石段を裸足(はだし)で駆け上がってきた。七日堂にあがる前に手水舎(ちょうずしゃ)で冷水を浴び、身を浄める。手水鉢の柄杓(ひしゃく)などは取り外されている。寒禊をした男たちの身体からは、白い湯気がたちのぼった。 |
初春や白ふんどしの綱のぼり |
Early spring, rope climbing
wearing white fundoshi sash. |
七日堂に入った裸たちは真新しい麻綱(あさづな)を奪い合い、互いに押しあいながら威勢良く鰐口登りを始めた。鰐口は、仏堂正面の軒下につるされている扁円・中空の音響具で、参詣者は、打ち綱(うちづな)を振り動かして打ち鳴らし、堂内を浄めるためのもの。 |
よじ登って行くときや滑り降りるときに、内股、すね、腹などが麻綱で擦れて、細かい擦り傷ができる。それでも元気な裸男たちは、鰐口の下の塞銭箱を踏台に果敢に綱に飛びつき、梁を目指してよじ登っていく。上まで上がるには、かなりの気力体力が要求される。あっという間に、堂内の熱気は最高潮に達した。 |
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鐵砲洲寒中水浴 |
鐵砲洲稲荷神社 |
東京都中央区 平成20年(2008)正月13日(日) |
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還暦の赤褌水浴初神楽 |
かんれきの あかふんすいよく はつかぐら |
Kagura for the New Year,
Cold water ablutions
wearing red loincloth
at sixtieth birth year. |
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昭和22年(1947)丁亥(ひのとい)の年に生まれた筆者は、平成19年(2007)3月6日に満60歳の還暦を迎えた。心身を一新して二巡目の人生を健康で明るく過ごしたいと思い、平成20年(2008)正月13日(日)に東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社で還暦記念の寒中水浴をして、厄払いをした。(撮影:星 宏幸) |
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初春や肌刺す水に身を沈む |
はつはるや はださすみずに みをしずむ |
The New Year,
Sinking myself
into the cold water. |
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日本には、古来より、満60歳の還暦を迎えた人に還暦祝いとして赤い頭巾やチャンチャンコなど赤色の衣服を贈る風習がある。かつては魔除けのために赤子の産着(うぶぎ)に赤色が使われていたため、赤子と同じ赤い装束を身に着けて生まれ変わった気持ちで長寿を全うしてほしいとの願いが込められている。 |
赤い褌(ふんどし)を「あかふん」と呼ぶが、丹後地方などでは42歳の厄年に着物の下に赤褌を締めて神社参りをする風習があり、「赤褌(あかふん)行事」と呼ばれている。 |
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全国的には60歳の還暦祝いに赤褌が贈られ、赤褌を締めて禊をし、厄落としをする風習がある。 高良大社へこかき祭 は、還暦に赤褌で水浴する神事である。私もこの伝統に従い、中川宮司のご高配により、神事の寒中水浴に続いて赤褌を締めて還暦記念水浴を行った。江戸時代から続く伝統の裸祭に参加するという日本人の連帯感を肌身で感じることができ、終わった後は、清々しさを感じた。これをきっかけに、毎年、鐵砲洲稲荷神社で寒中水浴を続けるようになった。 |
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ホーランエンヤ |
平成20年(2008年)1月13日(日) |
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大漁旗や日の丸、五色の紙をつけた笹竹、吹き流しなどで飾られた満船飾の宝来船(ほうらいせん)が桂川(かつらがわ)を遡(さかのぼ)る新年恒例の裸祭り「ホーランエンヤ」が大分県豊後高田市で開かれた。(撮影:清原 浩) |
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櫂捌く漁師褌宝船 |
かいさばく りょうしふんどし たからぶね |
Treasure Ship, paddling
fishermen
wearing fundoshi sash. |
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宝船白ふんどしの初泳 |
たからぶね しろふんどしの はつおよぎ |
Treasure Boat,
first swimming for the year
wearing white fundoshi sash. |
船初ふんどし衆のダイビング |
ふなはじめ ふんどししゅうの だいびんぐ |
First sailing for the year,
men of fundoshi sash
diving. |
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宝光院はだか祭 |
岐阜県大垣市 平成20年(2008)2月3日(日) |
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節分の日、岐阜県大垣市(おおがきし)・宝光院(ほうこういん)(鈴木孝敬住職)において「節分会(せつぶんえ)はだか祭」が開催された。 |
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鬼やらひ湯気たちのぼる褌衆 |
おにやらい ゆげたちのぼる ふどししゅう |
Exorcism
steam rising
from men of loincloth. |
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節分会白ふんどしの川渡 |
せつぶんえ しろふんどしの かわわたり |
A celebration for spring,
river crossing
with white loincloth. |
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栃堀裸押合大祭 |
平成20年(2008)2月9日(土) |
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千の火の雪燈籠の点る駅 |
せんのひの ゆきどうろうの ともるえき |
A station,
lighting
one thousand snow lanterns. |
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平成20年(2008)2月9日(土)、一泊二日の日程で、雪国・新潟県長岡市(旧栃尾市)栃堀(とちぼり)に鎮座する巣守神社(すもり・じんじゃ)において9日夜開催された裸押合大祭が開かれた。 |
遊雪まつり前夜祭の「雪灯りまつり」は、9日午後5時から開始された。丁度日が暮れ始め、薄暗くなってきた薄暮(はくぼ)に撮影できた。 |
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午後7時5分頃、太鼓の合図で裸押合大祭がはじまり、裸男たちは午後8時半頃まで「押(オ)ッセ、押(オ)ッセ」「サンヨ(撒与)、サンヨ」などと大声で掛け声を掛け合いながら、火照(ほて)った身体をぶつけ合い、揉み合いを繰り広げ、巣守神社本殿は熱気に包まれた。 |
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雪の夜白褌の裸押 |
ゆきのよる しろふんどしの はだかおし |
Night and snow,
Jostling together
wearing white loincloth. |
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雪御堂六尺一本撒与札 |
ゆきみどう ろくしゃくいっぽん さんよふだ |
Snow covered shrine,
Rokushaku sashes
and scattering plates. |
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成佛寺修正鬼会 |
平成20年(2008年)2月10日(日)・11日(月) |
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谷川の闇に白褌寒の垢離 |
たにがわの やみにびゃっこん かんのこり |
Cold-water ablutions, white loincloths
in the darkness of mountain stream. |
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タイレシの越中褌寒禊 |
たいれしの えっちゅうふんどし かんみそぎ |
Cold-water ablutions,
Ettyu loincloths
of torch carriers. |
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大分県国東市(くにさきし)国東町成仏(じょうぶつ)に建つ天台宗龍下山(りゅうげさん)成佛寺(じょうぶつじ)で、国東半島の六郷満山(ろくごうまんざん)に伝わる修正鬼会(しゅしょう・おにえ)が開かれた。(撮影:清原 浩) |
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江差・瓶子岩しめ縄飾り |
平成20年(2008)7月5日(土) |
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北海道の江差町で開催された「かもめ島まつり」の一環として行われた厳島神社の「瓶子岩(へいしいわ)のしめ縄飾り」の神事を取材した。 |
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夏の海奇岩の注連張白褌 |
なつのうみ きがんのしめはり しろふどし |
Summer sea, hanging a sacred straw
rope on a strange rock,
wearing white fundoshi sash.
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夏磯辺奇岩に紙垂を褌衆 |
なついそべ きがんにしでを ふどししゅう |
Summer beach, men of loincloth hanging
strips of white paper on the strange rock.
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江ノ島白褌神輿 |
平成20年(2008)7月13日(日) |
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梅雨の合間に、湘南・江ノ島の夏祭りとして知られる江島神社(えのしまじんじゃ)の末社・八坂神社(やさかじんじゃ)で例大祭(江ノ島天王祭)が開かれた。 |
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水褌を締めて神輿の海に入る |
すいこんを しめてみこしの うみにいる |
Wearing swimming fundoshi,
the portable shrine
goes into the sea. |
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海坂に向かふ神輿や白ふどし |
うなさかに むかうみこしや しろふどし |
White fundoshi-loincloths,
the portable
shrine
going to the sea horizon. |
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江ノ島の白褌神輿海の渡御 |
えのしまの びゃっこんみこし うみのとぎょ |
A portable shrine
of white fundoshi-loincloths,
going in the sea off Enoshima. |
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歩行者天国の道路で、消火栓から引いた消防用のホースから勢いよく水が吹き出ていた。海水に浸かった神輿を真水で潮抜きするためである。 |
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大和田の荒神輿 |
平成20年(2008)7月26日(土) |
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埼玉県新座市(にいざし)に鎮座する大和田氷川神社(おおわだ・ひかわじんじゃ)の神幸祭(じんこうさい/しんこうさい)「大和田はだか神輿」(平成14年新座市指定無形民族文化財)を取材した。 |
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大和田の白褌神輿杜社 |
おおわだの びゃっこんみこし もりやしろ |
A village shrine in a grove,
the white fundoshi mikoshi of Ohwada. |
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荒神輿白ふんどしのジャンピング |
あれみこし しろふんどしの じゃんぴんぐ |
The rough mikoshi,
white fundoshi loincloths jumping. |
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盛岡舟っこ流し |
平成20年(2008)8月16日(土) |
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岩手県盛岡市で盆の送り火の行事として知られる北上川の「舟っこ流し」が開催されたので、毎年伝統の赤褌(あかふん)姿で参加している仙北二丁目自治会を密着取材した。 |
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竜頭舟赤褌どもが夏川原 |
りゅうずぶね あかふんどもが なつがわら |
A summer boat
with a dragon-head,
guys of red loincloth
at the river shore. |
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暮れなずむ北上川の祭舟 |
he lingering glow in the evening sky,
ritual boats on the Kitakami river. |
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夏川を紅蓮に染むる流舟 |
The drifting boat
dying the summer river crimson red. |
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火の鳥の如き川舟送り盆 |
Bon festival of the dead,
The river boat like a firebird. |
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武州御嶽山滝行 |
平成20年(2008)9月6日(土)7日(日) |
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東京都青梅市にある標高929mの武州(ぶしゅう)御嶽(御岳)山(みたけさん)山頂に鎮座する武蔵御嶽神社(むさしみたけ・じんじゃ)(宮司:金井國俊 67歳)で修業体験講座が実施された。筆者は、神社のご厚意により密着取材を行い、行者たちと起居をともにして日本の伝統文化溢れる光景を激写することができた。 |
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夏山路神代に生ゆる欅かな |
なつやまじ かみよにおゆる けやきかな |
A mountain path,
the zelkova came up
at the age of the gods.
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森の気を胸一杯に滝修行 |
Waterfall purification,
deep breathing of the forest air. |
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霊気満つ太古の森の滝禊 |
Full of sacred air,
waterfall purification
in the ancient forest. |
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白褌の阿闍梨の気迫滝禊 |
びゃっこんの あじゃりのきはく たきみそぎ |
Ajari priest of white loincloth,
fired up in the waterfall purification.
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滝行の白褌や御師の宿 |
たきぎょうの しろふんどしや おしのやど |
A lodge for pilgrims,
white fundoshi loincloths
for waterfall purification. |
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御嶽山白褌の滝行者 |
みたけさん しろふんどしの たきぎょうじゃ |
Mt. Mitake, an ascetic of the fall
wearing white fundoshi loincloth. |
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若宮八幡裸祭 |
平成20年(2008)11月14日(金)・16日(日) |
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大分県豊後高田市に鎮座する若宮八幡神社の秋季大祭川渡神事(かわたりしんじ)が行われた。永保4年(1084)に荒行の一つとして始められたこの裸祭りは、今年で925年目となる。
(撮影:清原 浩) |
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秋の夜の川渡神輿や濡褌 |
あきのよの かわとみこしや ぬれふどし |
River-crossing of the portable shrine,
the fundoshi loincloths
got wet
at autumn night.
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秋川に下る神輿の白褌 |
あきかわに くだるみこしの しろふどし |
A
portable shrine
going down to the
autumn river,
white the fundoshi sashes.
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秋の川褌與丁の還御かな |
あきのかわ ふんどしよちょうの かんぎょかな |
An autumn river, returning mikoshi
by porters of fundoshi loincloths.
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秋川を渡りし泥の褌かな |
あきかわを わたりしどろの ふどしかな |
The fundoshi sashes got muddy
after crossing the autumn river. |
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